12月6日(日)の午後に今年度初のSITCを開催しました。

SITCは参加者が英語のみで一日を過ごすイベントで、2002年から、英語専修の有志が中心となり、実施しています。いまは年に4回開催しています。

2008年度からは「現代英語」という授業の一環として、英語専修1年生を含む「現代英語」の履修者は5月の回が必修参加となっています。

例年通りであれば今年もゴールデンウィークの最終日に開催される予定でしたが、大学の授業がオンラインになったため、前期に開講予定だった「現代英語」を後期に移し、5月に開催できませんでした。

「現代英語」を後期に移したのは、後期になればコロナ禍が収束しているだろうという予測からでした。4月の段階では、コロナ禍がここまで続くとは思っていませんでした。

後期になってもリモートが続いたので、今年はSITCが開催できないと思い、寂しい気持ちになっていましたが、リモートによる学会や研究会が増えている状況にも勇気づけられ、Zoomでの開催を決めました。手伝ってくれる学部生にすぐに声をかけ、準備が始まりました。

通常のSITCは午前10時ごろから午後5時ごろまでやりますが、Zoomであることを鑑み、今回は午後のみ、約3時間半としました。参加者は20名。内容は、Opening、Icebreaker、Roulette Talk (Dice Talkの代わり)、Discussion、Closingです。

参加者の学生はもちろん自宅からの参加です。ただ、できるだけ周りに人がいない状況を作ってくださいと事前にお願いしました。少しでも英語のみの世界に浸ってもらおうという意図です。

リモートでの開催でしたが、セッション中の参加者の雰囲気は対面のときとあまり変わらないものだったと思います。英語だけですが、笑いもあちこちから聞かれるなど、リラックスした楽しい雰囲気でした。参加者のみんながものすごく前向き&積極的だったのが今回の最大の要因だと思います。

いつもそうなのですが、今回もTAが本当に頑張ってくれました。4人の3年生を中心に2人の2年生、2人の4年生が事前の準備に時間をかけ、当日もスムーズに進めてくれました。スケジュールの立案やグループの作成、担当者の割り振りなどを綿密に行い、また、動画も用意して雰囲気を盛り上げてくれました。TA間の連絡は(私も含む)LINEで行いました(もちろん英語で)。参加者が楽しく、リラックスして参加できるよう、心がけていたので、Closingで参加者から「始めは緊張していたけど楽しかった」「また参加したい」「今度は face to faceで!」という感想が聞かれました。

初めてのZoom開催で私も心配だったのですが、大成功でした。参加者のみなさん、TAのみなさん、お疲れ様でした!

【追加】ちなみに私は大学の研究室にいました。メインのPC、サブのPC、iPad、iPod touch それぞれでログインし(すべて別のID)、ブレイクアウト時には、4つ部屋の様子を一度にモニターすることができました。これは便利で、さっそく翌々日の授業でもこの方法を使い、複数の部屋での活動を見ることができました。