韓国の絵本作家ペク・ヒナさんの絵本。
ひと目見て、なんだろうこの質感は…と釘付けに。絵じゃなさそうな立体感、これはミニチュアを写真に撮ったものかな?そう思ってページをめくると、まあアパートの部屋の中とか、ひとつずつめっちゃ細かく作り上げられてて、動物を擬人化したキャラクターは、たぶん2Dで絵に描いた鉛筆画を切り抜いて配置。これ独特かわいいな~!
ストーリーは、ある暑苦しい晩、暑すぎて月が溶けるのを、アパートに住むおばあちゃんが目撃し、その滴をバケツに貯めて、冷凍庫に冷やしとく…っていう。なんてかわいい発想なの!!
長谷川義史さんの大阪弁訳もかわいいし、っていうか韓国でも月ではうさぎが餅ついてんのかぁ。そういえば昔、どこの国だったか、「ウチでも月にうさぎが住んでるっていう言い伝えあるよ」って言った人…でもあれ韓国人じゃなかった気がするのだが。世界的にそうなの?
にしてもペク・ヒナさんの絵本、超かわいい!で、巻末のプロフィール見たら、「自称人形いたずら作家」だって(笑)。好き!もうこの人の絵本ぜんぶチェックする!
●面白かった絵本(隠居の本棚より)
・『はんなちゃんがめをさましたら』(酒井駒子・著)
・『ちいさなねこ』(石井桃子、横内じょう・著)
・『Professor Crocodile』(Giovanna Zoboli・著, Mariachiara Di Giorgio・イラスト)
・『ぶす』(内田麟太郎、長谷川義史・著)
・『よあけまで』(曹 文軒・著, 和歌山 静子・イラスト)
・『ちいさいおうち』(バージニア・リー・バートン・著)
・『ピーナッちゃんとドーナッちゃん』(つつみあれい・著)
・『ぼくがラーメンたべてるとき』(長谷川義史・著)
・『サンタクロースはおばあさん』(佐野洋子・著)
・『どこいったん』(ジョン・クラッセン・著、長谷川義史・訳)
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