『BTK　最狂殺人鬼の独白』

今週は映画の感想ウィークです。

よろしければお付き合いくださいm(_ _)m

アメリカのシリアルキラーに迫るドキュメンタリーシリーズ。

事件を時系列で振り返りつつ、心理学専門家による殺人犯へのインタビューと分析、あと関係者へのインタビューも。

BTKとは、カンザス州ウィチタで３０年間つかまることなく殺人を続けたシリアルキラー、デニス・レーダー。コードネームは「Bind them, Torture them, Kill them」（縛って拷問して殺す）の略で、ふつうこういうシリアルキラーの呼び名は、メディア発なことが多いけど、この人は自称らしい。中２臭芬々たるネーミングセンス…。

この犯人が長いあいだ捕まらなかったのは、それまでのシリアルキラーのステレオタイプをかなり逸脱していたから。両親との関係は常に良好、フツーに大学に行き、就職し、妻子を持ち、ボーイスカウトを率い、教会では理事をし…という、超がつくほど模範的人間。だから完全に捜査の網から漏れていた。顔もアンパンマンみたいだし（笑）。これは私もわからないと思う…。

でも頭がいいってわけでもないんだよな～。殺人を自分で通報してあとから声紋採取に怯えたり、フロッピーディスクでのやりとりを警察に提案し、「素性がバレないか？」って警察に聞くところとか（←結局これで身元が判明、笑）。大丈夫かこの人？ときどき、残念ながらカリスマ的な魅力がある凶悪犯罪者っているけど、この人は全然。小物感がハンパない。だから逆にすごい不思議…。

殺人狂BTK

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