ベネズエラの作家メナテ・コティンと同じくベネズエラのイラストレーター、ロサナ・ファリアによる絵本。訳は宇野和美さん。

黒地に銀抜きの表紙をみても、タイトルを見ても、一見なんの話だか全然わからない。で、開いてみると…。見開きの左のページに点字と文章が、右のページに絵が!そういうことか!で、点字と絵が立体感のあるインクで印刷してあるので、目を閉じてページをめくって、手で触れて何の絵か想像してみた。うーん、これは…花?目を開くと凧だった。これは…海?目を開くと、草を刈ったあとの芝生。ぜ、全然わからん…(笑)。

そして点字も、わからないながら、さわってみる。「点がここにある」以外、やっぱりなんもわからん。私の指先が鈍感なだけ?だいたい指でさわれば良いのか、手のひら全体でさわれば良いのかもよくわからん。点字読める人すごいな…。

ストーリーはたぶん、盲目のトマスっていう少年が、「色」をどういうふうに認識してるかっていう内容。触覚や嗅覚や味覚で色を覚えているのですね!独特~。他の人に世界がどう見えているのかっていうのはおもしろいので、機会があったらもっと知りたい~!


 


 
●面白かった絵本(隠居の本棚より)
 
 
『ちいさなねこ』(石井桃子、横内じょう・著)
 
『Professor Crocodile』(Giovanna Zoboli・著, Mariachiara Di Giorgio・イラスト)
 
『ぶす』(内田麟太郎、長谷川義史・著)
 
『よあけまで』(曹 文軒・著, 和歌山 静子・イラスト)
 
『ちいさいおうち』(バージニア・リー・バートン・著)
 
 
『ぼくがラーメンたべてるとき』(長谷川義史・著)
 
 
『どこいったん』(ジョン・クラッセン・著、長谷川義史・訳)




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