今週は映画の感想ウィークです。
よろしければお付き合いくださいm(_ _)m
アメリカのシンガーソングライター、リル・ナズ・Xのドキュメンタリー。
まずはじめに言いたい、この翻訳なんとかならないの?サムネからして「アンリキーカウボーイ」ってなんだろう、と思ったら「Unlikely」だし、「Wild ride to fame」を「ワイルド・ライド・トゥ・フェイム」って略すなだし、「not country enough」を「じゅうぶんな国ではない」って直訳するな!←ここは音楽のカントリーの話でしょ!(笑)
これ、翻訳がひどいっていうレベルじゃない。もう気が散るから、途中から、こんなんだったら字幕つけないでくれって思ったもの。アマプラってたまにありませんか?こういうひどい翻訳のドキュメンタリー。
AIで自動翻訳してるならこれからに期待ということにする、だけど誰かにお金を払ってこんな仕事させてるなら、それ私にやらせてくれ!字幕翻訳の経験はないけど、いくらなんでもあれよりは良いものができるから!!
…と、まず翻訳をディスってしまいましたが(いやだけどスルーできないぐらいひどいクオリティなのです…)、リル・ナズ・Xは好きなんですよ。もうこの歳になりますと、MVだけ観てキャーキャー言うのが物足りない…というか、欲が深くなったというか、その人のストーリーも知りたくなっちゃうんです。
アメリカの貧困家庭に生まれ、母親は麻薬中毒、両親は離婚、まるで生まれる前から約束された、ザ・転落人生。ところが!この人だいぶオタクなんですね~。パソコンにのめり込み、ネット上でミーム作成に没頭。やがて音楽と出会ってその才能が爆発、バイラルヒットに。
しかしヒップホップとカントリーを融合したような音楽だったため、白人至上主義のカントリー音楽界から無視され、あげくの果てにカントリー界からもヒップホップ界からも最も嫌われそうなカミングアウトを!!だけどZ世代のミュージシャンはそんなの軽々超えていくよ!ネット上には、彼を支持する人たちがたくさんいるんだから!!さらにウツ病や自殺念慮なども正直に公表し、共感の嵐が巻き起こる。
こうしてLGBTQアイコンにもなっていくわけだけど、ファッションがだんだん過激に…。一人で歩けてないやん(笑)。
2019年のデビューだから、時代としてはまだまだ短いものだけど、これからも長~く楽しみにしてる。そしてビリー・アイリッシュもそうだけど、今の時代、どういう人がウケるのかっていうのが見えるようで面白かった!
ただひとつ残念なのは、本人がこのプロジェクトにあんまり関わってないのでは、ってこと。既存の資料を誰かが勝手にまとめた、という感じで、本人がこのドキュメンタリーのために何か語ってたら、もっと良くなったと思う。でもそんなの、翻訳のひどさに比べたら!(また言う、笑)
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