いつか読もうと思ってた手塚治虫先生の超名作マンガを、ついに読み始めました。

1巻は黎明編、舞台は古代日本、ヒミコとヤマタイ国の時代。火の鳥という伝説の鳥が火山に住んでいて、その生き血を飲めば死なない命が手に入るという。ある人は自分の老いを恐れ、またある人は病臥の肉親を助けるべく火の鳥を探す。

敵が味方に、味方が敵に。交錯しては別れていく主要登場人物たちそれぞれのストーリーを同時進行で追いかける。読んですぐに、これは1人の人間が主人公じゃなくて、すべての人間が共通してもっている何か大きなものが主人公なのであるな、と気づいた。魚豊先生の『チ。』みたいなスケールのでかさ!受け継がれていく「それ」自体が主役なのだよ、と。あ、でも手塚先生のほうがぜんぜん古いか。

個人的には、猿田彦とナギの、敵味方を超えた、若干BLっぽいシーンに萌え。だって、猿田彦のハチにさされまくって腫れた鼻の痛みを鎮めるために、あんなことを…!火の鳥をしとめるために危険な火山にとどまると言い張るナギと口論になって、そんなことを…!あのあと別の場面に転換するけど絶対やることやってんな(;´Д`)ハァハァ。でもこの2人が、結局、一緒になることはないっていうのがまた切ないです。


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