今週は映画の感想ウィークです。

よろしければお付き合いくださいm(_ _)m


ティモシー・シャラメ主演、イタリア・フランス・ブラジル・アメリカ合作(合作しすぎ!)の映画。2017年公開。

舞台は1983年、北イタリアの避暑地。17歳のエリオは、考古学者の父の助手として、アメリカからやってきたオリヴァーに好意を寄せるのだが…という話なんだけど、こりゃもう、いろいろ言わなくても、太陽!森!川!ピアノの旋律!そして美少年!ってことだけで観る価値アリ、でいいんじゃないか。かわいいところを挙げたらキリがない。

シャラメは主人公エリオ(17歳)の役なんだけど、このとき20歳?なのに永遠の美少年感、育ちのいい感じ、英語フランス語イタリア語を難なくこなせる感じ、まだ筋肉がつきすぎてない、ちょっと猫背でおなかもプヨっとしている感じ、新しいシャツを羽織ったときのステップ、ドアがバタンと閉まったときの謎のリアクション、基本的に半裸でも全然いやらしくない感じ、なのにちょっと服を着りゃあオーバーサイズのセーターがめっちゃオシャレ、もう何この人!反則的にかわいすぎる!ずっと観ていたい!

で、この美少年シャラメのひと夏の恋のお相手がアーミー・ハマー演じるオリヴァー。これが現代的、いや永遠の美少年・シャラメと鮮やかな対比をなす、不朽の名作に出てきそうな古くさいイケメンで、よくこんな逸材をキャスティングしましたね!拍手!!

でも80年代なもんだからまだまだ禁断の恋だった時代、お互いの気持ちに気づいても、距離をとろうとしてしまうんですよね~。そんな彼ら、オリヴァーの帰国直前に、ミラノで2人だけの時間を過ごすんだけど、このとき、世間の目から解放されて、ただのアホな2人の少年になっているのが微笑ましい(笑)。

いやでもわかるよ、オリヴァーが自制と警戒を利かせてしまう感じ。たぶん羨望もあったでしょうね。いいなぁ、17歳、たぶん見つかっても「子どもの気の迷い」で許されて、無くすものが何もないんだから、ってなもんで。

最後のパパの励まし、そしてそっとしておいてくれる両親のやさしさがよかったですね。あのやさしさが、時代のせいで叶わなかったすべての恋に、スクリーンを通して伝われ!と思う。



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