『君の名は。』

新海誠監督のアニメ映画。

以前、ゲストハウスのリビングに置いてあったので観ていたら、フランス人が合流して英語でだべりながら観たのでいかんせん物語の中に入っていけなかった記憶が…。

で、今回リベンジで観たら超よくて、さらにもう１回観た。

東京の男子高校生・瀧くんと、飛騨高山の糸森町（架空の街）に住む女子高生・三葉が、何の因果か身体が入れ替わってしまう。でも翌朝になると戻っている…というドタバタコメディが前半。それがしばらく続き、ある日突然入れ替わりが起こらなくなる。何が起こったの？という謎解きが中盤。そして衝撃の事実が発覚し、糸森町が見舞われた運命を変えるための壮大な作戦が後半。もう、２時間あっという間だった！！

むすび、組紐、口かみ酒、カタワレ時、などのキーワードが絶妙に使われてて、監督がこういうところから物語を立ち上げていったのかな～とか想像して楽しかった。空の映像とかすごかったな～。パソコンの小さな画面で観てるのに、目に入りきらん大きなものを見たときのぞわぞわ～っとする感じがよく出てて。そしてなぜ女子力高い男子ってあんなにかわいくて、男子力高い女子ってあんなにカッコイイのかね。あんなのが学校にいたら絶対モテるやん。

結局あの入れ替わりを起こしたのは何者だったんだろう。私は宮水神社の神様だと思いました。１２００年前にも同じ事件が起こっていたこと、世代が変わって誰もあのことを覚えている人がいなくなっても、未来の糸森を守りたいという昔の人々の祈りが、神様になって引き継がれ、宮水家がその使命を背負ったんじゃないか。

いや～それにしても、見終わったあとに外に出て夜空を見たら、この人生のすべての出会いが、本人は覚えていないところで、こんなふうにつながっているのかもしれないと思えてきて、公開当時、映画館で見た人は、映画館を出たときに世界が変わって見えただろうな～。

●おもしろかった映画（隠居と銀幕より）

・piercing 1