1964年制作、ジュリー・アンドリュース主演のミュージカル映画。(舞台はイギリスだけどアメリカ映画なんですねこれ)


時は1910年代のロンドン。バンクスさんちの父親は厳格で保守的な銀行員。母親は女性参政権運動に夢中。子どもたちはほとんどほったらかしで、反抗的な子どもたちに業を煮やしてナニー(子どもたちの教育係)が次々と辞めてしまい困っている。そこへメリー・ポピンズが、文字通り風に乗って、バンクス家へやってくる…。


メリポピ、ミュージカルのなかでも1,2を争うくらい好きな映画です。好きなところはたくさんある。歌も踊りも、アニメと実写の共演も。はじめて観たときは夢中になったなぁ。あとファッションのシルエットが好き(とくに男性)。時代設定は1910年代だけどファッションは60年代なのかな、けっこう細身なんですよね。細身の衣装のほうが、踊るときに身体のラインがよく出て見栄えがするし。あと、子役が絶妙にかわいくないところも好き(笑)。


極めつけは、「Suprecalifragilisticexpealidocious」に代表される、とくに意味はないけどなんとなく楽しいすべてのこと。今日あったことを父親に報告する子どもたち、「そんなことに何の意味があるんだ!」とかいって怒られるんですよね。そう。バンクスさんちの父親は厳格な銀行員。お金と出世が命で、意味のないことが大嫌い。そしてメリポピを問い詰めるが、「説明なんてしませんよ」だって(笑)。サイコーだ。なんでもかんでも意味があると思うなよ。意味のないと思われる、スプーンいっぱいのお砂糖が、ものごとをうまくいかせることもあるのだよ、ふふふ。

 

 




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