70年代、全米を震撼させたシリアルキラー、テッド・バンディの…伝記映画っていうのかなこれ？
というのも、テッドの生い立ちを描くわけでもなく、心の闇に迫るというわけでもなく…。もしテッド・バンディを知らずに見たら、えん罪にかけられた無実の男の脱走劇？って思うかもしれない。
テッドが愛する（と本人は言っている）女性、リズに心惹かれていく心理もすっとばされて、本当はリズをも殺そうとしていたのか、シングルマザーというところに何か思うところがあったのか…何も明らかにされない。
頭脳明晰なテッドは、法廷で公選弁護士をクビにして自分で自分の弁護をし始める。そしてまあ、最終的には有罪で死刑判決になるんだけど、裁判官が「自分を大切にしなさい」というところのテッドのあの表情。いやだから、その表情に至るまでの過程が知りたいんだよ！
というわけで、ザック・エフロンの演技はすごかったけど、内容はちょっと物足りなかったかも…。
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●おもしろかった映画（隠居と銀幕より）
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