自然農を実践されている、川口由一さんの本。


気持ちだけはもうすでに自給自足ライフへ向かい始めたコロナ禍。野菜、じぶんで作りたいけど、なんか一般的な野菜の作り方って、自然の営みのなかで、人間にだけ都合のいいところを無理やり切り取ったみたいで、その他がまったく見えてこないんですよね。でも川口さんのこのやり方は、すごくしっくりくるなぁ。


農薬も農耕器具も肥料も使わない、耕さない。タネも植えない、上からまくだけ。草や虫を敵としない。それで作物ができるのかって、できるんですよ。できるっていうか…、本来自然の営みであるものを、人間が少しだけ整えさせてもらうみたいな。だから、はっきり言って作物ができなくてもいいんですよね。目的は野菜を作ること、というよりもっと大きな流れのなかに人間を位置づけしなおすことっていうか。「基本は何もできなくても、人の役に立てなくてもよいのです。『自分の存在そのもの』が喜びだからです。」この考え方、すごいホッとする。そもそも、毎年きちんと同じ規格のものが同じ量できるっていう状態が不自然なのかも、と思えて。


それから、野菜をどう作るかっていうより、そのやり方に至った歴史とか哲学とか、そういうものに私は興味がある、っていうこともわかった。いろんな自然農の本、読んでみようと思う。


川口さんの農法で、わりとほったらかしでもよくて、私にもできそうなのをメモ。小松菜、アスパラガス、ニラ、ミニトマト、あと冬瓜。


 

 

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