そんなわけで多忙にとりまぎれて、図書館で借りた本を読むのを忘れていました。それがこの本。返さなきゃいけないから、おもしろそうなとこだけ走り読みしたら、ものすげー本だった。

横尾さんは最近、老化も手伝って、言葉が出てこないらしい。もともとは固有名詞がでてこない、ぐらいのど忘れが、普通名詞になって、簡単な漢字も、もう出てこない。それでウケるのが、一番の気持ちは恐れとか不安ではなくて、「よーし、ここらへんで離れてみようかな♪」っていう、なんつーか、死んでいく過程をも遊んでる感じなんですよね。

横尾さんって、「私が私であることへの執着」がないみたい。恐れ多いが、そこすんごい共感する。私は、べつに私じゃなくても、なんでもどうでもいいと、よく思う。

これはぜったいまた借りなきゃ。今回は備忘録的に書いてみた。


言葉を離れる言葉を離れる
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●隠居生活の本出てます