意外に思われるかもしれません。資本主義から半分離脱したような隠居の私が、経済至上主義がパンツ履いたみたいな勝間先生の本を読んでいるというのは。


でも私は、この人はほんとは世の中で言われてるようなカネカネしい人じゃなくて、もっとチャーミングな方なんじゃないかと気になっていたのです。


だって、『断る力』の帯写真を見てください。超おもしろくないですか?しかも、『結局、女はキレイが勝ち』ですよ。タイトルでもう笑っちゃってつい2冊とも読んじゃったじゃないか。


何も年収百万円以下の私が、年収ウン千万(推定)の勝間先生の本を読んではいけないという法はないでしょう。それに、自分とぜんぜん違うタイプの人の頭ん中を覗いてみるのって、意外と楽しいものです。


そこで今回読んだのがコレ!『「有名人になる」ということ』。


一瞬、私のために書いてくれたのか?と勘違いするほど今の私にタイムリーなタイトルです。だって、世に名前が出るということがどういうことなのか、そんなニッチなこと誰も詳しく教えてくれないですよね。


有名人になることのメリットとデメリット、人口に膾炙していくプロセス、見知らぬ人から攻撃されることへの心構え、ブームが終わっても生き残っていく方法などなど、折しもネットで悪評を見つけて落ち込んでいた私には超実践的な内容!


私がとても興味をひかれたのは、「ブームはせいぜい1~2年しか続かない」ということです。それが終わると、「終わコン」=終わったコンテンツになる…。厳しそうですが、私はこれを見て安心しました。いま隠居男子がちょっとキテるという話を聞いたりしますが(そうなのか?)、ブームになっても1~2年でフツーの隠居に戻れるんですね!じゃ、慌てるこたないね。


って、冷静に考えたら私は「終わコン」どころか「はじコン」=「はじまってもいないコンテンツ」ですよね。なんかひとりで勝手にすいません…。


●勝間和代先生の公式HP




・・・・・・・・・・・・・


●拙著『20代で隠居 週休5日の快適生活』発売中です