先日参加したニート祭りを主催してる、認定NPO法人ニュースタート事務局 の久世芽亜里さんの本。


豊富なデータと実地調査とケーススタディで、メディアからは伝わってこない現在の引きこもりの実情が余すところなくよくわかる。読む前に疑問に思ってたことがぜんぶ解決したので(コロナ禍で引きこもりはどうなってるのか、女性の引きこもり状況はどうなのか、引きこもりの歴史などなど)、ニート祭りで事務局に質問しようと思ってたことがきれいになくなった(笑)。


引きこもりと病気・不登校の関係、どんな支援があるのか、それから支援は豊富にあるけどミスマッチが起こると解決までが長期化するなど、落とし穴もふくめて当事者にも参考になることばかりだと思う。


あたりまえだけど引きこもりといっても度合いも状況も人それぞれで、何がゴールになるのか、何が支援になるのかを、その都度考えて実行していくのは時間と根気と労力のいることで、こういうのは末端の現場の人がいちばんすごいんである(と、ジャンルは違うが元・末端の介護職として、現場の人のすごさを力強く主張しておく)。

 

 



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