博雅堂出版から出ている、音楽家シリーズ。


よみやすい伝記と、音源+ナレーション入りのCDがついてて、NHKラジオ深夜便みたいな落ち着いた語りで、ラジオ好きの私にはめっちゃ楽しめた(笑)。


ベートーヴェンは1770年生まれ。ハイドンの弟子になったり、同時代にはモーツァルトも活躍していて、古典派からのロマン派(シューベルト、シューマン、ショパン)への流れもわかりやすい。音楽家豊作の時代!


ベートーヴェンって、聴覚障害は知ってたけど、ほかにも、


・父親の教育虐待(学校に行かせず、部屋に閉じ込めてピアノを練習させていたとか)


・度重なる失恋(「月光」も、「エリーゼのために」も、恋する人に捧げていずれも玉砕)


・フランス革命を率いたナポレオンを応援して「英雄」を作曲もしたけど、これも結局ナポレオンが自分を皇帝とか言い始めたために失望。


などなど、けっこう想いが叶わない不運な男!ベートーヴェンのあの独特の暗さの理由がわかった気がする。


 

 

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●面白かった絵本(隠居の本棚より)
 
 
『ちいさなねこ』(石井桃子、横内じょう・著)
 
『Professor Crocodile』(Giovanna Zoboli・著, Mariachiara Di Giorgio・イラスト)
 
『ぶす』(内田麟太郎、長谷川義史・著)
 
『よあけまで』(曹 文軒・著, 和歌山 静子・イラスト)
 
『ちいさいおうち』(バージニア・リー・バートン・著)
 
 
『ぼくがラーメンたべてるとき』(長谷川義史・著)
 
 
『どこいったん』(ジョン・クラッセン・著、長谷川義史・訳)