台北出身の絵本作家、リン・シャオペイ作、宝迫典子さん訳の絵本。
女の子はおばあちゃんが大好き、そしておばあちゃんのカタカタいうおもちゃ(ミシンのこと)も大好き。おばあちゃんはこのすごいおもちゃで、なんでもつくる。ある日、女の子はおもちゃにさわってみたくなり…。
登場人物の表情が豊かで、色もやさしくてかわいくて、壁の落書きなんかそのまま描き込んであって笑える。
おばあちゃんの大切なミシンが壊れてしまい、女の子はひみつの作戦を立てることにします。それをおおらかに受け入れるおばあちゃんも素敵!おもいやりが一方的でなく、きちんとやりとりがあって、こんな家族っていいなあと思う。
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●面白かった絵本(隠居の本棚より)
・『はんなちゃんがめをさましたら』(酒井駒子・著)
・『ちいさなねこ』(石井桃子、横内じょう・著)
・『Professor Crocodile』(Giovanna Zoboli・著, Mariachiara Di Giorgio・イラスト)
・『ぶす』(内田麟太郎、長谷川義史・著)
・『よあけまで』(曹 文軒・著, 和歌山 静子・イラスト)
・『ちいさいおうち』(バージニア・リー・バートン・著)
・『ピーナッちゃんとドーナッちゃん』(つつみあれい・著)
・『ぼくがラーメンたべてるとき』(長谷川義史・著)
・『サンタクロースはおばあさん』(佐野洋子・著)
・『どこいったん』(ジョン・クラッセン・著、長谷川義史・訳)
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