平庫ワカさんの、これなんとデビュー単行本。


友達マリコの遺骨を奪って、生きてるうちに叶わなかった最初で最後のふたり旅に出るトモヨ。もんのすごいヘビーな話を若さに任せて疾走する。でいて、カラッと笑えるところもたくさん。


マリコの家庭環境も最悪だけど、弱者や被害者だからといってキレイなだけの都合がいい設定にしちゃわないところに、キャラクターに対するほんものの愛を感じます。なんと言っても、マリコがちゃんとめんどくさい!


で、逆に、強者の加害者が血も涙もない冷血人間かといったらそうでもない。そこらへんを、きちんと描けるの信頼がおける!これがデビュー作なんて!!


次作が楽しみな漫画家さん発見です。

 

 

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