カラテカ矢部太郎さんのバカ売れマンガ。


部屋ロケが大家さんにバレてアパートを追い出され、とある一軒家の二階に住むことになった矢部さん。昔ながらの大家さん(89歳)との距離感にとまどいつつ、半共生生活を送るうちに、いつしか大家/住人の関係を超えて、プチ家族のようになっていく…。


登場人物が全員あまりにもカワイイ、愛おしすぎる!お嬢育ちの大家さんの、浮世離れした言動(明太子一つ買いにタクシーで伊勢丹へ行く、思い出話がだいたい戦前、死に対して意外とクールでジョークにもしちゃうetc.)もぶっ飛んでて笑えるし、どんなに泣きそうになっても最後に笑いを持ってくるところなんか、さすがお笑い芸人!


ずっと続いてほしかったけど、大家さん、亡くなられたんですよね…。人生の最期にマンガの登場人物として大輪の花を咲かせたってことで、ずいぶん冥途の土産話ができたんじゃないだろうか。最後に矢部さんに住んでもらって、きっと大家さんは嬉しかったと思う。


 

 


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