Junaidaさんの絵本。独特…。
一見、表紙を見ても何の絵本かわからない。でも、ページをひらくと、「わたしの」「お気に入りのコートの」「ポケットのなかのお城の」……と延々どこまでも続いていく。「の」で言葉と言葉をつないでいったら、どこまでたどりつくの?っていう、自由で果てしない想像力が爆裂する。
私も子供のころ、作文書いてて「の」ってどこまでもつづくなぁ、と思って、でも「このへんでやめないと怒られるかなぁ」とか思ってやめてしまった。ほんとにもったいない。その先を、世界は本来自由であると見せてくれる、そんな絵本でした。
Junaidaさん、一枚ごとの絵のセンスありすぎ!
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●面白かった絵本(隠居の本棚より)
・『はんなちゃんがめをさましたら』(酒井駒子・著)
・『ちいさなねこ』(石井桃子、横内じょう・著)
・『Professor Crocodile』(Giovanna Zoboli・著, Mariachiara Di Giorgio・イラスト)
・『ぶす』(内田麟太郎、長谷川義史・著)
・『よあけまで』(曹 文軒・著, 和歌山 静子・イラスト)
・『ちいさいおうち』(バージニア・リー・バートン・著)
・『ピーナッちゃんとドーナッちゃん』(つつみあれい・著)
・『ぼくがラーメンたべてるとき』(長谷川義史・著)
・『サンタクロースはおばあさん』(佐野洋子・著)
・『どこいったん』(ジョン・クラッセン・著、長谷川義史・訳)
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