水谷緑さんのコミックエッセイ。
母の死をきっかけに、みずから心を病んだことで、精神病に興味を持った水谷さんが、勉強して精神科ナースに。
統合失調症で、毛糸の帽子を絶対に取らない人。境界性人格障害で、リストカットを繰り返す人。認知症で妄想&幻聴にとりつかれた人。
いろんな病状の人がいるけれど、どんな人にも必ず、教科書には載っていないその人だけの理由がある。そこに対する的確なアプローチって本当に人それぞれで、それを淡々とこなしていく水谷さんってかなり有能な人なのでは…。
と思ったら、これは何人もの関係者に取材したものを、フィクションとしてまとめたものらしい。なるほど、これを一人でやってるとしたらちょっと超人的すぎると思ったよ…。
でも想像をこえたハプニングが日常という、こういう世界を覗くのは楽しい。
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