初田宗久さん原作、にしかわたくさん絵の上海移住コミックエッセイ。

アラフォーでブラック企業退社→上海に語学留学→そのまま現地の日本人記者として5年間滞在した初田さん。ブラック企業の話は初めのほんの少しで、あとは現地での体験談です。

「昼は反日、夜は新日」の意味とかめっちゃウケるし、「中国人との人間関係」のくだりは中国ではないが文化の近い台湾で暮らす私にはたいへん勉強になった。

そうそう、中国の人って外面と内面があって、その人によって内外の濃い薄いがあるんだよな〜。メディアがとりあげるのは、外面ばかりだから、たぶん内面に出会うと、まったく印象が変わると思う。

そしてなんつーか、このマンガを読んでると、もちろん現地で働く初田さんも大変だけど、「中国人もラクじゃないよ、まったく」という市井の中国人のホンネが聞こえてきそう。報道されない中国人の内面を垣間見るようでおもしろかった。

 

 

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