たかはしみきさんの、ふたり暮らし〜結婚コミックエッセイ。

一人で生きていける時代に、わざわざ同棲や結婚をする人っていうのは、どういう感情のもとでそうなってるんだろうか?

たかはしさんの場合、家仕事でひきこもりがちで一人暮らしだと外に出ない、誰とも話さない、忙しいときは好きな人と会えないってのがストレスだから。

私、ひとつも当てはまらんな…。私が誰かと暮らすとしたら、便利だから?あと経済的理由かな?そういえば東京のシェアハウスに住んだのも、初期費用が安かったから、だった。

でもたかはしさんのふたり暮らしを読んで、相手に合わせて自分を変えていくときの、輪郭が予想外にくずれていく感じは、面白いかもしれない。

あ、もうひとつ、一人暮らしが長すぎると、融通のきかない、社会的にやっていけない人間になるんではないかという危機感!これがいちばん、私を誰かと暮らすことに向かわせる気がする……。


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●おもしろかった漫画(隠居の本棚より)
 
 
 
『誰でもないところからの眺め』 いがらしみきお・著
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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