何の準備もせずに、リヨンへ出発したアフロ・稲垣えみ子さんの、海外滞在奮闘記。
 
僭越なんだけれどこのスタンスが、私と似ている…と思いました。稲垣さんの旅の目的は、海外でもふだんの自分のまま、「生活する人」として暮らすこと。私が3年かかって台湾でやったことを、稲垣さんはいとも軽やかに、14日間でやってみせたのか…、と驚愕。 

それはきっと、私だったら見過ごしてしまうような、誰かの何気ない言動のむこうにある、本人ももしかしたら気づいてないような微細な心の動きを、逐一すくいとって感じることを、丁寧にやってるからだと思う。それは相手が何人でも。自分がどこに住んでいても。
 
それさえできれば、人生はどこでもドア。いや、人生をどこでもドアにできるのが、自分自身なのだと思う。

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●面白かったエッセイ(隠居の本棚より)