歌川たいじさんのマンガ。

ゲイのパートナーであるツレちゃんが、過労でうつ病に。さらにツレちゃんの母の死、姉の引きこもりなどの問題が次々押し寄せ、ゲイであるから、病院や葬式で家族として認めてもらえない…。

そして自分にできることは何もない、という現実。そんななかでも歌川さんは愛情とユーモアをもって立ち向かい、あきらめない。二人で生きるということは、かくも根気のいることか。

私はひとり大好き、ずーっと一人暮らし、でも二人で生きるのも、もしかしていいのかも!と思えるマンガでした。そんな日がもしも来たら、読み返そうっと。


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●おもしろかった漫画(隠居の本棚より)
 
 
 
『誰でもないところからの眺め』 いがらしみきお・著