赤川次郎さんの長編サスペンス。

佐田家の主人、弘史はある事件の犯人ということにされてしまうが、アリバイの証明のために、家族に隠していることを打ち明けねばならなくなる…。

赤川さんの本、はじめて読みました。やたら古本屋とかで幅とってるイメージしかなかったんだけど、こないだ伊集院光さんのラジオに出られてたのでがぜん気になって。

もう先が気になって、難しい言葉は一切でなくて読みやすくて、登場人物たちはイキイキしていて、ストーリーは楽しくて、でいて、事件は起こるけど最終的に物事は収まるところにキレイに収まるという、ああこの世界は完全にフィクションなのだという安心感!

これを読んでる間は、人はなぜ生きるのかとか、人生の不条理とか考えなくていいんですよ。若い頃は、これじゃ物足りなかったかもしれないが、こういうさらっとした物語も楽しく読めちゃうお年頃。

三毛猫ホームズっていうのが有名シリーズらしい。読んでみようかな。
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