うすっ気味わる面白い吉田知子さんの短編。めちゃ好き。
なぜこの小説を引っ張り出してきたかというと、お盆だからです。表紙カバーは一面に燃える彼岸花。
主人公である「私」の家の前に、ある日突然お花が供えられ始めます。「私」はその犯人をつかまえようとするのだが、、、という話。
日常がひたひたと歪み始めて、おかしいと思うことにも慣れて、やがてそのおかしさに、気がつかないうちに合わせた行動をしてしまう、、、怖い!怖すぎる!!お盆ですね。
ところでこの主人公のオバさんの住んでる家の構図が、何度読んでもサッパリわからない。玄関を出ると西に曲がって生垣沿いに東と南をぐるぐる回って道路に出る、、、?誰かどうなってるのか絵に描いて教えて!


●川端康成賞受賞作のほかの本(隠居の本棚より)