森下えみこさんのコミックエッセイ。

40歳、一人暮らし、フリーランス、腰痛持ち。今までの服が似合わなくなってくるお年頃。

それなのに若い頃と同じように将来の不安は消えない、段取りの悪さも消えない、ついでにほうれい線も消えない、そして生活は面倒くさくて適当になってゆく。

40歳の自分、ぜんぜんすごくない…。それをぬるっと受け入れて生きてゆく。このぬるさ、どこかで…と思ったら、森下さんってば、静岡人なのでした。

うん、私の思う静岡の人ってこんな感じ。向上心とかそんなにない。県庁所在地の静岡駅前でも誰一人いそがない。女装したおっさんが歩いていても(←ほんとに見た)、みかんうまいしー、みたいな。

静岡人のぬるさは40歳を救うと思う。
●おもしろかった漫画(隠居の本棚より)
 
 
 
『誰でもないところからの眺め』 いがらしみきお・著
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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●文庫出ました