ほしよりこさんのマンガ。表題作を含む三編が収録されています。

『僕とポーク』がいちばんよかった!

主人公・イサオ少年は、ごはんをどうしても食べきれずに、ちょっと残してしまいます。すると両親が、「世の中には食べられない子がたくさんいるんだよっ」とキレます。あるときイサオ少年は、ブタが残飯で育つことを知り、自分が残した残飯をブタにあげて育て、恵まれない子たちに食べてもらえばいいじゃん!とひらめき、ブタを盗みに行くのだが、、、。

イサオ少年の止まらない素朴なギモン、大人たちの矛盾、そんな大人になってゆくイサオ、年老いてゆくブタ。

ブタがかわいすぎてイサオ少年がベジタリアンに、とか間違ってもならないところがいい。人間を単純に割り切らない、当てはめないところにほしよりこさんの誠実さを感じましたねぇ。
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●おもしろかった漫画(隠居の本棚より)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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●拙著でてます