九重佑三子さん加入後、

初めての10吋アルバム(63年7月発売)。

 

当時のメンバーは、

ジャケットの前列が九重佑三子(Vo)、

後列左から

増田多夢(Vo)。

石田智(B)、

佐野修(Vo)、

ダニー飯田(スチールギター)、

ジョージ大塚(Dr)、

上野保男(G、Vo)。

 

坂本九さん、石川進さんが

相次いで独立したので、

新メンバーとして

当時16歳の九重佑三子さんが

加入されたのですが、

これが完全に吉と出ました。

 

加入後の初めてのシングル

「シェリー」(63年2月発売)が大ヒット。

 

パラキンは九重さんの加入で、

新たなファンを獲得し、

いままで以上の人気グループとなります。

 

曲目と簡単な解説を。

A面

1.悲しき雨音( シングル「ミスター・ベースマン」B面)

2.ミスター・ベースマン(63年7月発売 シングルA面)

3.シェリー(63年2月発売 シングルA面)

4.ポッカリ歩こう(63年7月発売 シングルA面)

B面

1.ヘイ・ポーラ(シングル「ポッカリ歩こう」B面)

2.レッツ・ゴー・ステディ・アゲン(63年7月発売 シングルA面)

3.悪いのはあなた(フォー・シーズンズの「Ain't That A Shame」のカヴァー)

4.悲しき笑顔(ルウ・クリスティーの「Two Faces Have I」のカヴァー)

 

63年の7月だけで

3枚のシングルを出しているのですから、

その人気ぶりがうかがえますね。

 

そして、B面の3、4曲目が

このアルバムで初収録の曲でした。

 

このアルバム自体は未CD化なのですが、

東芝レコード所属時(60年~66年半ば)

の音源は、各2枚組のセレクションアルバム

『パラキンのヒット・キット・パレード』(93年発売)

『パラダイスキング・レア・コレクション』(96年発売)

と数枚のオムニバスアルバムで、

ほぼ全曲がCD化されているので、

この8曲のうち7曲はCD化されています。

 

ところが、いまに至るまで、

一度もCD化されていない音源のひとつが、

このアルバムにのみ収録されている

「悲しき笑顔」なのです。

 

いつか、パラキンの全音源集が

発売されるときには、

忘れずに収録してほしいですが、

私が生きている間に出るかなあ。。。

 

 *過去記事

九ちゃんとパラキン

九ちゃんとパラキン 第2集

九ちゃんとパラキン 第3集

タムとオサムとキューピー

パラキンのヒット・キット・パレード

 

坂本九 シングルズ

青島だァー~明日があるさ 青島幸男作品集

坂本九 トリビュートアルバム

想い出のウエスタン・カーニバル