「2000年11月25日に、
東京・中野サンプラザで行われた、
「ザ・ヒットパレード」
「日劇ウエスタンカーニバル」を
同時代のシンガーたちで
懐かしむというイベントの、
2枚組実況録音盤。(2001年7月発売)

平尾昌晃のプロデュース
だということもあってか、
上の世代(カントリー&ウエスタン)や
下の世代(グループサウンズ)には
全く声をかけていないらしく、
出演者はほぼ
彼の同世代・同時代の人々に
限定されている。

とはいえ、盟友山下敬二郎をはじめ、
飯田久彦、鈴木やすし、
田辺靖雄、守屋浩、
佐野修、九重佑三子、
弘田三枝子、田代みどり、
森山加代子の11人が、
持ち歌を中心とした懐かしのヒット曲を
実に楽しそうに歌っている。

なかでも、現役を退いて久しい
飯田久彦の「ルイジアナ・ママ」や、
守屋浩の「僕は泣いちっち」などはお勧め。

平尾昌晃も、山下敬二郎との
当時を懐かしむトークがはずみ、
終始楽しそうな雰囲気がよく伝わってくる。

同様のイベントは、
定例化して毎年のように行われているようではあるが、
出演者を同世代に限定しているためか、
メンバーが固定化していってしまい、
大きく取り上げられることも
なくなっていってしまった。(★★★)」(2012.1.10記)

元記事にも書きましたが、
このイベント、何度か行われたのですが、
平尾昌晃さん主催のイベントであったために、
おそらくは平尾さんの方針で、
出演者が同時代の人に限定されています。
 
ただ、そのために、
お客様の前で歌える同時代の歌い手さんが限られてしまい、
顔ぶれがあまり変わることがなかったような気がします。
 
1981年の、「日劇最後のウエスタン・カーニバル」のように、
世代を広げて開催してみたらいいのになと思っているうちに、
開催されなくなってしまい、
平尾さんも亡くなられてしまいました。
 
いいイベントだったのに、
それがとても残念でした。