皆と同じことをしているから、価格競争に巻き込まれるんだよ
そうお客様は言う
確かに、このお客様の業界は繊維業界
とうに中国などの安価な製品に押され、国内では衰退産業の最たる例である
その中で、前年比売上倍増、来年はさらに倍増の計画
当期でそれまでの繰越欠損金を一発で吐き出し、納税に漕ぎつけた
ここは円高にも押され、中国にある協力会社からの輸入は安価で仕入れることが出来た
経営計画と予算実績管理は当然行っているから、この黒字化は予測できたものの超円高は予想できず・・・・
予測よりも利益増であった
既に節税対策を打っていたから、少しは納税が軽減されたものの・・・・・・
どうだろう
繊維業界にいて、この価値の創造である
価格競争には当然さらされていない
円高と言う企業努力に関係がない要素を差し引いても、価値の創造があったことは明らかである
皆と同じことをしていないことは、確かである
価値の創造にひたすら注力し、やっとそれが認められたのである
価値の創造とは、どうすれば達成されるのであろうか
このお客様の商品、決して安くはない・・・・むしろ高い
なのにもかかわらず、これが爆発的に売れるのである
お客様の方から「欲しい」と思わせること
問い合わせをしたくなること
これが価値の創造のゴールである
その方法論と行動論が必要なのだ
私は税理士という職業上、税務に関する相談や申告業務が主である
しかし、果たしてそれだけでお客様は満足であろうか
お客様の業績次第で、周囲との報酬の比較で、値下げを要求されるケースが多い
税理士業務が少なくなったわけでもないのに、値下げの対象の一番手となる
お客様の業績を一番よく知っているのは、税理士だろう!
その窮状を見ていて、協力値下げをしないのか!
・・・・・となる
あそこの会計事務所の報酬は、もっと安い!!
とか、なる
では、会計事務所として、どう価値を創造すれば良いのか・・・・・・
私は、既に会計事務所の領域にはいない
会計事務所の業務をやりつつも、別の分野に最も力を注ぐ
お客様の経営力強化、課題抽出と克服、黒字化
そのサポートがメインである
当然時間を要する
だから私は、通常の会計事務所の報酬より高い
しかし、それを求めるお客様には、安い報酬であると言っていただいている
実際、サポートコンサルタントに喜んでいただいているお客様には
この金額は安すぎる!
と、お褒めの言葉をいただいている
だから、価値そのものを経営者自らが作り上げなければならない
そうしなければ、一時の売上増で終わってしまい、企業価値の創造に繋がらない
流行りものの業績ではなく、しっかり根が張った企業価値創造に注力したい
そのための方法を、これから徐々にここで紹介していきたい