経営者の皆様
なぜ起業したのですか?
私にも理由というか、きっかけがある
きっかけは、この歳になって就職先がなくなったのだ!
そんな消極的な理由?
と言われそうだが、立派な志を持って起業する必要なんてないと思っている
そもそも私の父は、ボルト製造工場の経営者だった
当時弱冠20代の私は、経営のなんたるかなんて大学時代の教養しかなかった
いわゆる経営学とか、数学的な経済学とか
もちろん何らかの形で役には立っていたのかもしれない
でも実務では使えなかったであろう
その工場が倒産した経験があってか、母は私の起業に反対であった
息子にあんな経験はして欲しくないという気持ちだろう
その母の気持ちは尊重したい
でも、私のこの先の可能性の一つである起業という道を閉ざされたくない
そもそもその当時勤め人だった私は、フラストレーションを抱えていた
この先40代、50代、60代・・・・この職場に勤めることに夢が持てないのだ
正直、このままここに勤務して幸せになれる気がしない
楽しく仕事をしている自分をイメージできない
皆はここにずっと勤める気なのだろうか・・・・
ここで皆は幸せになれると思っているのだろうか・・・・
こんなことをいつも思っていた
そこで一念発起したのである
転職か?独立か?
よくあるパターンかもしれない
言うまでもなく、最終的には独立を選んだ
もう就職など出来る歳でもなかったし、今も無理だろう
職業としては、会社経営という最終の道を選択したのだ
独立した直後は、会った人全員に言われるくらい痩せた
やるべき事項が頭の中で一杯だった
早くいろんなことをやらなきゃ!っていう焦りで一杯だった
つまり初めは経営者になってこうなりたい、お客様をこうしたいっていう意識は希薄であったと言っていいだろう
問題は・・・・・その後である
起業して、経営者となって、自立していくためには何が必要なのか
社会貢献であったり、報酬をいただいたり、そこにどんな意味を見出すのか
起業してからが勝負である
そこで経営者としての人格の差が少しづつ開き始める
起業してからどんなことを学ぶか、学ぶべきか
それを常に模索しなければならない
才能を磨くことはもちろん、財務の知識も持たねばならない
人格も磨かねばならない
確固たる信念も持たねばならない
そうして経営は磨かれていくのだ
数年後には、計り知れない位大きな差が生まれる
漠然としていて、どうしたらよいかわからない?
どうしたらよいか分かるためには、自己の棚卸をする必要があろう
今できること
今の自分に足りないもの、これから身につけなければならないもの
これを浮き彫りにする必要がある
その棚卸のためには、一番先に自分が経営をする目的がなきゃいけない
次にその目的を達成するための目標がなければならない
これが出来て始めて自己の棚卸が出来るのである
この作業は経営者としての資質の原理原則であって、成功のためにはなければならない
成功って?
これは、経営者であれば自分自身で考えるもの
そんな原理原則論を持っていることが、経営者としての正しい道だと思う
会社を経営するっていうことは、その原理原則を愚直に貫くということだ
経営者の皆様
きっかけはどうでも良い
起業した後は、まっすぐに原理原則を意識して進んでほしい
私はその原理原則の伝道師になろう