会計事務所は、お客様である経営者たちのパートナーでなければならないと思っている
だから陰で支える立場ではない
また、頭の上から指示をする立場でもない
税務を扱う点では、こうでなければならないという言葉はあるかもしれないが・・・・
しかし経営をいかに健全化するか?という観点に立てば、私は経営者のパートナーである
そのパートナーという立場を生かすためには、スキルも必要となる
ある方はマーケティング等々の戦略的な技術を学ぼうとする
しかし人間として、ある業種で長く携わっている以上、その人の中に答えがある場合が圧倒的に多い
その人が持つ意識下にある答えを導くのが、私がパートナーとして力を発揮する最大の場面である
その答えは、マーケティング的要素もあることは否めない
しかし多くの場合、経営者ご自身の内面に気づかれることが多いのには驚かされる
例えば、店の中を掃除しよう・・・・とか
花を飾ろう・・・・・とか
お客様のカルテを作ろう・・・・・・とか
新規のお客様をどんどん導くための発想ではなかったりするのが、驚きである
ところで、そんな答えを導く問いかけをすると、反応は両極端である
一方は自ら求めてコーチングを受けたがる方
この方は、積極的に私の質問を苦しみながら楽しむ
その後、一見数字とは関係ないこれらの問いかけが、会社の数字を作り上げることに繋がるということに気づく
それもこの答えが、流行りものではない真の企業価値を作り上げるということにも気づく
そして問いかけの後、私の提案からであったり、自らであったりするが、次月までになすべき宿題を毎月作り上げる
その達成の中で、数値に結びつけるヒントを得ている
他方は、帳簿だけやってくれればいいから、この問いかけが邪魔だという方
これは私の理念に会わないから、顧問契約が解除の方向に向かう
私、お客様双方にとって、ストレスがたまってしまうのである
残念に思うが、健登事務所にそのような人は必要ない
よって前者のような経営者のみが、わが事務所をパートナーとして認めてくださっているように思う
そして前者のような経営者が、圧倒的に多いのも事実だ
問いかけ、課題の抽出、解決、また問いかけ・・・・の繰り返しが、2,3ヶ月で成果を生み出すお客様がある
これは非常にうれしい・・・びっくりでもある
本当に見事にその経営者は、「変わる」のである
「社長・・・・変わりましたね」
と、承認の言葉を投げると照れくさそうにされる表情が、とても幸せそうである
ご自身の持っている答えを実践することが、何と楽しいことか
これが、真の意味での「成功」へのロードマップであろう
きっとその後に、お金はついてくる
そういう意識を持てば、立派な経営者の仲間入りであると、そう信じている
それで始めて、数字としての私の未来会計が生き生きとしてくるのだ
良きパートナーであるために、これからずっと私も研鑽しなければならない
そして、私のお客様の全社黒字化を達成すべく、努力し続ける