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はやこま すていしょん!

更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

1982(昭和57)年11月15日のダイヤ改正で上越新幹線が開業し、上越線の特急、急行列車の体系も大きく変化しました。この時に廃止された特急の中に「とき」と「はくたか」もいました。

(「とき」クハ181-107/「はくたか」クハ489-505・上野・1982年)

「とき」は1962(昭和37)年に上野〜新潟間の電車特急として設定されました。上越線初の電車特急であることはもちろんのこと、東海道・山陽本線系統以外で初の電車特急でした。

車両は151系をベースにと歯車比を1:4.21と勾配向けとして、抑速ブレーキを搭載した新形式161系を投入。151系と区別するための赤い鉢巻きが「とき」のアイデンティティとなりました。

(クハ181-45・鉄道博物館・2016年4月15日)

161系は、東海道新幹線開業で余剰となった151系とともに181系に改造されました。この結果主電動機をMT54に換装して出力増強するとともに歯車比を1:3.50に統一。さらに抑速ブレーキを搭載しました。

元151系の田町電車区所属車は雪対策でスノープラウを装着すると同時にミニスカート化。さらに運用範囲を中央東線「あずさ」まで拡大した際に狭小トンネル対策で屋上前照灯とウインカーを撤去して、181系山仕様スタイルが確立しました。

(「とき」クハ181-105・長岡・1980年8月)

一方「はくたか」の前身は1961(昭和36)年10月ダイヤ改正で設定された気動車特急「白鳥」です。「白鳥」は大坂〜青森間の編成と、大阪〜上野間の編成を連結し、直江津で分割併合しました。そして信越本線経由で上野まで運転されました。

1965(昭和40)年10月のダイヤ改正で上野「白鳥」は分離独立して、上野〜金沢間の「はくたか」となりました。

上野「白鳥」、「はくたか」はキハ80系で運行(写真はイメージ)。

(キハ82 100・三笠鉄道文化村・2010年6月2日)

信越本線にはアプト式の碓氷峠区間があったので、この区間ではED42形の助けを借りていました。

(ED42 1・碓氷峠鉄道文化むら・2003年1月12日)

1969(昭和44)年10月のダイヤ改正で「はくたか」は電車化。向日町運転所の481・485系11両編成に置き換わりました。この結果、碓氷峠を通過することができなくなったため、運行ルートを上越線経由に変更しました。

 

「とき」には山陽新幹線開業で余剰となった181系も加わって、最大13往復まで増強されましたが、長年の酷使に豪雪のダメージが蓄積して故障が多発。この結果1974(昭和49)年から耐寒耐雪性能を強化した183系1000番代が投入されました。

(「とき」クハ183-1000・八色〜小出・1981年3月)

183系1000番代の投入の後「とき」は12両編成化。また、181系も食堂車を廃止して12両編成化されました。

 

1978(昭和53)年10月2日のダイヤ改正から「はくたか」の運用を金沢運転所の489系に移管しました。

(「はくたか」クハ489-700・上野・1980年12月)

「はくたか」は信越本線の「白山」と共通運用になるとともに、食堂車なしグリーン車2両連結の12両編成となりました。

このダイヤ改正では「とき」も14往復に増えています。

(「とき」クハ181-107/「はくたか」クハ489-505・上野・1982年)

この体制で「とき」と「はくたか」は上越新幹線の開業を迎えました。

 

1982(昭和57)年11月15日に上越新幹線大宮〜新潟間が開業。「とき」は上越新幹線各駅停車タイプの列車名となりました。

(221・大宮・1983年6月)
一方「はくたか」は廃止。ただし実際は運行ルートを金沢〜新潟間として「北越」に移管すると共に、長岡から上越新幹線と接続して首都圏〜北陸を結びました。この役割は金沢〜長岡間の「かがやき」に発展しています。
 
1994(平成6)年にオール2階建て新幹線E1系Maxが登場。上越新幹線でも2.5往復運行され、うち0.5往復が「Maxとき」でした。
(「Maxとき」E154-4・高崎〜上毛高原・2012年9月2日)
E1系は後に上越新幹線に集結。リニューアル改造を受けて2012(平成24)年9月まで上越新幹線で活躍しました。
 
1997(平成9)年3月22日に北越急行が開業。越後湯沢で上越新幹線に接続し、北越急行経由で北陸を結ぶ特急列車の名称として「はくたか」が復活しました。この結果「とき」と「はくたか」は首都圏対北陸のリレー関係となりました。
(「はくたか」クハ681-2002・くびき〜犀潟・2014年10月26日)
投入された車両は北越急行681系2000番代とJR西日本681系0番代、485系、JR東日本485系3000番代。
(「はくたか」クハ481-3011・越後湯沢・2005年2月11日)
681系については国内最速の160km/h運転を計画していて、当初は最高速度130km/hで運転を開始しました。また、臨時列車にはJR西日本の489系も充当されました。
(「はくたか」クハ489-502・石打・2005年2月11日)
しかし1997(平成9)年10月1日に上越新幹線の列車名が整理され、東京〜新潟間の列車名を「あさひ」に越後湯沢以南を運行する列車の名称を「たにがわ」としました。この結果「とき」の名称は消滅。「とき」と「はくたか」のリレー関係も解消しています。
 
681系「はくたか」は1998(平成10)年12月から最高速度を150km/hに引き上げ、2002(平成14)年3月から160km/h運転を開始しました。同時にJR西日本485系が撤退しました。
 
2002(平成14)年12月2日のダイヤ改正で「あさひ」が「とき」に名称変更されて、「とき」と「はくたか」のリレー関係が復活しました。
「とき」「Maxとき」には200系、E1系、E2系、E4系が充当されていましたが、2004(平成16)年でE2系はいったん撤退しています。
 
2005(平成17)年3月11日から「はくたか」定期列車は全列車160km/h運転対応となり、JR東日本485系3000番代が撤退。その代わりに北越急行683系8000番代が登場しました。
(「はくたか」クロ683-8001・直江津・2013年6月23日)
しばらく「とき」と「はくたか」のリレー関係は続きましたが、その間に「とき」「Max」ときからE1系、200系が引退し、E2系が再び戦列に加わっています。
(「Maxとき」E444-12/「とき」E224-120・新潟・2016年4月29日)
そして2015(平成27)年3月に北陸新幹線の金沢延伸で北越急行経由の「はくたか」は廃止され、代わりに北陸新幹線の「停車タイプの「はくたか」が誕生しました。
(「はくたか」E723-12・熊谷・2016年12月30日)
「とき」「はくたか」のリレー関係は解消されましたが、「はくたか」本来の首都圏対北陸直結の使命が復活して、「とき」と「はくたか」は登場時の関係に戻りました。
こうして振り返ってみると「とき」と「はくたか」の関係って興味深いですね。

E3系のジョイフルトレイン「現美新幹線」と「とれいゆつばさ」が大宮駅15、16番ホームに並びました!

(E322-702/E322-701・大宮・2017年11月13日)

どちらも過去に大宮駅に来たことはありますが、両編成が同じ日に大宮に来たのは初めてのこと。今回は事前応募した人たちが「現美新幹線」と「とれいゆつばさ」の車内見学をするイベントを開催したためにこのシーンが実現しました。

当日は仕事があったのですが、ちょっとでも見てみたくて、仕事の後大宮駅に直行しました。

到着した時間が16時前だったのですが、ちょうどイベントが終了するタイミングで、ホーム上に人がいない状態での撮影ができました。

こうやって並んでいるとインパクトがありますね。

(E322-702/E322-701・大宮・2017年11月13日)

ぜひR編成、L編成、East iと5編成並んだシーンを見てみたいものです(笑

 

横瀬のイベントの後は、尾久車両センターに移動して「ふれあい鉄道フェスティバル」を見てきました。

(EF64 37/EF65 1102/DD51 842/EF81 139・尾久車両センター・2017年11月11日)

尾久車両センターの一般公開は毎年いろいろな車両が来るので飽きることがありません。今年は東北・甲信越エリアの観光車両が集結しました。

まずは小海線の「HIGH RAIL 1375」。

(キハ112-711・尾久車両センター・2017年11月11日)

JR最高地点を走る高原路線小海線の沿線風景の他、夜空を楽しむ列車も設定されています。

 

新潟からは「越のShu*Kura」。

(キハ40 552・尾久車両センター・2017年11月11日)

地酒を楽しむことができる列車です。窓が大きくて眺望も楽しめます。

 

大船渡線の観光列車「Pokémon with YOU トレイン」。

(キハ100-1・尾久車両センター・2017年11月11日)

内外装がピカチュウまみれです!

 

E26系「カシオペア」も展示されていました。

(スロネフE26-1・尾久車両センター・2017年11月11日)

現在はツアー列車に使用されていますが、今後とも頑張ってもらいたいところですね。

 

人気の機関車4両並びはこんな感じ。

(EF81 139/DD51 842/EF65 1102/EF64 37・尾久車両センター・2017年11月11日)

EF64 37には「北陸」と「カシオペア」のヘッドマークを掲出。

(EF64 37・尾久車両センター・2017年11月11日)

(EF64 37・尾久車両センター・2017年11月11日)

個人的には「あけぼの」が良かったな(笑

EF65 1102は「夢空間 北東北」と「エルム」。

(EF65 1102・尾久車両センター・2017年11月11日)

(EF65 1102・尾久車両センター・2017年11月11日)

「エルム」はもう一度見てみたいな。

DD51 842は「はくつる」と「北斗星」。

(DD51 842・尾久車両センター・2017年11月11日)

(DD51 842・尾久車両センター・2017年11月11日)

まぁ無難なところでしょうか。

そしてEF81 139は「ゆうづる」と「夢空間」。

(EF81 139・尾久車両センター・2017年11月11日)

(EF81 139・尾久車両センター・2017年11月11日)

それにしても双頭連結器が物々しいですね。

 

DE10形は2両展示。

(DE10 1571/DE10 1751・尾久車両センター・2017年11月11日)

何気に尾久の主となっていますね。

ターンテーブル上にはEF81 81が鎮座していました。

(EF81 81・尾久車両センター・2017年11月11日)

お召し風装飾はいいものです。

 

24系も展示されていました。

(オハネフ25 14・尾久車両センター・2017年11月11日)

どうやら時間を区切っていろいろなテールマークを出していたようです。

休憩車両は185系と12系。185系は6両+4両の10両編成でした。

(クハ185-316・尾久車両センター・2017年11月11日)

(クハ185-207・尾久車両センター・2017年11月11日)

この編成だと「ムーンライトながら」や「修学旅行」の方が面白かったかも(笑

12系も首都圏ではレアな存在ですね。

(スハフ12 161・尾久車両センター・2017年11月11日)

そこそこ楽しんで尾久を撤収。最後に「カシオペア」編成に連結されているカヤ27形を敷地外から撮影しました。

(カヤ27 501・尾久車両センター・2017年11月11日)

カヤ27形がE26系に連結されている姿は結構貴重なので、最後に見ることができて満足です!

今日は一般公開イベントのはしごをしました。まずは西武の横瀬車両基地で開催された「西武トレインフェスティバル2017 in 横瀬」に行きました。

(E854・横瀬車両基地・2017年11月11日)

横瀬車両基地といえば古典電気機関車ですね。

 

E51形は元国鉄ED12形です。

(E52・横瀬車両基地・2017年11月11日)

1923(大正12)年にスイスから輸入されました(当時は1020形)。1949(昭和24)年に2両全車が西武鉄道に譲渡され、E51は1976(昭和51)年まで、E52は1987(昭和62)年まで活躍しました。E52が横瀬で保存されています。

 

E41形は青梅鉄道1号形、2号形として誕生しました。

(E43・横瀬車両基地・2017年11月11日)

青梅鉄道1号形、2号形は1926(大正15)年〜1929(昭和4)年に4両がイギリスから輸入されました。

後に青梅鉄道1010形となりました。1944(昭和19)年に青梅鉄道が国有化され、国鉄1010形となりました。なお国鉄1010形という形式は2代目となります。

1011号、1012号が1949(昭和24)年に相次いで西武鉄道に譲渡されてE41形E41、E42となりました。1013号、1014号はED36形に形式変更された後、1960(昭和35)年に廃車。西武鉄道E43、E44となりました。

現在はE43が横瀬で保存されています。また、E44はJR貨物に譲渡されました。

 

E71形は国鉄ED10形の姿に復元されて保存されています。

(E71・横瀬車両基地・2017年11月11日)

ED10形は1925(大正14)年にアメリカから輸入されました(当時は1000形)。1959(昭和34)年に1号機が廃車。2号機は1960(昭和35)年に廃車された後西武鉄道に譲渡されてE71形となりました。

 

E61形は元国鉄ED11形です。

(E61・横瀬車両基地・2017年11月11日)

ED11形は1923(大正12)年にアメリカから1010形として輸入されました。つまり初代1010形となります。1928(昭和3)年にED11形に形式変更されました。1号機は1960(昭和35)年に廃車されて西武鉄道に譲渡。E61形となりました。

ちなみに2号機はリニア・鉄道館で保存されています。

 

古典電機とともに西武を象徴するのが私鉄最大の電気機関車E851形です。

(E854・横瀬車両基地・2017年11月11日)

国鉄EF65形とEF81形の設計思想を取り入れて製造されたためE851形という形式が与えられました。前面スタイルはEF65形のイメージを強く残していますが、側面のルーバーと窓配置は独特。また、重連総括制御を備えています。

廃車後E854が保存されています。
今回はラッキーなことに運転台が公開されました。

(E854・横瀬車両基地・2017年11月11日)

椅子のモケットの色を除けば国鉄新型電気機関車の運転台そのもの印象ですね。
 
西武最後の電気機関車だったE31形はミニE851形みたいなデザインが特徴です。

(E31・横瀬車両基地・2017年11月11日)

4両在籍していましたが、廃車後E31が横瀬で保存。残る3両は2010(平成22)年に大井川鐵道に譲渡されました。譲渡後は留置先を転々と変えていましたが、ようやくE34が本線を走行しました。
 
横瀬には貨車も保存されています。
スム201形は鉄側有蓋車。

(スム201・横瀬車両基地・2017年11月11日)

妻面に通風口が設置されています。

ワフ101形はスム101形を改造した緩急車。

(ワフ105・横瀬車両基地・2017年11月11日)

国鉄への直通も可能だったそうです。

 

電気機関車と貨車とともに西武の歴代電車も保存されています。

351系は西武の戦後初の新型車両501系(初代)でした。

(モハ355・横瀬車両基地・2017年11月11日)

1954(昭和29)年〜1956(昭和31)年に製造されたグループは半鋼製車体で、電動車が17m、付随車が20mとなっていました。

半鋼製ながらノーシルノーヘッダーで、前面スタイルは湘南顔ということで当時としてはかなり近代的な姿をしていました。

1957(昭和32)年以降は電動車も20m車体となり、17m車体の初期電動車は1958(昭和33)年以降20mの二代目に機器を譲ってモハ411形に改番。さらに351系モハ351形となりました。

モハ355は多摩湖線で晩年を過ごして1990(平成2)年に引退。501系時代の姿に復元して保存されています。

 

101系は1969(昭和44)年の西武秩父線開業に備えて登場しました。

(クハ1224・横瀬車両基地・2017年11月11日)

初めて黄色い車体カラーを採用。このカラーが西武のトレードマークとなりました。クハ1224は2010(平成22)年に引退後、横瀬で保存されています。
 
同じく西武秩父線開業に合わせて登場した特急車が5000系「レッドアロー号」です。

(クハ5505・横瀬車両基地・2017年11月11日)

「レッドアロー号」の名の通り、クリーム色に赤いラインを配しています。

なお性能は101系と同じで、実は併結することができます。

現在は登場時の前面スタイルに復元されました。

横瀬にはクハ5504のカットボディも保管されています。

(クハ5504・横瀬車両基地・2017年11月11日)

こちらは晩年の電照式愛称板となっています。

 

3000系「銀河鉄道999デザイン電車」は3両がほぞんされています。

(クハ3012・横瀬車両基地・2017年11月11日)

相変わらずメーテルの顔のインパクトがすごいですね。

そしてはこちらは車掌。

(クハ3011・横瀬車両基地・2017年11月11日)

中間車は鉄郎デザインで、2014(平成26)年に引退後横瀬で保存されています。

 

そして引退直後の9000系9106Fの先頭車も展示。

(クハ9106・横瀬車両基地・2017年11月11日)

クハ9106とクハ9006のまでには感謝メッセージがありました。

(クハ9006・横瀬車両基地・2017年11月11日)

さらに運転台の見学もすることができました。

(クハ9006・横瀬車両基地・2017年11月11日)9000系惜別メッセージを書く車両もありました。

(モハ9906・横瀬車両基地・2017年11月11日)

廃車が始まった9000系ですが、今後保存されるのでしょうか? 気になるところです。

最新型の40000系も展示されました。

(クハ40102・横瀬車両基地・2017年11月11日)

3編成目が登場した40000系。今後9000系や2000系を置き換えていくことになりますが、デュアルシート車ではないロングシート仕様車はいつ登場するのでしょうか?

 

電留線には20000系「銀河鉄道999デザイン電車」がいました。

(クハ20058・横瀬車両基地・2017年11月11日)

実は3000系「銀河鉄道999デザイン電車」と本線を挟んで並んでいたのですが、写真を撮り忘れました(笑

今回は運転台見学もできたので大収穫という感じでした。

東急電鉄は大井町線の急行を7両編成化することとして、その第1陣となる6103Fが11月4日から営業運転を開始しているので、見てきました。

(クハ6103・尾山台・2017年11月10日)

前面には7両編成を意味する「7CARS」のステッカーが貼られています。

増結されたのは3号車のデハ6300形です。

(クハ6103・高津・2017年11月10日)

7両編成化に伴って、従来の3〜6号車の形式と車号が変更されています。

(クハ6703・高津・2017年11月10日)

6両編成

クハ6100+デハ6200+サハ6300+デハ6400+デハ6500+クハ6600

7両編成

クハ6100+デハ6200+デハ6300+サハ6400+デハ6500+デハ6600+クハ6700

そのため、車号を張り替えた跡が確認できます。

(クハ6703・二子新地・2017年11月10日)

8月にデハ6301〜6306が甲種輸送されているのですが、車号の振り替えの関係なのか順次7両編成化されるようですね。

幕張車両センター209系2200番代J1編成「B.B.BASE」の試運転を撮影しに房総半島に行ってきました。

(クハ209−2202・江見〜太海・2017年11月9日)

試運転列車は内房線を走るということなので、まずは海を絡めた写真を撮りたいなと思ったのですが、意外と海を絡めることができる場所が少ないんですよね。ということで内房線では定番ポイントの上総湊の鉄橋に出向きました。

ここでは車体側面のデザインと背景の海優先のアングルで撮影。

(クハ209−2202・上総湊〜竹岡・2017年11月9日)

青空に白い車体はいい感じに映えますね。

試運転列車は館山駅で1時間ほどの停車時間があるので、ちょっと編成を見物。

(クハ209−2202・館山・2017年11月9日)

前面には「B.B.BASE」「BOSO BICYCLE BASE」と自転車のロゴが入っています。

(クハ208−2202・館山・2017年11月9日)

側面は白ベース。大きな号車表示とロゴが目立ちます。

1〜3、5、6号車には自転車ラック付の座席を配置しています。

(モハ208−2204・館山・2017年11月9日)

2号車には車椅子スペースもあるようです。

側面デザインは基本的に共通の様です。

(モハ209−2204・館山・2017年11月9日)

フリースペースとなる4号車の側面デザインもほかの車両と同じですが、埋められた窓やドア部分の関係で印象が大きく変わっています。

(モハ208−2203・館山・2017年11月9日)

それにしても号車表示が大きい!

(モハ209−2203・館山・2017年11月9日)

こんな感じの6両編成です。

(クハ209−2202・館山・2017年11月9日)

館山駅を出発する前に離脱して、次の撮影ポイントへ移動。

この時間帯は安房鴨川行きの列車の光線条件が悪いのですが、とりあえず側面に陽が当たるポイントで編成写真を撮影しました。

(クハ209−2202・館山〜九重・2017年11月9日)

この次は折り返し列車かなと思いつつ移動していたら、和田浦駅で先行することができたので、江見〜太海間の定番ポイントでもう一発撮影。

(クハ209−2202・江見〜太海・2017年11月9日)

もうちょっと広角にして海を入れたかったのですが、太陽の光が悪さをするので50mmで無難にまとめました。

さらに太海駅で先行できたので、もう1カット。

(クハ209−2202・太海〜安房鴨川・2017年11月9日)

編成写真的なものは撮影できたので、最後は望遠で攻めてみました。しかし、太陽光が前面を直撃!

(クハ208−2202・館山〜九重・2017年11月9日)

まぁ、これから撮影できるチャンスはあるので、リベンジすることにします!

ともあれ、今回はいろいろな撮影ポイントを巡ることができて良かったかな。

ラッキーなことに尾久でEH500形と「カシオペア」の連結シーンを見ることができました。

(EH500-25・尾久車両センター・2017年11月6日)

所用で赤羽に行った後、次の打ち合わせまで時間があったので尾久駅に立ち寄ってみたところ、EF81 95が上野方から入線してきました。

(EF81 95・尾久・2017年11月6日)

どうやら白岡までの訓練運転の様です。

(EF81 95・尾久・2017年11月6日)

それにしても色褪せている感がありますね。

この後、上り列車で移動を開始しましたが、田端運転所にEH500形がいたので、上野で折り返して再び奥へ移動。

EH500-25とEF81 133が連結されていました。

(EF81 133/EH500-25・田端運転所・2017年11月6日)

この時EH500形は通電状態。EH500形といえば、JR7社合同企画のスペシャルツアーで「カシオペア」を牽引することが発表されています。そのための試運転をするのでしょうか? これは超気になりますね!

ちなみに、手前にE655系の姿も見えますが、こちらも気になります。

 

尾久駅のホームでしばし日向ぼっこしていると、E655系が尾久駅に入線。

(クロE654-101・尾久・2017年11月6日)

この編成にはTRことE655-1が連結されていました。

(E655-1・尾久・2017年11月6日)

さすがに菊の御紋章はありませんが、E655-1が連結されているのは珍しいので得した気分です。

そんなE655系をマジマジと見ていると、先ほどEH500-25と連結していたはずのEF81 133が上野方へ移動していきました。

(EF81 133・尾久車両センター・2017年11月6日)

「なぜこいつがここにいる?」と、思って大宮方に移動すると……EH500-25がいました!

(EH500-25・尾久車両センター・2017年11月6日)

EH500形がこんなところにいるのは前代未聞です。

この後EH500-25は上野方へ移動開始。

これはもしや⁉︎

予想通り「カシオペア」に向かって移動していました。

(EH500-25・尾久車両センター・2017年11月6日)

そして、連結!

(EH500-25・尾久車両センター・2017年11月6日)

よく見ると、上の方にもパンタグラフが見えます。どうやらEF81 133を連結したプッシュプル編成になった様です。

こんなシーンが展開して尾久駅にいた人は軽いパニック(笑
E655系の存在を忘れるほどでした(爆
この後、上野まで試運転するのか?
そんなことを期待しつつ、鶯谷駅に移動しました。結果から言えば打ち合わせ時間のタイムリミットが来てしまったので、ここで終わり。おまけは鶯谷で撮影した185系200番代OM09編成。
(クハ185−215・鶯谷・2017年11月6日)
最後のEXPRESS塗装の編成です。近日中の入場が噂されていますが、今日も元気な姿を見ることができました。
そんなわけで楽しい時間を過ごせました。
 

11月3〜5日に幕張メッセで開催された自転車のイベント「サイクルモード」にJR東日本千葉支社が出展していたので、見に行ってきました。

(幕張メッセ・2017年11月5日)

JR東日本千葉支社は2018(平成30)年1月から運行開始予定のサイクリングトレイン「B.B.BASE(ビービーベース)」のPRをしていました。

 

「B.B.BASE」は「房総バイシクルベース」から命名されたもので、南武線で使用されていた209系2200番代ナハ53編成を改造しました。

(クハ208-2202・幕張車両センター・2017年11月5日)

1〜3号車、5,6号車は座席とサイクルラックを装備しています。

JR東日本千葉支社のプレスリリースより)

4号車はフリースペースの車両となっています。

JR東日本千葉支社のプレスリリースより)

車体も側窓や乗降扉が何箇所か塞がれており、異彩を放っています。

(モハ208-2203・幕張車両センター)
車端部に汚物処理装置がついているので、トイレ設置車のようです。
これを踏まえて「サイクルモード」のブースを覗いてみましょう。自分も輪行サイクリングの経験があるので、興味津々です。

展示されていたのは、サイクルラックを背後に備えたボックスシート。

(幕張メッセ・2017年11月5日)
サイクルラックはこんな感じになっています。

(幕張メッセ・2017年11月5日)

なかなか興味深いです。

自転車の積載方法のデモンストレーションも見ることができました。

(幕張メッセ・2017年11月5日)
まずラックに格納されているガイドフレームを引き起こしますが、ホイールサイズで2パターンあります。

これが24インチ以下用。

(幕張メッセ・2017年11月5日)
26インチ以上ではもう1段引きおきします。

(幕張メッセ・2017年11月5日)

次に自転車のフロントホイールをガイドフレームに載せます。

(幕張メッセ・2017年11月5日)
そしてリヤホイールをラックに収めます。

(幕張メッセ・2017年11月5日)
最後にガイドフレームのベルトで自転車のフレームを固定すればOK。

(幕張メッセ・2017年11月5日)
以上の3段階で固定完了です。

(幕張メッセ・2017年11月5日)
あとは目的地まで快適に移動するという感じ。

(幕張メッセ・2017年11月5日)

これは楽しそう。

なお、12月上旬に展示会を開催するらしいです。

 

 

小湊鐵道で運行されている「里山トロッコ」を、ようやく撮影することができました。

(「里山トロッコ」DB4・〜上総大久保・2017年11月4日)

「里山トロッコ」は上総牛久〜養老渓谷間で運行されている観光トロッコです。見た目はC形タンク式SLが牽引する2軸客車の4両編成となっています。

(「里山トロッコ」DB4・上総牛久〜上総川間・2017年11月4日)

「見た目は」という言葉の通り、機関車のDB4形SLではなくてDLです。つまり蒸気機関車のシルエットを持ったディーゼル機関車というわけです。

車体のモチーフは、かつて小湊鐵道で活躍した1923(大正12)年製のコッペルC形SL4号機。そしてボルボのクリーンディーゼルエンジンを搭載しています。

(「里山トロッコ」DB4・上総牛久〜上総川間・2017年11月4日)

汽笛は倉庫に保管されていた大正時代のものをそのまま搭載し、当時の音色を響かせています。
また、発煙装置を搭載していて煙突から発煙したり、ドレンコックからエアを吹き出させることができます。

(「里山トロッコ」DB4・里見〜飯給・2017年11月4日)
なお、落成時は動輪を連結棒、主連棒や偏心棒などのロッドで繋ぎ、SLのロッドの動きを再現しました。しかし不具合があったため、現在ロッド類は撤去されています。

客車は五井方(写真左)から1号車クハ101+2号車ハテ101+3号車ハテ102+4号車ハフ101で構成されています。塗装は小湊鐵道の標準カラーです。

(「里山トロッコ」DB4・上総久保〜高滝・2017年11月4日)
1、4号車が窓とエアコンがついた普通車、2、3号車が窓なしの展望車です。屋根はUVガラス張り。客席は木製のボックスシートとなっています。
1号車には運転台があり、上り列車では推進運転を行います。

(「里山トロッコ」クハ101・月崎〜上総大久保・2017年11月4日)
前照灯が幕板部についているので、なんとなく小湊鐵道の気動車に雰囲気が似ていますね。
「里山トロッコ」の名の通り田園風景から山間までいろいろな景色をノンビリ楽しむことができるようです。

(「里山トロッコ」DB4・月崎〜上総大久保・2017年11月4日)

スピードがとても遅いので、車で楽々先回りすることができたので、効率よく撮影することができました。次回はぜひ乗車してみたいと思います。

 

 

 


思い立って銚子電鉄を見に行ってきました。

(クハ3501・犬吠〜外川・2017年11月3日)

銚子電鉄に行ったのは2013(平成25)年2月以来、実に4年半ぶりでした。

終点の外川駅に行ったのはいつ以来だろう? 1990年代後半以来だと思います。

(外川駅・2017年11月3日)

雰囲気は全然変わりませんね。

線路の途中に車止めが設置されていて、その先にはデハ801形が留置されています。現在復元工事をしている真っ最中のようです。

(デハ801・外川・2017年11月3日)

当初は11月5日に復元完成の予定だったらしいのですが、台風などの影響で遅れているのだそうです。復元されたらもう一度来てみようかと思います。

 

銚子電鉄の最新形車両が3500形です。

(クハ3501・犬吠〜外川・2017年11月3日)

伊予鉄道700系の譲渡を受け、2016(平成28)年3月26日から営業運転を開始しました。その姿を見て分かる通り、元は京王5000系の一員、5100系です。

 

せっかく銚子まで来たので、ぬれ煎餅のお得パックを買いに仲ノ町駅に向かいました(笑

(デハ2002/デハ1002・仲ノ町・2017年11月3日)

仲ノ町駅には銚子電鉄の本社があり、車庫も併設する拠点駅です。かつてはぬれ煎餅の工場もこの敷地内にありましたが、現在は銚子市小浜町の「ぬれ煎餅駅」に移転しています。

側線に3000形とともに活躍する2000形が待機していました。

(デハ2002・仲ノ町・2017年11月3日)

伊予鉄道700系2編成を譲渡され、2010(平成22)年から営業運転に就いています。この車両は、元々は京王2010系。つまり銚子電鉄の現役電車は全て京王〜伊予鉄を経て入線した車両ばかりということになります。

 

元営団2000形だった1000形のうちデハ1002は仲ノ町車庫で保存されています。

(デハ1002・仲ノ町・2017年11月3日)

デハ1002は晩年に営団丸ノ内線方南町支線カラーとなり、その姿を維持していました。

奥には検査中の2000形第1編成の姿が見えます。ちなみに、第1編成は京王線時代のグリーン塗装となっています。

仲ノ町駅で入場券を購入すると、仲ノ町車庫の見学をする事ができます。以前は年中見学できたのですが、現在は検査業務が休みとなる土休日のみ見学できるとのことでした。

ということで、外川駅側の踏切から仲ノ町車庫へ向かいます。その途中で2000形を撮影。

(クハ2502・仲ノ町・2017年11月3日)

デハ2002の湘南顔とは全く違う、京王5000系みたいな顔をしていますね。もともとこの車両は2010系の中間車で、伊予鉄道に入線後運転台を取りつけ改造しました。

その際に2両編成と3両編成の増解結を便利にするために貫通構造の先頭部としたのですが、その施工を担当したのが京王重機だったからなのか分かりませんが、デザインを京王5000系っぽくしたようです。

さて、車庫に入りましょう。

(仲ノ町車庫・2017年11月3日)

立ち入ることができるエリアは限定されていますが、意外と奥まで入ることができます。

(仲ノ町車庫・2017年11月3日)

歩きやすく整備されていて、休憩所やトイレもあるのがありがたいですね。

車庫には銚子電鉄のアイドル、デキ3形が……。

(デキ3・仲ノ町車庫・2017年11月3日)

整備中のようで、下塗り状態。ポールも降ろされていました。

車庫見学可能日は、車庫側から電車の撮影ができます。

(デハ3001・仲ノ町・2017年11月3日)

クハ2502とクハ3501が並んだので、両車の違いを観察。

(クハ2502/クハ3501・仲ノ町・2017年11月3日)

車体幅が違うほか、車体断面形状の違いとライトまわりの違いがあるほかは、やっぱり似ています。先頭車化改造としては結構手が込んでいる気がします。

銚子は近いようで遠いのでなかなか行く機会がなくて、4〜5年に1回訪れている感じなのですが、次回はそんなに間を空けないで行こうと思います。