小湊鐵道で運行されている「里山トロッコ」を、ようやく撮影することができました。
(「里山トロッコ」DB4・〜上総大久保・2017年11月4日)
「里山トロッコ」は上総牛久〜養老渓谷間で運行されている観光トロッコです。見た目はC形タンク式SLが牽引する2軸客車の4両編成となっています。
(「里山トロッコ」DB4・上総牛久〜上総川間・2017年11月4日)
「見た目は」という言葉の通り、機関車のDB4形SLではなくてDLです。つまり蒸気機関車のシルエットを持ったディーゼル機関車というわけです。
車体のモチーフは、かつて小湊鐵道で活躍した1923(大正12)年製のコッペルC形SL4号機。そしてボルボのクリーンディーゼルエンジンを搭載しています。
(「里山トロッコ」DB4・上総牛久〜上総川間・2017年11月4日)
汽笛は倉庫に保管されていた大正時代のものをそのまま搭載し、当時の音色を響かせています。
また、発煙装置を搭載していて煙突から発煙したり、ドレンコックからエアを吹き出させることができます。
(「里山トロッコ」DB4・里見〜飯給・2017年11月4日)
なお、落成時は動輪を連結棒、主連棒や偏心棒などのロッドで繋ぎ、SLのロッドの動きを再現しました。しかし不具合があったため、現在ロッド類は撤去されています。
客車は五井方(写真左)から1号車クハ101+2号車ハテ101+3号車ハテ102+4号車ハフ101で構成されています。塗装は小湊鐵道の標準カラーです。
(「里山トロッコ」DB4・上総久保〜高滝・2017年11月4日)
1、4号車が窓とエアコンがついた普通車、2、3号車が窓なしの展望車です。屋根はUVガラス張り。客席は木製のボックスシートとなっています。
1号車には運転台があり、上り列車では推進運転を行います。
(「里山トロッコ」クハ101・月崎〜上総大久保・2017年11月4日)
前照灯が幕板部についているので、なんとなく小湊鐵道の気動車に雰囲気が似ていますね。
「里山トロッコ」の名の通り田園風景から山間までいろいろな景色をノンビリ楽しむことができるようです。
(「里山トロッコ」DB4・月崎〜上総大久保・2017年11月4日)
スピードがとても遅いので、車で楽々先回りすることができたので、効率よく撮影することができました。次回はぜひ乗車してみたいと思います。
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