18日(日曜日)は 鎌倉駅西口に建つ レトロなホテル 「Hotel New Kamakura」本館、を訪ねました。
この日はここで、 いつもお世話になっている無持菴さん主催の 「鎌倉の洋館で茶の湯を楽しむ」というお茶の会があったのです。
(手前に駐車場があるので なかなか建屋全体の絵が撮れません^^;)))
↓入口前に設置されていた説明板。(「ホテル ニューカマクラ」は 鎌倉市の「警官重要建築物」に指定されている、んですねー。)
↓入館いたしましょう。
(扉の上の「Välkommen」はWelcomeに相当するスウェーデン語だそうです。)
靴は脱ぐスタイル。/ (上がり框に並んでいたホテルのスリッパを拝借ー)
先ず目に入るのは 正面の階段とその上のシャンデリア。
右の壁側にスワトウの掛けられた椅子_。
↑玄関ホール右手にフロント。(その先の「松」の間_応接室、が 今回の「茶室」です。)
↓そばのキードロップ。
案内があって「松」の間へ。
奥のミニテーブルが点前の席。その前の長テーブルに五人の客が向き合う珍しい形式。(いや 形式~ は 今回は忘れましょうか_)
(↑「中立ち」の時に撮らせて頂いているので テーブルの上にお茶碗がありますが そこはご容赦下さい。)
↓マントルピースの上には 籠に入ったお花。
↑クルクマ、だそうです。
↓天井にはシャンデリア、壁にはランプ調のブラケットライト。
(↑北の壁には大きな鏡が嵌められています。)
_総礼。
(茶会が始まります。とは言っても 決まり事が ある、ようで 曖昧。雰囲気は「わきあいあい」です^^)
「お菓子をどうぞ」。
銘々の前に 半東さんがお菓子を置いて下さいます。
硫酸紙の上に置かれたのは鶴屋吉信さんの「彩夏」。(きんとん製つぶあんで 雨に濡れた紫陽花が表現されています。/食べるアート、ですよねー)
お茶は、(冷水用の顆粒タイプのものではなく) 濃茶用の抹茶で丁寧に点てて下さった冷たいお薄。
(↑私が頂いた 瓢箪の絵柄の平茶碗。↓亭主が頂いたお茶碗はすりガラスに花火の絵が描かれていました。)
↑お湯を使わず 冷水で点てられたお茶ですのに 溶け残りなどない なめらかでマイルドな 美味しいお茶でした。
↓拝見したお茶碗。
(↑これは 亭主が飲んだ後、の 景色。)
↓主茶碗。(「撮らせて頂けますか」とお願いしたら、中立ちの後 半東さんが洗って出して下さったもの_)
涼やかでスワトウともマッチしていますねー。
休憩の後、
二度目の席入り_
この席では中国茶を頂きました。
(↑お菓子も それに合わせ サンザシ、ナッツ、干葡萄~。/ 尚 中国茶の場合は特に菓子を頂く作法のような物はないので 「お好きなタイミングで召し上がって下さいね」との事でした。)
↓中国茶は 種類が豊富。(何と言っても 本家本元、ですものね。)その中で 今回頂いたのは 華やかな工芸茶、です。
丸い 苔玉のような(失礼?) ものをポットに入れ お湯を注ぐと まるで手品のようにお花が開く~。
一杯目は 香りを楽しむ~ のだそうです。/ 色も味もあわいのですが ジャスミンの清らな香りの香るお茶、でした。
(↑補足/ 右の楕円の器は 今回は菓子器として使われていますが、 本来的には「聞香杯(モンコウハイ)」という中国茶独特のお茶の楽しみ方~をする一対の茶器のための茶托、との事。)
二杯目は_
一杯目より濃いめの色_ 味もしっかり伝わってきます。
頂いた後の 茶葉の様子も 鑑賞。
器も拝見します。
↑夏らしい瓢箪の柄。(蔓がアラベスク~ な感じ)
「お道具の拝見」_ 中国茶の場合は~?
茶杓ではなく、茶針(いえ もちろんこれでお茶をすくったりはいたしませんが^^;)
そして 蓋と 蓋置がテーブルの上に並べられました。
和のスタイルで 中国茶を頂く面白さ、ですね^^)
~と、今回は 日頃拝見できない場所での そして「冷たいお抹茶 と 中国茶」という取り合わせの、大変ユニークなお席でした。 又、椅子でしたので膝も楽で、私達のような年寄りには有難く思えました。 _白状すると 暑い日でしたので、クーラーのきいた室内(←茶会ではまずない事)、というのも嬉しかったですね^^;)
会の終わりにこの日も「亭主」をおつとめ下さったK先生が_
お時間ある方は この少し北にある英勝寺をお訪ね下さい_
と 鎌倉唯一の尼寺 をおすすめになりました。 私たちも以前より是非一度 と思っていたお寺ですので、 この後訪ねる事に_。
と その話は改めて。
続きには 茶会の後もたれたホテルの「見学会」の事を綴りましょう。