「百段階段」を見学します。(詳しくは公式HPの 「文化財「百段階段」の歴史と各部屋の紹介」⇒* をお読み下さい。)

因みに今回の企画展は「和のあかり×百段階段2025 ~百鬼繚乱~」というもの。/ どんな感じ、でしょうね?

↑百段階段の始まる階(三階に相当)まで 直通エレベーターで向かいます。
↓でこのエレベーターが又_。/扉の螺鈿細工に「あらー」と言ってたら・・・

扉が開いて もう一度驚かされる、という_。




(↑ぼけぼけ 許されて_)
因みに百段階段はエントランス棟(右下の大きなむくり屋根)とは こんな位置関係になっています。

↑急斜面に まるで登り窯のように七つの宴会場(棟数は四)を建て、階段でつないだ~ んですね?
↓建設当初の全景は こんな感じ だったらしい。

(↑左上の屋根の連なりが「百段階段」とそれに繋がる建屋部分。/エントランスとの位置関係は変わってないみたい?)
↓俯瞰図。

エレベーターの扉が開くとそこは_
異世界でした???




まず 靴を脱ぎます。

ショップ前を通って~

ここから、が「百段階段」。(で今立つのは「旧三号館」になるらしい・・・)

↓あ ここは変わらない!(当たり前か)

記憶にある通りの百段階段です。



ではまず「十畝(ジッポ)の間」へ。

(↑日本画家荒木十畝に因んでこの名がついているんですね?)
↓本来的にはここは十畝の格調高い花鳥画を鑑賞する~部屋なのでしょうが、


今回の企画展でここは「異なる者」という 異形が主人公になっているワールドに~。


(↑↓かものはし氏によるリアルな特殊造形(人ならぬ者ら)が並びます)


でもごめんなさい私的には_

↑「すみません おにーさん、後ろのご婦人の絵を もっとよく見たいのだけど・・・」でした。。。
続いては_


「漁樵(ギョショウ)の間」へ。

ここは雅で煌びやかな壁画や鏝絵 彫刻で埋め尽くされた素晴らしい部屋です。




が正面の床の間の左の柱にはなぜか質素な身なりで釣り竿を持つ「漁師」。

(写っていませんが左の子供は魚をもっています。右の子供が持っているのは玉網?)~

そして右の柱にはこれまた地味ないで立ちで手に斧を持つ「樵(キコリ)」。

「漁礁問答」という 中国の古典的画題、だそうですが_何故それがこの豪華な広間を飾る事になったんでしょうかね? (結婚式の披露宴に使われる事が多かったという場所ですから 昭和の仲人さんはきっとこの問答を織り込みながら 挨拶 をなさったはず。どんなお話をなさったのかな? もしかして 互いをよく知らぬまま夫婦となった当時の新郎新婦へ「かの漁礁のように まずよく会話せよ」 とか 「それぞれ分をわきまえよ」 とか?)/ 参考までに 奥田連峯堂さんの古用語「漁樵問答」解説頁⇒*
↓解説。

_しかし今回この部屋は 企画展の「顔」に選ばれた 迫力ある作品の展示室 にもなっておりました。


(↑青森のねぶた師 北村春一さんの作品「雷霆(ライテイ=菅原道真)ノ怒」)

(↑窓ガラスに映る室内の展示物と見学者_)
又階段を上がりー


↓「草丘(ソウキュウ)の間」に入ります。

そこは_(企画展の)「鬼の住処」でした。





いや ここの面白さは静止画ではわかって頂けないだろうなー。
↓携帯で撮った動画でも どこまで伝えられるか・・・。
ちょっと『鬼滅の刃』の無限城のような雰囲気~ とでもいうか 鏡の効果で空間が「多重」な感じに見えて 面白かった。
~のですが、 元々の「草丘の間」がどんなお部屋だったのかは全くわかりませんでしたよ・・・。(部屋の名は 日本画家-礒部草丘の名に因む~ との事ですが。)
次の間へ_。


↓「静水の間」。

(↓この部屋を担当した橋本静水の名を冠した間、ですが 実際は「全部で5人の画家が携わっています」との事_))

ここには 楽し気な「百鬼夜行」真っ最中(?)の皆さんが~。



ここは 元の部屋の雰囲気も(そこそこ)わかりました。



あ、この部屋の展示物では この「影」絵、がユニークで面白かったですね。

↑床の間に映る火炎を纏う骸骨の武者の「正体」が ↓その下に置かれたワイヤーアート なんです~。(ワイヤーは壁と同じ色の物が使われているところが ミソ)

でも 心に残ったのは「次の間」の天井の この目出度い鶴の扇かな。

その次の部屋 「星光の間」(←この部屋を担当した画家 板倉星光の名に因む)は_

大江山の鬼「酒呑童子(シュテンドウジ)」がテーマになっていました。


最初 「どういう場面?」 と思ったのですがー



ああ、奥で 肘に顎を乗せてくつろいだポーズをしているのが酒呑童子だ、と(やっと)気づきました。

~という事は そのバックに描かれているのは源の頼光とその配下の四天王。座敷に並ぶ後ろ向きの女性達は 都からさらわれた姫達、ね?
始め絵や人形にばかり目が行っていましたが_ 目が慣れると(?)他の展示物「枯吹盆栽」「造花」「絵付け蝋燭」なども面白く思えるように_。



↓元々の「星光の間」の説明板。

(↑へー この部屋は 百段階段の七室の中で一番天井が低い、のですって。/ 気づきませんでしたー)
又階段を上がります。

次の間は「桃源郷」というテーマで空間デザインがなされているらしいー。

向かう部屋は「清方の間」。(あの鏑木清隆が担当した部屋だそう。 清隆というと清らで儚げな美人画の大家ですが 建屋の設え~などの監修もなさってたんですね?)


あらあら これまでの「納涼~」な雰囲気のお部屋と異なり ここの展示物は はんなり~ してますね。



(↑箱一杯のつまみ細工の花、可愛らしい~)






さ、次の部屋へ移動しましょう。


次が最後の部屋になります。


↑_とここで 階段の上の「99」の数字に気づきました。え? 百段階段って 百段じゃなかったの? (所説ありますが、百という完璧過ぎる数は かえって好ましくない~ とか 奇数並び「重陽」の方が縁起が良い~ とかで~ らしいですね?)
ともあれ「頂上の間」に入ります。

ここの展示コンセプトは「現世の平穏」ですって。



部屋に入ると 頭上を 眼前を ペーパークラフトの鯉が泳いでいました。






そして北東(かな?)の窓には どこかひょうげた顔の金魚が ずらずらり。



↓角には風鈴が吊るされていました。


もしやと思ったらやっぱり。小田原の「柏木鋳物研究所」さんの砂張風鈴でした。(本当にイイ音!)
やー 素晴らしい建屋と楽しい展示でした。

_おしまい。
<余談>
以前見学した時は_
確か最初の階段を上がった先でしたか
花嫁さん御用達の「広~いお手洗い」(←内掛けなど着たまま入れるように、) も見せて貰えたのですが、今回そちらは「締め切り」でした。(ちょっと残念でした)
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この後は_
雅叙園名物(?)の
「一億円のトイレ」

(↑中も素晴らしい~のだけど とりあえず入口 まで、に。)
を拝借し~
「ドレメ通り」をてくてく歩いて 恵比寿を目指しました。(もちろんメアテはビール!)