ホテル・ニューカマクラ 館内見学 | (又)おだわらぐらし はじめました

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 背広を脱いだ夫と 結婚以来ずっと専業主婦の私との
「新しい日常」を綴って参ります

(つづき_)

今回は お茶会の後 ホテル・ニューカマクラ(←公式HPにリンク)の方が館内をご案内下さる~ のも楽しみに 伺っておりますよ。

と、、、
まずは ざっとホテルの歴史、から。

↑「ホテル ニューカマクラは、大正13年(1924)に建てられたもので、木製の上げ下げ窓が整然と並ぶ外観が特徴の建物です。内部も当初の意匠を良く残しており、戦前のホテル建築として大変貴重な存在です。震災前この地には、文人たちがしばしば滞在した料亭・貸別荘(平野屋/←京都の料亭「平野屋」の東京支店の その又支店)があったと伝えられており、岡本かの子の小説『鶴は病みき』(←作中の「ホテルH屋」が「平野屋」。麻川荘之介は芥川竜之介の事。他にも 谷崎潤一郎や 『痴人の愛』のナオミのモデル 石川せい子など 幾人も当時の有名人が登場して面白い_)にも綴られています。」

↑申し訳なくも 上の文だけでは今一つホテル建屋の事がよくわからないので 宿の公式HPから写させて頂くと_「戦前 「山縣ホテル」という名で鎌倉でも有数のホテルとして営業されていました。」だそうです。(尚、この時のオーナーは 俳優 山形勲のお母様、だったそう。)
更に 後でホテルの方から伺ったところによると、「戦後は米軍に接収され~ その後 一時は産院(沢井産婦人科)となっていたそうで、  石原裕次郎さんがお生まれになったのもここ と聞いています」との事。(へーっ)

そして 1970年代半ばに建屋は「ホテル・ニューカマクラ」に。(創業が何年か ちょっとググったけれど 見つけられずにいます_) その時点としては一種クラシックな「バストイレ共有」の「素泊まりホテル」として開業されます。 2001年にすぐ隣に各室バストイレ付の「新館」が建てられていますが、 やはり「素泊まりホテル」だそうです。(好立地なのに なんだかもったいない?)

尚、道をはさんだ向かいには「カマクラ ホテル」があるのですがー・・・

・・・ 関係ない、そうです^^;)))
更に カマクラ-ホテルと ホテル-ニューカマクラの間の道脇に「にゅーカマクラハウス素泊まり受付」という看板。

↑んー、「ニューカマクラハウス」と「ホテル-ニューカマクラ」は 関係あるの? ないの?
(ネットには ニューカマクラハウス は今の「ホテル-ニューカマクラ新館」と言う話も載るのですが 裏がとれません・・・↓)



では改めて ホテル-ニューカマクラの見学会の話を綴ります。

(↑駐車場の奥 正面が「本館」、右が「新館」。今回見せて頂いたのは お茶会のあった本館 の方、です。)
↓入口をー

入ったところ↓。

↓左手に靴箱。(右に立つのは ご案内下さった ホテルの方。)

↓靴箱の上にはー

↓ここが平野屋だった頃~の 芝の庭に面した藤棚つきの貸間にいる 芥川龍之介の写真が掛かっていました。

(岡本かの子が『鶴は病みき』で”支那更紗”と書いた 中国風の染柄の浴衣をお召しです。因みに 芥川さんは 亡くなった時もこの浴衣を着ていたそうです・・・)

さて、一階玄関に一番近いお部屋「御成」は・・・

この日は 撮影に使われており 見学できませんでした_。(一番人気の部屋だそうですのに・・・ 残念。)

その隣ー

「西御門」。

ここは 拝見できました。





続いて、二階へ。




(↑このステンドグラスの付いたコーナーは洗面所。その奥にはお手洗い・・・)

こちら「北紀行」は二階の 目玉 的お部屋。

なんでも 12チャンの『TVチャンピオン』の「リフォーム王選手権」決勝戦の回で 優勝したお部屋、だそう。


(↑ムーン ベッドが写ってませんでした・・・)

その隣の部屋「さくら」。


こちらは「雪の下」。



↓廊下を挟んで西側には和室が並んでいました。
ここは北の「天空」。


琉球畳の部屋「はいから通」は「テレチャ」で2位になった部屋ー。


和室 「笹目」はー


(↑川和千鶴さんによって描かれた にゃんぎょひめ の壁画つき!)

~と、こんな感じで とにかく各部屋テイストが全く違って面白い。(逆にいうと、予約する時は 下調べが必要 かもー)

(↑廊下の南の端_)
(↓廊下の北の端を見たところー)


↑ここを下りると 松の間の方へ出ます。

引き返してます。


1F玄関ホールから 松の間の裏、の方へ。

お風呂場が二つ、並んでいました。


(↑上の方でも打ちましたが、ホテル-ニューカマクラさんの本館では バス・トイレは共有 だそうです。)

先程お茶を頂いた松の間を 廊下側から見たところ_。

玄関ホールに戻ってきました。


(↑あ、これは「鏡」です、念のため^^)

↓「御成」のお部屋の前に『おと な  り』という2009年の映画のポスター。

↑パっと見 そうとはわからないのですが よっく見ると ホテル-ニューカマクラの玄関ですねー。(ロケでも使われたそうです。へー)

あー おもしろかったー。

ありがとうございました。




<ちょっとおまけ>
こちらは、2001年に 本館北東に 本館と似たテイストで建てられた「ホテル-ニューカマクラ新館」。


新館の方は 各部屋にバストイレがついているそうで 現代人にも利用しやすい~ と聞きました。/鎌倉駅至近で門限なし 雰囲気良し そしてお値段リーズナブルな素泊まり専用宿。_いつか利用してみたいなー。

<もういっちょ>
ゲイト横の塀に 大きな「看板」がありました。

地域のパブリックアートかなー と思ったら ホテル-ニューカマクラの依頼で「はなてる」さん というアーチストさんが描かれたもの、との事。
↓はなてるさんのHP。
http://hanateru.sblo.jp/article/181628249.html
タイトルも「 イッテラッシャ~イ、オカエリナサイ♪ 」 とわかりました^^) 覚えましょう。