こんにちは、工学部1年の栗田初です


 ボート部に入って約9ヶ月が過ぎ、やっとボートのことが分かってきたような気がします。

今回はこれまでの部活動の振り返り、日焼け止めについて、新潟に来て驚いたことの3点について話をしていきたいと思います。


 ボートを始め、最初から今までただその日に課された課題に必死にしがみつく毎日が続いています。当初の自分を振り返り、忍耐力や体力がついたと感じることが増えました。冬トレでの60分UTや、ハイレート、ランニングなど何回ももう立ち止まりたいと考えました。しかし、自分を奮い立たせ成し遂げたことで、自分の弱さに打ち勝ち自信や達成感を味わうことが出来ています。また、体力面でも家から工学部棟までの全速疾走が春は50mくらい走ったところで息が上がり歩いてしまっていたのですが、今では歩くことなく全力で駆け抜けることが出来ています。まさか登校の際に日々何のためにやっているのだろうと感じた練習が役に立つとは思っていませんでした。自分が想像できないことが将来意外なところで役に立つ時がくるのかもしれないです。何事も無駄だと思わず、とりあえずやってみよう精神で取り組んでいきたいです。


 次に日焼け止めについてお話しまます。ボート部に入るまで長時間外にいる時や、外で運動する時のみANESSAを使っていました。ボートは屋外競技なので部活ではANESSAが必須です。どんなに辛い時でも私の傍にはANESSAがいました。今では「ANESSAの匂い=ボート」になっています。良いのか悪いのか分かりませんが、そのうちANESSAが良い思い出の匂いになるように日々頑張りたいです。


 最後に新潟に来て驚いたことです。以前は風の強さや万代の都会さなどを挙げましたが、およそ10ヶ月過ごしてきた今の驚きは、思っていたより雪が降らないことと、風が強すぎて雪が降っていないのに、体感温度が異常なほど低く感じることです。友達から聞いたところ佐渡があるから新潟市は雪が降りにくいのですね。たまに佐渡は頑張らないで、新潟市頑張って雪降ってくれ!と願うことがありますが、車の方や雪かきを考えると佐渡様々です。ありがとうございます。


 受験シーズンで今頑張っている方々沢山おられると思います。勉強で大変な毎日だと思いますが、春に新潟の広い空の下でわくわくした新生活が始まることを想像しながら、無理せず、最後まで頑張ってください!!!

 まだまだ課題だらけですが、4月の自分よりは確実に前に進めていると思います。これからも一つ一つできることを増やし、部活後には正門にあるイルミネーションに癒されながら少しずつ成長していきたいです。私の成長乞うご期待!!!ご解読いただきありがとうございました!

お世話になっております。1年漕手の五十嵐晴紀です。最近は非常に気温が低く、布団からなかなか出れない日々が続いていますが、みなさんどうお過ごしでしょうか。

何を綴ろうかと考えてみたのですが、春に1年生最初のブログを更新してからボート部の方でいろんなことがあったので、それらを振り返ってみようと思います。

大学でボートという競技に出会い、春夏と水上を漕ぐ楽しさを味わいながら乗艇練習に取り組んでいました。受験期で白くなった肌が真っ黒になってきて、日焼け止めを塗ろうと決意したのですが、もう手遅れだと気づいた頃に、初めての大会である新人戦に出場しました。私は当初ダブルスカルで出場する予定でしたが、怪我による欠員が出たため対抗の男子舵手つきフォアに出場しました。フォアに乗ると決まり、最初の練習では、どうやって漕げば良いかも忘れており、ぎこちないフォームで大分同じクルーのメンバーにに迷惑をかけました。ですがひたすらクルーにくらいついて行った結果、練習を重ねるごとに高いレートについていけるようになり、大会までに不恰好なフォームではありますが、戦えるレベルまで持っていくことができました。大会では敗者復活戦で勝つことができましたが、C決勝では腹を切ってしまい、そのまま追いつくことができずに負けてしまいました。初めての大会は先頭でゴールするボート競技の楽しさを味わうと同時に、苦い経験もすることができました。やはりボートはキツく地道な練習をひたすら繰り返す分、出場者達はレースにかける思いは非常に熱いものがあるんだと感じました。

新人戦が終わり、冬練が始まりました。60分UTを毎週行うのはなかなかハードですが、冬が明けた後に一皮むけた自分の姿を目指して取り組んでます。あと、結構冬も日焼けするもんですね、冬なら焼けないかと思って日焼け止めを塗らないでいたら顔がヒリヒリしました。

そんなこんなでこれから始まっていくシーズンに向け、奮闘中であります。2026年もどうか応援よろしくお願いします。

日焼け止めを塗り忘れないのが2026の裏テーマです。

お世話になっております

2年高橋です。

 

遅くなりましたが...

明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いします。

 

今回のブログのテーマは、

『秘密』は風味を超えてスパイスとなる

です。

みなさんにはどんな「秘密」がありますか?

 

さて、冬トレも残すところあと僅かとなりました。

みなさん調子はいかがでしょうか?

私は、年末年始に成人式と楽しいイベントが続き、それが終わった今、

次の楽しみがなくなり、落胆とともにモチベーションがだだ下がりです😢

 

モチベーションの維持は非常に大切です。

その一方で大変繊細であると私は思います。

一瞬の出来事で上がったり下がったりしてしまうからです。

特に冬トレの時期は、下がってしまって当然です。

 

先が見えない中で永遠と苦しい練習をする。

日によってタイムが全然違う。

他の人と比べて自分は成長できていないのではないかと不安になる。

ふと、今何をしているのか我に返る。

などなど考えてしまうことは沢山あります。

 

当然、私もしょっちゅうこんなことを考えてばかりいます。

が、それでもやります。やり通します。やりきります。

なぜなら、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・だからです。

 

どんな理由でもいいのです。

他人に理解される必要もなければ、理解を得ようとしなくてもいいんです。

自分だけ、知ってほしい人にだけに分かればそれでいいんです。

それが「秘密」なんです。

 

「秘密」にはどんな魅力があるでしょうか。

自分だけの「秘密」

→恥ずかしいもの。自分を奮い立たせるもの。自分が自分でいられるもの

・他人と共有している「秘密」

→隠し事。もしかしたらばらされるかもしれないという恐怖感。自分と他人を結び付ける特別な何か。

 

他にもっと沢山あるでしょう。

「秘密」には神秘的な何かがあるのでしょうか。

気になって仕方がない。なぜか惹きつけられてしまう。

 

「秘密」は人生を彩る反面、地獄へと突き落とすものでもあります。

だから面白いんです。楽しいんです。不安なんです。恐怖なんです。

 

今の時期、何かと悩んでいる人がいるかと思います。

その心の内をすべて打ち明かして心を整理する・空っぽにすることも必要です

が、深い内にある「秘密」が自分を守るもの・支えるものになるのかもしれません。

 

つまりは、自分だけの「軸」、「核」を持ってほしいということです。

 

『秘密』谷崎潤一郎

 男女の仲に飽き飽きとした男は、ある夜に美しい女物の着物を目にし、それを購入する。

ばっちりと化粧をし、あの着物を着て夜の街を歩きます。夜の街は暗く、通り過ぎる人々は自分が男である

ということに気づくはずもなく、男はあたかも自分が女になったかのような気でいる。

 ある場所で、昔、関係があったある女性とばったり遭遇。彼女は直ぐに男に気づきます。男は昔の姿とは異なり

美しくなった彼女に勝ちたいと思い、再度交際を求めます。その後、何度か女の家へ赴きますが、彼女は家を知られたくないため、毎回、主人公に目隠しをさせます。

 或る時、少しだけ外していいと言われ、目隠しを外した主人公はある店の住所を確認しようとしますが、すぐにまた目隠しをされてしまいます。

 ある朝、ある店の近くを訪れた男は、2階の家から下を覗く女を目にします。そう、女はある家の未亡人だったのです。

「凡べての謎は解かれて了った。私はそれきりその女を捨てた。」
(青空文庫より一部抜粋)

 

これがとてもざっくりとしたあらすじです。

なぜ、男は女を捨てたのでしょうか。

この著書の伝えたいことはなんでしょうか。

それは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 

では、次回の「冬トレ奮闘記ー其の3ー」でお会いしましょう。

2年 副将高橋

お世話になっております。
3年の荒木田です。


書くことを思いついてしまったので、連続での投稿になります💦

今日は “新潟町”についてお話したいと思います。


今回このテーマでお話しするのには、ちょっとした理由があります。
簡潔に言うと、皆さん、特に若い学生の皆さんにもっと新潟を知ってほしいと思うからです。
そして、是非興味を持ってもらいたいと思うからです。


《新潟町とは??》

さて、早速ですが、新潟町とはどのエリアを指すのでしょうか?

現在、新潟駅の改修工事も進んでいますが、万代・新潟駅周辺エリアが新潟の最も繁栄している地区だと思います。
もちろん、皆さんも訪れたことがあるでしょう。

ただ、ここは新潟町ではありません。
実は、かつての新潟の町の中心は、万代エリアから見ると信濃川を挟んで反対側の新潟島の方でした。
新潟町は現在の新潟島の特に東側(古町や本町などがある方)を指すことが多いようです。
最近漕いでいる「萬代橋-昭和大橋間」のすぐ近くであることが分かりますね。


我々の親の世代くらいまでは、新潟町が非常に栄えていたため、このエリアを訪れることも多かったようです。
大和、三越などのデパートがあり、アーケード街もテナントが多く入り、おそらく今の万代エリアのように活気がありました。
町の規模感・格式で言うと万代エリア以上なのではないでしょうか。


『にいがた観光ナビ』HPより




《新潟町の歴史について》

新潟町は、新潟港を中心として、江戸時代にできた町だと言われています。
社会・日本史などの授業で出てきたかもしれませんが、新潟港は幕末期の開港五港の一つとしても知られています。

江戸時代、新潟町は北前船の寄港地としても有名であり、商業も発達していました。
かつては運送のために、町の中に水堀がめぐらされていました。
現在は埋め立てられてしまっているものの、地名に「一番堀」「東堀」「西堀」などの名前として残っています。


さて、ここまで読んでいただき、新潟が意外と歴史のある町であることを感じはじめた人もいるのではないでしょうか。
私がとても歴史好きなので話しすぎましたね。
歴史についてはこんなところにしておきましょう。


『新潟文化物語』HPより





《新潟町を見てみよう!!》

少し町にフォーカスしてみましょう。
昭和大橋を渡ると白山神社が見えてきます。
実は、この白山神社は新潟町の起点になっています。
白山神社を起点として「古町通」「西堀通」「東堀通」などの通りが伸びています。
白山から古町方面へと歩いて行くのも面白いかもしれませんね。


『まちみなと情報館』HPより




さて、古町というと、皆さんはどのようなイメージを持つでしょうか?
「若者がいない」「シャッター街」「万代の方が栄えている」「衰退している」といったイメージを持っている人がほとんどだと思います。
行ったこともないという人もいると思います。

古町は新潟町の中心と言われています。
新潟町が成立してから昭和の中頃まで、古町通は「商業と文化の中心」であり、まさしく「新潟のメインストリート」でした。
※萬代橋を渡った先は「柾谷小路」と呼ばれており、ここも明治以降のメインストリートと言われています。

古町は日本三大花街とも呼ばれており、東京・新橋、京都・祇園と並ぶ花街として栄えていました。
※花街とは、芸妓さんがおもてなしをする茶屋や、宴会をする料亭などが建ち並ぶ地区のことです。
今でも一部の茶屋や料亭が残っており、実際に入ることのできるようなお店もあります。
石畳が整備されていたり照明が取り替えられていたりと、タイムスリップをしたような気分を味わうことのできる地区になっています。

これで、歴史だけでなく文化も非常に豊かな町であることが分かってきたのではないでしょうか。



『佐渡海洋深層水』HPより




《現在の新潟町について》

時代は進み、古町通りは商店街としての色が強くなりました。
昭和期にはアーケード街が整備され、現在に至ります。
歩道のほとんど全てに屋根がかかっており、非常に立派な町であることが分かるでしょう。
既に店を畳んでしまったところもありますが、今でも様々な個人店や飲食店が数多く並んでいます。


『新潟中心商店街協同組合』公式サイトより



古町通の白山神社側には「上古町」という地区があります。
比較的最近整備が進んでいる地区で、若者が出店しているようなところもあったりと、復活の兆しが見られます。
ここは特に歩いていて楽しい地区ですので、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

やはり、若者は若者向けの店が多く並ぶ万代エリアに行きがちですが、少し足を伸ばして萬代橋を渡り、是非古町方面へ訪れてみてもらいたいなと思います。
全く違う景色・雰囲気が広がっていて、とても新鮮に感じると思います。

これは私のおすすめですが、、、
喫茶店や個人店などを実際に利用してみてください。
町の雰囲気やその良さをより感じることができるでしょう。



《終わりに》

このように、新潟町は長い歴史と豊かな文化を持っており、かつての商業の中心でした。
また、今でもそれを感じることのできるような場所です。
私は観光大使でも新潟市の職員でもありませんが、今回は是非一度、新潟町へと足を運んでそれを感じてもらいたいと思い、長々と新潟町について書かせてもらいました。

最後まで読んでいただきありがとうございました!!



荒木田
明けましておめでとうございます!

3年の荒木田です。



皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

私は正月から食べているか寝ているかしかしていなかったのですが、ようやく頭も動かせるような状態になってきました。暇というわけでもないのですが、せっかくなので新年一発目のブログを書いてみようかと思い立ったところです。

今回は、ちょっといつもとは違う感じでブログを書いてみようかなと思います。


現在、ボート部は非常に難しい問題を抱えています。

、、、というか、どの世代でも抱えたであろう難しい状況がいつも通り起きているだけなのかもしれません。



当たり前ですが、人が集まれば色々な人間がいるわけです。このボート部ももちろんそれに該当します。

本当にボートしか考えていない人もいれば、学業との両立の為にかなり苦労している人もいて、バイトを頑張らなきゃいけないのにボートも勉強も頑張っている人もいます。

ボート競技そのものを楽しみたい人もいれば、本気で勝ちたくて燃えている人もいて、怪我で悩みを抱えているような人もいます。



これも当たり前のことですが、どんな人でもとても大事な部員ですし、かけがえのない存在であることは間違いありません。ただ、体育会系の部活ということもあって、その考えやスタンスの違いなどが原因でぶつかることがしばしばあります。私が思うに、この衝突自体が悪いことはそこまで多くないと思います。それだけ自分のスタイルが確立されていて、それがお互いにぶつかっているから起こっているのかもしれません。思い込みに寄って生じた勘違いが引き起こしている場合もあるでしょう。

衝突の大きさは様々ですし、もしかしたら直接的な衝突にまでは至っておらず、火種にとどまっている場合もあると思います。さて、これらを100%解決することはできるでしょうか。私はおそらく無理なんじゃないかなと思います。ただ、同時に放置していいというわけでは決してないとも思います。

私が一番残念だなと思うのは、そうした他人との違いが原因であまり良い関係を築けずに終わってしまったり、部活を去ってしまうという結果を目の当たりにした時です。私は6年間ボート部にいますが、衝突が原因で辞めていった部員や、指導者と相性が悪くて辞めていった部員、メンタル的に本当にしんどくなって辞めていった部員、色々な原因がありますが、そんな人たちをたくさん見てきました。

私もまだまだ未熟者ですので偉そうには言えませんが、こういうことは相手への理解が足りていない場合や考えが受け入れられていなかったりする場合、1人で悩み混んでしまう場合などが非常に多いように思います。コミュニケーション不足も深く関わっているでしょう。



部活動のような集団において全員が納得することはなかなかないと思いますし、、衝突も避けては通れないものだと思います。ただ、何もアクションを起こさずに関係が悪くなってしまったり辞めていってしまうのはすごくもったいないなと思います。多くの場合、お互いにとってマイナスのイメージを持たせた状態でその関係が途切れてしまうという最悪のシナリオに落ち着きます。

私は、それで終わらないためにコミュニケーションが非常に大事なのかなと思うことが何度もありました。意見の強い人や年齢が上の人とは、どうしてもコミュニケーションをとりづらかったり意見をぶつけづらかったりします。これは全国民共通の悩みですし、これが解消されることもなかなかないと思います。

ただし、愚痴で終わったらもったいないですし、亀裂を生んだりその溝を深めたりするだけです。ボート部員は一緒に過ごす時間も短くないわけですし、一生付き合っていくような仲になり得る人もたくさんいるわけです。僕だったら、せっかくならいい人間関係を築けた方がいいなと思います。

勇気はいるかもしれませんが、衝突を避けずに真っ向から向かい合ってみることもいいのではないかと思います。もしそのハードルが高ければ、考えを伝える方法を少し変えてみることもできるでしょう。コミュニケーションの取り方はたくさんあります。そして、思っているより建設的な話し合いができる場合もよくあるように感じます。



話は戻りますが、今の部活にも様々な問題があると思います。雰囲気はそのひとつとして誰もが認識しているのではないでしょうか。雰囲気がすぐにかわることもありませんし、誰かの発言で全体がいきなりまとまることもなかなか考えづらいです。ただ、時間はかかるかもしれませんが、間違いなくまだまだ部活の雰囲気を良くすることはできると思います。

今の新潟大学ボート部では幅広い層を受け入れている新歓が続いていますし、それゆえにこの部活は本当に色々な性格や考えを持った人の集まった、彩り豊かなサラダボウルに例えることができます。この特性は他のチームにはない良さであると思いますし、同時に今の雰囲気を作る原因になっているのかもしれません。

大なり小なり、誰もが部活に対して思っていることがあると思います。それを共有できている人もいれば、まだ自分の中にとどめている人もいると思います。何だか偉そうな言い方で少し嫌ですが、私は誰もが自分の考えをを少しでも広く発信してほしいなと思います。「わからない状態」「把握できていない状態」「勘違い」などを解消するための非常に良い方法のひとつだと思っていますし、これが人と人の関係をより良いものにしていってくれると思います。



世には色々な考えを持った人がいますし、今回はその一人として私の考えと願いを書かせていただきました。

2026年は、もっともっと楽しくて仲の良い、家族のような仲間になれることを願って、このブログの締めとさせていただきます。


毎度のことながらいまいち上手く書き切れませんでしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!



荒木田

お世話になっております。 

この度、2026年度ボート部の主将を務めさせて頂くことになりました。2年漕手の中島大成です。ボート部を強く、より良い部活にできるよう責任を持って取り組んで参ります。


 2025年度は多くのOB・OGの皆様、ならびに保護者の皆様より、温かいご声援や差し入れを賜りましたこと、心より御礼申し上げます。

 また、艇庫に足を運んでご指導くださったコーチの皆様、そして伴さんにも、改めて深く感謝申し上げます。 

部員一同、皆様のご支援・ご声援があってこそ、日々の活動に励むことができております。誠にありがとうございます。

 2026年度も、変わらぬご指導・ご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。 


 さて、話がだいぶ変わりますが、気づいたらもう2年の冬休みに入っていることにとても驚いています。特に昨シーズンは時間の流れが特に早かったように感じます。1年生の頃よりもたくさん迷い、多くの時間をインカレクルーでの練習に費やしたそんな一年でした。

 学業が忙しかったことも、時間の流れが早く感じる一因かもしれません。留年率が一番高いと聞いていましたが、なんとか前期は乗り越えられたようでよかったです。(後期は、、、)

 私生活では大好きなバンドが解散してしまってことも大きな出来事としてあります。"FACT"というバンドなのですがOB・OGの方には知っている方がいるかもしれません!ちなみに現役部員は誰も知りませんでした、悲しい…


 新人戦では目標としていた準決勝進出!しかし、他大とのレベルの差を強く感じた大会でした。 

また、前回のブログで目標としていた7分切りも無事達成できました!(嬉しい…!) 

冬トレも始まり、すでに2026シーズンは始まっています。頼もしい後輩や意地を見せてくれる先輩・同期に負けないよう、自分自身も頑張らないとと思う毎日を過ごせています。 


 3回目のブログにも関わらず毎回ネタ切れに困っていますが、冬休みに入り自分のことを考える時間が増えたのでその話をしたいと思います。 


 まず考えたことが、私はなぜボートを続けているのかということです。

 高校でボートの肉体的・精神的辛さは十分体感しましたし、トップ層との差も大会で実際に目の当たりにしました。それでもやめられない理由はインターハイでの予選敗退だと思います。0.6秒差での敗北。

 この大会のために三年間どんなに辛くても、ボートを頑張れました。ただ、終わった後に感じることは、まだまだ頑張れたのではという自分自身への疑問と日々の練習で自分を追い込みきれなかった事への後悔でした。 

周りからは練習好きの変な人と思われているようですが、決してそんなことはありません。高校の時と同じことを繰り返さない。そして、自分の限界へとチャレンジしたい。これがボートを続けている理由だと、大学2年生の終わりにして気づけました。


 次に、主将として部員にどのようなことを伝えていきたいかということです。

 それは、僕と同じ経験をして欲しくないという事です。競技を全力で取り組めるのは、おそらくほとんどの人にとって大学生が最後のチャンスだと思います。それは漕手であっても、サポートであっても同じことだと思います。そんな機会を後悔と共に終えてしまうのは、勿体無いと個人的には感じます。

ただ、こんなにもきつい競技をただがむしゃらに頑張ることは、どこかで心が折れてしまいます。みんなで、きつさを共有し合いながら、支え合っていく。そんな部活を作れたら良いなと思っています。


 最後に、学業との両立に悩んだ時についてです。

 2年生から多くの学生は専門科目に入ることとなります。私も例外なく、医学部の恐ろしさである”留年”との戦いに苛まされました。1年医学部のT村君は覚悟しておいてください。学業を理由とする、漕手減少に頭を抱える大学は他にも多くあるのではないでしょうか。私が乗り越えるために意識していたことは、大きく二つあります。


 一つ目は有言実行することです。

絶対に不可能なことをできると宣言することは、周り(クルー)の信頼にも関わってきますし、何より自分自身が苦しくなる一方です。できないことをできないと理解した上で、どのように工夫して練習に取り組んでいくかがとても大切になってきます。

また、練習だけでなく、学業についても有言実行が大事です。必ず授業に出席するといった宣言が後々役に立ったりします。

必要があれば、周りに相談することも大切です。私も4年医学部のI十川先輩や前主将のA木田先輩にたくさん相談をしましたし、不安を吐露した覚えがあります。必ず有益な回答が返ってきます。このような縦とのつながりこそが、部活動に入る良さだと思います。


 二つ目は部活動以外のコミュニティを作っていくことです。

私たちの学部は伝統的に試験対策資料こと通称”シケタイ”というものを一部の有志が作り、それが各部活で共有されています。圧倒的マイノリティである全学ボート部(2年の部員数1名)は誰かに助けてもらわなければ、留年まっしぐらです。そんな時に助けてくれるのが友人の存在です。私はボート部で頑張っているからという理由で多くの人から無償でシケタイを頂きました。おかげで受かったと言っても過言ではありません。

このように、部活動以外の居場所を作っていることはとても大切だったりします。大学という、多様な人と出会える場所だからこそ人間関係は広く持つことをお勧めします。


 長くなってしまいました。一度話すと止まらなくなってしまうのは文章でも同じのようです。

 冬トレ期間は部活動の時間が少し減るからこそ、自分と向き合う絶好の機会だと思います。ゆっくり考え、時には誰かと相談しながら楽しく部活をしたいと思います。冬トレ頑張りましょう!



 以上でブログを終わります!

 最後まで読んでくださって、ありがとうございました! 

インフルエンザも流行っていますので、体調には気をつけてお過ごしください。

どうも。

二年の朝妻隼です。

 

 

 時間の流れは速いもので、ついこの間までオンシーズンだったかと思えば、あっという間にダウンコートが大活躍するような季節になってしまいました。毎年冬は胃腸炎やインフルエンザなど、様々に体調を崩してしまう私にとってこの時期のヒートテックは欠かせません。上だけでなく下も着込むのがポイントです。

 

不思議なもので高強度で体を鍛えていると逆に免疫が下がり病気になりやすくなるそうです。毎年この現象に苦しめられています。

 

 

タイトルにもある通り”考漕”。今回は僕のボート論と少し近況報告をしようと思います。

 

何を当たりまえのことをと言われるかもしれませんが、「考える」ことと「漕ぐ」こと、僕のローイングにおいてこの二つは切っても切り離せないくらい密接にかかわり合っています。高校でボート部に入って初めの一年間は漕ぐという日常生活の中にはない特殊な動作に慣れることが最初の壁でした。その後二年生の夏からひたすらシングルスカルを漕ぐことになるのですが、今振り返ってみて上達するために最も効果的だったと感じることが「ひたすらに考えて漕ぐ」ことです。

どうすればもっと速くなれるか、そのためにどこを改善すればいいのか、初めは正解は何もわからないので、その日のテーマを一つ決めて大きく、大胆に(高校時代の顧問の言葉を借りるなら”ダイナミック”に)漕ぎを変えてみました。

その中で良いワンストロークがあったのなら、その一漕ぎは何が良かったか考えその動きを再現しようと努力します。そして連取の終わりにその日のテーマが良い結果に繋がったか否かを考え良ければ取り入れ、ダメなら次の日は別のテーマに切り替えるということを繰り返しました。

エルゴでも水上とほぼ同じでパワーカーブとアベレージを見て実践とフィードバックを繰り返しました。フォームは他の人にちょくちょく見てもらって指摘してもらうことも効果だと思います。

 

 

エルゴでも水上もただこなす意識でやるのではなく仮定と実践、フィードバックを繰り返す研究のようにひたすら考えながら取り組むことが上達への近道であるというのが僕の持論です。

 

 

 

持論が思いのほか長くなってしまいました。ここまで読んでくださってありがとうございます。

ここからは近況報告です。

 

 

知ってくださっている方もいるかと思いますが、私は最近、椎間板ヘルニアというほぼ怪我のような病気になってしまいました。腰痛は高校のころからたまにあったのですが、今回はレベルが違うなということで病院に行ったところ、まさかの病気でした。

簡単に説明すると、背骨の椎間板という組織がつぶれた際に近くの神経に当たり、刺激を加えることで腰から足にかけて痛みや痺れがでる病気だそうです。あとボート選手はなりやすいそうです。時間経過で飛び出した椎間板は吸収され八割ほどの患者は回復するそうなので安心しております。

 

 

ただこの病気めんどくさいところがありまして、丁寧な生活をしないと痛みが悪化するという無駄に繊細な病気です。

どういうことかというと

・体を冷やしてはならない

・夜更かしをしてはいけない

・ストレスが強いとダメ

・人によってはアルコールは控えた方がいい

・長時間座りっぱなしはダメ

 

主に筋肉の緊張や神経の膨張が関連して痛みの悪化に繋がるものなのですが、新潟の冬は寒いし、テスト期間等で夜更かしはするし、ストレスなんて生きてりゃかかるしでまぁめんどくさいです。

 

あと単純に運動ができないのですごく体を動かしたくなります。オンシーズンは飽きるほど乗ったボートも他の漕手が漕いでいる姿を見ると漕ぎたいなーと感じてしまいます。ないものねだりの様なものか、やはり乗れなくなると乗りたくなってしまうものです。

普段の生活の中でボートや部活のことを考えることが心なしか以前より増えた気がします。

健康で自由に運動できるということはありがたいことなのだと身をもって感じました。

 

 

とにもかくにも今は元気な体に戻るために治療を頑張りつつ部活のために今できることを模索していこうと思います。

皆さんも怪我と病気には気を付けてご自愛ください。

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

僧侶(師)が12月に各地で法要を行うために走りまわったことから

12月を「師が走る」→「師走」と呼ぶようになったそうです。

 

繁忙期の12月、社会人の皆様も大変忙しく、

また部員の中には怪我や不調を抱えている人も少なからずいますが、

”急がば回れ”です。落ちついて身の周りの環境整理をしてみると

意外と追い込まれていないことに気が付くものだと思います。

 

お世話になっております。

2年高橋です。

 

11月10日(月)から始まった冬トレがあっという間に一ヶ月です。

12月から始まると勘違いしていたあの頃から一ヶ月が経ちました。

 

60分UTは、7回

ウエイトは、12回

一ヶ月でUT7時間、ウエイト24時間(1モーション2時間として)をボートに費やしました。

UTだけで105㎞(15㎞換算)。

エルゴで佐渡まで行けるくらい、来月には、新潟脱出できるくらい、そのくらいUTを漕ぎました。

土曜日は、8+を出し、一日(午前練・午後練合わせて)24キロUTを漕ぎました。

こうやって数字にしてみると頑張りがよくわかりますね。

 

だいぶ体が慣れてきて、練習にもしっかりと向き合える余裕が出てくる頃です。

しかし、練習には慣れないでほしいと思います。

一回一回、自己ベスト更新を目指して新たな気持ちで臨んでください。

みんなで頑張っていきましょう。

 

 

さて、皆さんの時間はどのくらいありますか?

バイト、旅行、講義、趣味…

 

「程よい怠けは生活に風味を添える。」梶井基次郎

 

人間は、食事・睡眠以外にも興味を抱く存在です。

生きるために必要のないものに意義を見つけ、生活をより豊かにしようとする者です。

 

オンシーズンは、「大学」と「バイト」と「ボート」で埋め尽くされていたと思います。

オフシーズンは、ぜひ「程よい怠け」に時間を使ってほしいと思います。

息抜きは適度に必要です。

 

最近の私というと、

私のアパートではDVDを見ることができます。最近、2015年前後のドラマや映画のDVDを借りてきてはひたすらに見ています。2015年前後は、10才前後つまり、小学5,6~中学1,2年生くらいでしょうか。あの時見たドラマ・映画の記憶はほとんどありません。しかし、うろ覚えのタイトルをたよりに今改めて見てみると、あの時の記憶が断片的に蘇ってきます。

「あ!このシーン覚えてる」

「あれ?こんなセリフだったかな。」

「ここでフラグを回収したのか!」

など、曇っていた記憶が晴れる瞬間は楽しく、

かえって曇っていた記憶にさらに霧がかかる瞬間はこれからもずっと変わらずに靄がかったままなのだなと感じています。

 

クリスマス会に忘年会、二十歳を祝う会に同窓会。

その時々にあの時の記憶を思い返し、辿ると思うとこんなにも楽しいことはありません。

オフシーズンになって楽しみが増えています。

 

何が言いたいのかというと、

ボート以外の楽しみを見つけてほしいということです。

もしかしたらそれが、私生活と部活という両者のバランスを取りなすものになるかもしれませんし、今、熱中しているものをより熱中させるものになるかもしれません。

on/offの切り替えを大事にしていきましょう。

 

 

大学ボート人生ないしは大学時代を数年後、十数年後、数十年後に思い返したとき、沢山の楽しかった思い出で埋め尽くされているのではないかと思うのです。辛かった、苦しかった思い出も笑い話の一つになっていることでしょう。

冬トレはその思い出の一端にすぎないのかもしれません。

 

 

それでは一ヶ月後の「冬トレ奮闘記―其の2―」でお会いしましょう。

次回:『秘密』は風味を超えてスパイスとなる

 

 

・60分UTをやる際に「えたいの知れない不吉な塊」が私の心を始終圧(おさえ)つけている。

エルゴの上に一顆の檸檬をおき、「そのまま大爆発を起こして、木端微塵になって」しまえばどんなにおもしろいだろう。そして何喰(く)わぬ顔で体育館をすたすたと出ていきたい。

 

・水上タイムの基にはエルゴがゐる!

これは信じていいことである。だって水上であのタイムがでるとは信じられない。だがこの冬トレを乗り越えた先にわかる時が来る。水上タイムの基にはエルゴがゐる。これは信じたいことである。

 

2年副将 高橋

 

追記

注:エルゴが嫌いなわけではありません。

『檸檬』

『桜の樹の下には』 梶井基次郎

お久しぶりです。4年の五十川です。

現在、ボート部では1年生から4年生まで学年順にブログを書いているのですが、私がブログのラストバッターのようで、最上級生であることを実感させられます。ここまであっという間だったなという感じがします…っとこのままでは卒業ブログになってしまうので、このへんで止めておきます。

 

9月のインカレが終わってからここまでCBTとOSCEと実習前の試験が立て続けにあり、バタバタしておりましたがようやく落ち着き、最近は部活も授業もないのをいいことに旅行や帰省、趣味にとダラダラ過ごしております。先ほど言った試験も無事合格し、まさしく本日進級判定をいただき、後は来年の1月から実習が始まるのを待つのみです。
 

部活ですが、漕手としての活動はインカレをもって終了しましたが、今は学生コーチという形で部に関わっております。

他大さんでは、既にそのあたり整っているところも多いかと思いますが、ここ数年の弊部では部員の引退が早くその多くが引退してすぐ部活から離れてしまうことが多かったので、指導体制が貧弱でした。その中できた学生コーチというのは、今シーズンから始まった新たな取り組みとなります。

 

新年度ミーティングでは、議題のたびに「この件は学生コーチに…、学生コーチ、学生コー…」と業務を投げられ続け、業務の多さに愕然としましたが、学生コーチを始めて1か月半、学生コーチとしての取り組みも少しずつ軌道に乗り始めて、まだ少しずつですが指導することへのやりがいを感じております。

 

学生コーチとして1年間やらせてもらう上で手始めにどんな”軸”をもって活動していこうか私なりに考えてみました。

その結果、私がもっている大きな軸は「ボートについて知ってもらう」という単純なものです。

 

私が高校1年のときにボートを始めたのが2017年4月なのでそれから8年半ほどボートをやってきましたが、そのほとんどは指導者に恵まれませんでした。高校で入部してから先輩に教えてもらう期間はわずか1、2か月ほどでその後は自分で調べ、考え、探求していかないといけませんでした。意欲があり、自分で探求、分析ができる、または運動センスがある部員は自分でどんどんうまくなっていきますが、そういった部員ばかりとは限らず、私と同じような境遇で最後までうまく船を進められず活躍の場を得ることなく引退していく。そんな部員をたくさん見てきましたし、実際私もどちらかというと後者側で終わってしまったなと感じています。

 

その人たちを意欲がなかったのだから仕方がない、あいつはセンスがなかったで済ますのはとてももったいないですし、大学生活という貴重な時間をボートに割いてくれているのですからなるべく何かを得て、楽しんでほしいです。

「何かを得る」の中に、大学の部活での運営を学んで就活でのガクチカに使えましたという人がいますが、それは確かに大切なことですし、それ自体を否定する気はありません。でも、それだけなら他の部活に入っても一緒じゃないかなと思います。少なくとも、マネ志望で入部したのでなければ、最初はボートを漕ぎにボート部に入ったはずなのに、ボート競技自体から得るものがないというのは少し空しいような気がしてしまいます。

 

私自身ボートというものを理解しきれずでしたが、それでも大学3~4年のシーズンは多くの周りの方に恵まれ、学びの多い実りのあるシーズンでした。大会結果には結びつきませんでしたが、ボートの一端が垣間見えたような気がして、ボートを知る前とは違う成長をいくつも感じることができ、最後に少し満足な現役生活を送ることができました。

 

大したレース結果も残せていないので、レース経験豊富な方のような指導は私にはできませんが、その中でも今まで培ったものとこれから学んで得た知識を部員に還元し、少しでも怪我無く、楽しく、速く漕ぐためのボートの6割程は教えることができるかと思います。そして、その後6割から成長していく過程で部員にうまく伴走できたらなと思います。ですが、これだけでも今よりはだいぶボートというものが面白くなってくるのではないかと思います。何事も少し知って分かるようになると面白くなってくるものです。

 

最近では、Youtubeを代表とするSNSでボートについても多く情報を得ることができる便利な時代になりました。今やAIに練習動画を投げただけでアドバイスをもらうことができます。多くの情報が得られるようになったとは言ったものの、まだまだボートのことについて調べられる媒体は少ないです。それらを練習しながら調べるのは中々に大変ですし、ましてや部活だけでなく、授業、バイトと掛け持ちしている多くの部員にとってはなおさらです。ボートで強くなるために必要なことなんだから情報を調べるのは当然義務だ、と突き放すのは簡単ですが、それでうまくいっていない例がここ数年で連続で起こっている現状から考えて何かお手伝いできることがあるのではないかと思っています。

 

練習の中で疑問や心配事などあれば、一人で抱え込まずぜひ聞いてください。

 

そんなわけで今シーズン1年間よろしくお願いします。

こんにちは、ボート部4年の関です!


信濃川で練習していると、たまに水面にふわ〜っと茶色い泡が帯のように流れているのを見たことはありませんか?あの付近に行くと結構臭いですよね笑

 

私が現役のころよく目にしていて、そのたびに「洗剤由来の泡なのかな?」と思っていましたが、調べてみたところ植物プランクトンや藻類によって分泌された多糖類やタンパク質であったり、腐葉土由来のフミン酸という(ネバネバした性質を持つ)有機物と川の水が混ざり合った状態、つまり水中の粒子や気泡を安定化させる『エマルション』に類似した現象だということが分かりました!

 

エマルションという単語はおそらく初見だと思いますが私が専門としている有機化学では非常になじみのある単語で、水と油のように通常は混ざらない液体同士が、界面活性剤などの働きで均一に混ざり合った状態を指します。マヨネーズや牛乳もエマルションの代表例です。

 

生成した物質を分液漏斗で分液する際、これに何度も苦しめられてきました。合成した有機物の中には試薬として用いた水溶性の塩基や金属イオンなどの不純物が含まれていることがあり、分液することで水層にそれらの不純物を移すのですが、物質によってはそう簡単に分かれてくれず、層の境界で非常に安定した第三の層になっていることが多々ありました。これをなくすためにはまず静置させることが一つの対処法としてあげられるため、1日中放置したこともありますが全く改善せずかなりショックを受けたこともありました笑。また、酸を加えて電荷のバランスを崩すといったアプローチもあったため塩酸を加えてエマルションを破壊しようと試みましたがうまくいかず刻々と時が過ぎ・・・と、そんなある日ふと溶媒をクロロホルムという物質から酢酸エチルという物質に変えたところようやく分離が成功したんです!どうゆう理屈でエマルションが溶けたのか初めはよくわかりませんでしたが、どうやら溶媒の極性が関係していたらしくクロロホルムより極性の高い酢酸エチルがいい感じに界面に吸着した塩類などの乳化剤を溶かしてくれていたようです。

 

川に形成される泡は厳密にはエマルションではなく液-気系のコロイド分散という別の原理で成り立っていますが「第三の物質(界面活性剤)が水と混ざらないものを安定化させる」という点で界面科学という共通の土台を持っており、非常に親近感が湧いたというお話でした。