家の近所に、レンタル畑のちっちゃい区画を借りたのが、2021年の春。


それから3回の夏を越え、畑はいま、3度目の冬シーズンに入りつつある。


まだ採れ続けている夏野菜は、なす、ピーマン。

特に、今年初めて植えた長ナスは、味もよく、数もたくさん採れたし、今なおたわわに実をつけている。




冷蔵庫にあった、ウチの畑からの野菜たち。

長ナスはまだまだ採れそう。


一方、冬に向けて植えたのは、ニンジン、キャベツ、茎ブロッコリー、ダイコン、カブ、ほうれん草、など。


ナスなどが終わったら、後には、越冬する豆類(スナップエンドウとか)を撒く予定。


作業はそれなりに大変だ。特に暑い夏さなかの畑仕事は、本当にしんどい😓


それでも、採れた野菜が食卓にならぶと、あーありがたいなぁ、幸せだなぁ、なんて気持ちが、自然と湧いてくる。


面白いことに、、自分が育てた野菜、という感覚は、あまりない。


畑の野菜って、こちらは大したことしなくても、自力で、勝手にぐんぐん育つものなのだ。


こちらは、育てたというよりは、、楽しみに見守っていて、、そして、ありがたくいただく。という感じなんです。


もちろん、とれたて野菜は、美味い😋😋😋


だから、畑は、やめられない。


まあ、、自分の子供の頃を知る両親などにいわせたら、アンタが畑やるなんてねぇ、人間、変わるもんだねー、なんて反応が帰ってくる。


ウチの親も昔、庭付きの家に住んでいたときは、畑をやっていたときがあったんだけど、当時子供だった僕は、手伝うなんてミジンも考えなかった。


ありがたい、なんて気分もなかった。むしろ、食べるものくらいちゃんと店で買おうよ、ぐらいに思ってた。


まあ、だから、確かに、人間、変わるものなのである。



我が家は、かみさんと僕の二人暮らし。

ふたりとも脱サラして現在は自営業。フリーランサーといってもいいかな。

なので、基本的には平日も休日も、自宅にいることが多い。

以前、都内で暮らしていたころは、二人とも出ずっぱりで働いていて、食事は各自。二人とも、ほとんど外食だった。

で、、、4年前、藤沢に引っ越してきてからも、最初の数か月は、同じような感じだったんだけど、、

2019年の暮ころから、状況が変わってきた。例の、疫病が、世の中に蔓延し始めたころだ。

まず、外食が、どんどん困難になった。お店を開けるな、っていうルールが広がっていったからね。

そして、かみさんが務めてた会社では、リモート勤務が推奨されるようになった。出社はするな、と。

そうすると、、二人とも自宅で食事をする機会がどんどん増えるわけで。

だったら、基本、家で食事を作ることにしようよ。そんな話が出てきた。

かみさんが言った。私は晩ご飯を作るから、あなた、ランチやってよ。って。(我が家は長年1日2食で回っている)

まあ、至極妥当な提案だ、と僕も思った。ランチなら、それまでにも自分の分ぐらい作ることもあったし、きっと僕の腕前でもそれなりにカバーできるだろう。両方やってもらうのは心苦しいから、いいよ、ランチは僕の担当でいこう。と。

それ以降、昼は僕、夜はかみさんが作る、という形で、我が家のごはんローテーションは回るようになった。

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さて、、何を作るか、である。

最初のころは、出来合いのパスタソースとか、ラーメンのパッケージとかをとよく使ってたんだけど、、

ああいうのは、味が単調で、なんか、すぐ飽きるんだよね。

もうちょっと気の利いたもの、作れないかなぁ、、そんなことを思いながら、youtubeで検索してみた。

それまで僕は、youtubeって、音楽系と旅ものぐらいしか見たことなかったわけよ。

だから、僕のホームサイトには、料理系の動画なんて、出てきたことなかった。全然、見たことなかった。。

検索で、でてきたのをいろいろながめてみると、、いやぁ、なかなか、面白そうだわ。

試しに、作ってみた。最初にトライしたのは確か、親子丼だったな。

親子丼。自分でも作ったことはある。まあ、そんな難しい料理じゃないし、自己流でもいちおう食べられるものにはなっていた。

だけど、、youtubeでどこぞの料理長が語っていた作り方は、僕の適当なやり方とは細かいところがちょっとずつ違っていて、、

そして出来上がったものは、驚くほど香り豊かな、上品な、満足のいく一品になっていた。

いや、特別な食材とかは全然使ってないです。味付けはめんつゆだし、肉も卵もスーパーで買ったいつものやつ。

だけど、、なんだか、うまい。断然うまい。へえーー、ちょっとした段取りで、こんなに違うものなんだ。

目からうろこが、、、ボロボロボロッと音を立てて落ちた。

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それからは、ランチで使えそうな料理動画をいろいろ見繕うのが、自分の大事な日課になった。

いや、これはもう日課というより、、趣味といっていいな。だって、楽しいし。笑

いろんな人の動画を見たけど、いま僕の一番のお気に入りは、りゅうじさん。

 

 

 

 

こちらは、最近話題のワンパンパスタ。フライパンひとつでソースとパスタを一緒に仕上げていく手法です。
これが驚くほどうまい。

 

 

 

こっちは明太子バター醤油。もうね、お店レベルの感動的味わいです。

 

どちらも、使ってる素材や段取り、それほど特別な感じではないです。

スーパーで普通に売ってる食材や調味料の範囲で、お値段もそんなに高くない。

だからたぶん、ちょっと料理をする人なら、改めてレシピとか見なくても、普通にさくっと作れる、そのくらいのシンプルな料理です。

だけど、、、それを、際立ったおいしさに仕上げるために、ちょこちょこっとした細かい手間とか、工夫、段取りが入ってるんですよ。パスタゆでるときの塩加減とか、ソースに加えるバターをしっかり溶かすための段取り、とか。

ほかのパスタ料理ではこれでもかってぐらいガーリックを使うりゅうじさんが、しいたけと大葉の香りを生かすこのパスタでは、ガーリックをあえて使ってない、とか。

いやまあ、そういうのも、料理好きな人に言わせたらあたりまえなこと、なのかもしれないんだけど。

料理のことを何も知らないまま自己流でやっていた自分からすると、、、そうか、一つの料理の味を作り上げていくっていうのは、こういうことなんだ、いろんな要素をちゃんと自分で考えて。ひとつずつ足したり引いたりしていくんだ、って感じで、創作の思考過程が見えた気がして、それがすごく面白い。

で、、、こういうのと比べると、大手食品メーカーが出してる、できあいの市販パスタソースなんかの味は、いかにも平均点で、もちろんまずくはないんだけど、面白みもない。

初めから無難なところを狙って、はい思惑通り無難に仕上がりました、っていう、そんな思考が透けて見える。

まあ、立場が立場だからしょうがないけどね。理解はできますよ、僕も大人ですから。笑

だけど、、じぶんでランチを作るなら、りゅうじ動画にトライするほうが、毎日の食卓が楽しくなる。これが実感だ。

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それで、、、こういうのって、あらゆる分野で、同じようなことが言えると思うわけですよ。

例えば、、僕はもともとフリーランスのライターで、名刺には「健康ジャーナリスト」というような肩書を入れて、取材して、記事を書く、ということをやっていた。

数年前までは、市販の健康雑誌や、大手の新聞でも連載記事を持っていた。

 

そういう、多くの人の目につくところで記事を書く上では、「間違えない」ということが、とても大事なわけです。

ちゃんとした裏付けに基づいて、きちんと取材で事実確認して、、という段取りをクリアした、まっとうな情報だけが、誌面に出すに値する、と、そういうやり方になります。

もちろんそれは、大事なことだ。やり方として、間違ってはいない。

だけど、、、

そうやって「正当であること」「間違ってないこと」だけを至上の指針としていると、、、

たいていの場合、「面白さ」が抜け落ちていくんですね。

ほら、教科書って、たいてい、面白くないでしょ。自然科学でも、歴史でも、わざとだろ、ってぐらい、面白みに欠ける書き方になってる。

当たり前だろ、教科書は面白さを追求したものじゃないよ、っていうかもしれないけど、、

科学や歴史から学ぶ物事の中には、本来、もっともっと面白いことがあるはずなのに、って思うんですよ。

まあ、、、自分ももう60歳だし、大きな媒体でバリバリ書きまくるような働き方は、今後はもうやらないと思うから。

だったら、そのあたりを根本的に見直した発想で、いまの自分だから発信できるようなことを、やっていきたいな、って、そんなふうに思うんです。


 

久しぶり〜

ブログ、1年以上放置してたわ。

今日、9/20はうちら夫婦にとってちょっとスペシャルな日。

今住んでいる藤沢の自宅に引っ越してきたのが、ちょうど4年前の今日、2019年9月20日。

だから、今日で、ここに移住してきてまる4年になるのです! ジャンジャン!

やー、今でもよく覚えてるわ。ここに引っ越すことになったミラクルな流れを。

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4年前、僕らは都内の賃貸マンションに住んでいた。

 

そこは前年に引っ越したばかりの物件で、周りは運河や樹木に囲まれたなかなかいい環境。

当時まだ会社員だったカミさんの通勤にも便利だった。

だから、当分はそこに住むつもりだった。

だけど、、、カミさんがふと、湘南エリアの不動産情報とか眺めてて、あーなんかあの辺っていいよねーみたいなことを言い始めたんだ。

それで、、こんなふうに聞かれた。どんな家だったら、引っ越したいって?

それで、僕はこう答えた。そうだな、リビングから富士山が見えたらいいな、って。

ほら、前に旅行した河口湖畔のペンション、窓からの眺めがドッカンって富士山で、すごかったじゃん。

 

あんなふうに、毎日富士山を眺めて暮らせたら、きっと気持ちいいんじゃないなかぁ、、湘南だったら、富士山けっこうよく見えるっしょ。って。

そしたらカミさんは、そんな希望をつらつらと書いて、湘南エリアで営業する不動産屋さんに送ってみたという。

 

まあ、そんな都合のいい物件が出てきたら、そりゃあ、考えてもいいさ、ってね。

そしたら、、、

出てきたのである。

 

リビングから富士山がドッカンって見えるマンションが。

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そりゃあ、見にくるよね。こっちから希望だしたんだし。2019年の、6月ごろだったかなぁ? 

でも、まだ引っ越すだなんて、全然本気で思ってなかった。だって、その時住んでたマンションは、前の年に移ったばかりで結構気に入ってたんだから。

だけど、、、

実際に内見ってことで、この地に足を踏みいれてみたら、、、

まず、土地の雰囲気というか、空気感が、東京と全然違うのに驚いた。

なんっていうかなぁ、、とにかく、元気がいい、のである。

土地の空気感そのものが、元気がいい。

道端の街路樹とか雑草とか、鳴いてる虫とか、飛んでる鳥とか、とにかく全部、なんだか、元気がいい。

もちろん、歩いてる人間も、すごく生き生きして見えた。女子高生とか、パンパンにエネルギーで満ちてる感じ。笑

これ、なんだ?なんだかすごいな。ってびっくりしたんだ。

まあ、、今思えば、自分の方が疲れてたんだろうけどね。笑 でも、、その当時は、そんなもんだって思ってたから気づかなかった。

とにかく、藤沢駅を降りた瞬間から、いやぁなんだかずいぶん元気のいいところだなぁ、、って、まばゆいような空気を感じたのである。

そして、、問題の物件。

実のところ、その日は富士山方面は雲で、姿は見えなかった。

だけど、、、内見させてもらって、もう僕らはすっかり気に入ってしまったんだ。

うん、ここに引っ越そう、って。

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そこから2ヶ月ぐらいのうちに、全てがバタバタバタって動いて、9月の20日、僕らは晴れて、湘南の住人になった。

で、、、それから4年。

ずいぶん、いろんな変化があった。カミさんは会社を辞めて、自分が立ち上げた地元密着型の活動に取り組んでいる。

僕はというと、、、そうだ。今年の6月に、60歳になった。還暦である。びっくりである。

そして、、このブログのタイトルは「思いのままに、生きてみる」とあるわけだけれど、、

4年前、ここに引っ越してきたことが、まさに「思いのままに生きる」への、大きな転換点だったな、って、そんなふうに思うのだ。

そんな節目の今日。久しぶりにつらつらと駄文を書いてみた。

しばらく休止してたけど、、またぼちぼち書いてみたい、そんな気分になっている。

 

なので、、またどうぞ、お付き合いくださいませ。



数日前、うちのベランダから見た日没時の富士山。
ゴジラみたいなのが2匹いる。笑

 

畑のトマトとナス+シーフードのパスタ


 

畑で、樹に実った状態で完熟させられるのが、自家菜園の醍醐味。

ただトマトでそれをやると、身割れや身崩れする実も、けっこう出てきます。
 

生食には不向きなそういう“傷もの”を集めて、シラス、シーフードと煮込み、トマトパスタのソースにしました。
 

トマトとガーリックの鮮やかな香りと、磯の香りが合体した、絶品パスタ。
 

いやマジて、泣きそうなほど美味しいです❣️

 

参考動画

https://youtu.be/ouV3kE6vf_Y
(料理youtuberリュウジさんのレシピを参考にしています。でもコンソメは使ってない)
 

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レシピメモ2人分
 

ソース

傷ものプチトマト 20個ぐらい

ニンニク 一欠片

ナス 1個

シーフードミックス(冷凍) 100gぐらい

茹でシラス(市販品) 100gぐらい
 

ニンニクみじん切りをオリーブオイルで炒め、香りが出たらトマト投入。しばらく煮詰めたあと、ほかの具材投入。

塩胡椒、バジルなどであじを整える。
 

パスタ

1.6ミリ(7分茹で)200g 6分茹でる。
 

パスタをソースに投入。混ぜ合わせて、盛り付ける。

 

夏の農作業は、暑さとの戦いだ。
 

 

いや、、戦ってはダメだ。暑くない時を選んで、なるべく省エネで作業するに限る。


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今日は、春夏の野菜収穫が終わった3番ウネを掘り返して、秋冬に向けて新しいウネを立てる作業をやりたい。


畝立ては、スコップと鍬を使う肉体労働。


空はピーカン。この猛暑。


これは、朝の涼しいうちに作業するしかないな、、、


、、、と思って、自分的にはちょっと早起きした。


畑に着いたのは、午前9時。



すでにこの日差しである。暑い。。。


朝なら少しは涼しいかと思ったのに、、、なんだこの暑さは、。


まあ、、、しゃーない、とにかく作業を始めるか。

 

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この防虫ネットは、先日までここで育てていた葉物野菜の名残。中は、すでに全部収穫してある。


このネットを撤去し、土をスコップでざっと掘り返すのが、本日最初の一手だ。


ちなみにこの畝は、長さ約3メートル、幅は1メートル弱ほど。巨大、というほどではないけど、人力で掘り返す面積としてはそれなりに広い。



一通り掘り返したところ。ここで一旦休憩。水を飲む。


次は、ここに有機肥料を撒く。



少し整地して、肥料を撒いたらこんな感じになった。

次は、鍬を使って、撒いた肥料を土の中にすき込んでいく。


、、、と、この辺りまでで約1時間経過。時刻は10時。


ますます、暑い。クソ暑い。

 

 





畑の作業小屋の中の温度計を見たら、38度ぐらいになっていた。これは室内温度で、野外はもう少し低いだろうけどそれでも32〜33度ぐらいあったんじゃないか。。



あーー、こりゃこのまま続けたらへばるな、下手したら倒れるな。


いっぺん引き返そう。畝立ては、、夕方だ。

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家に戻ってシャワーを浴び、昼飯を食べてちょっと昼寝して、あれやこれやしてたら、夕方5時を回ってちょっと涼しくなってきた。


よし、もう一度畑へ行くぞ。



日没寸前で、もう日差しはこんなにやわらいてる。



朝よりずっと涼しい。これなら捗りそうだ。


ただし、、日が出ているのは多分あと1時間そこそこ。急がないと。


軽く水を撒き、ウネを形成する。


要は、土を湿らせて、こねて積み上げるわけで、、やることは砂場遊びと一緒だ。




ここにたっぷりと水を撒き、、、


透明なマルチで全体を覆う。




夏の暑い期間、この状態で放置しておくと、、


中の水分が蒸発してマルチの中が高温になり、土壌中の菌や粘菌、病害虫の卵などを死滅させるという。


太陽熱消毒。農薬などを使わない有機嚢胞の菜園で、土壌を改善するために使われる手法だ。


うん、、ここまで進められてよかった。。

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この畝は、8月いっぱいはこの状態で放置。


9月になったら、白菜やキャベツの苗を植える予定だ。


楽しみ〜〜❣️
 

 

今日のランチは、スーパーで買った市販パッケージのラーメン。

日清の『冷たいトマトのラーメン』

ぐのレタスとトマトは、畑で採れたもの。

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このラーメン、確か去年の夏に初めて食べて、うおーうまいなあーってすごい感動したのね。

ところが、今年になってまた食べてみたら、、

そこまで感動しなかった、、

今年は、畑で採れるトマトがバツグンに美味しくなっていて、

それを使ったトマトパスタとかも、めちゃくちゃ美味しいのですよ。

だから、それと比べたら、この市販品のスープはそこまで感動するほどじゃないなー、、ってなってるんだな、きっと。

だから、また買ってきた今回は、、

スープにちょっと手を加えてみた。

ハーブオイルを垂らして、ガーリックをちょっと加えて。。

畑で採れた野菜をたっぷり載せて。

うん、そのままよりは、グッとよくなった気がする。

、、とはいえ、生のトマトから作れば、もっと美味しいスープができるんだろうなあー、、とも思った。

、、まあ、、そんなことを思うように自分がなっている、ということ自体が、かなりびっくりなのだが。笑
 

 

畑の小松菜を投入した冷やし豆乳坦々そうめん



料理youtuberリュウジさんのレシピを参考に作っています

参考動画 

 



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レシピメモ(2人分)

スープ
豆乳300ml
みそ小さじ2
白だし大さじ4
ごま油小さじ2
すりごま 大さじ1ぐらい
よく混ぜて冷蔵庫で冷やす

麺と具
そうめん150g(3たば)
ひき肉(合挽き 冷凍)100gぐらい
畑で採った小松菜 小5、6株ぐらい
いっぺんに茹でて、水で洗う。湯に投入するのに時間差をつけて硬さ調整
(ひき肉〜5分、小松菜2〜3分、そうめん1、5分ぐらい)

盛り付けて、黒胡椒とラー油を振る

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長雨かと思えば強烈に暑くなる、、という目まぐるしい天気の中で、小松菜の成長がイマイチで、、

株はまだ小さいのに、もう葉や茎が固くなってきたような感じ。しかも葉っぱは虫食い穴だらけ、、

本来、サイズ的にはもっと育ちそうだけど、まあそろそろ収穫していただいてしまうほうがいいかな、、、という判断で、

小さめの株を中心に、5、6株、抜いてきました。

で、、、これを使って何かランチを、、と思って作ったのが、このリュウジ流豆乳坦々そうめん。

豆乳&味噌ベースのまろやか味のスープなら、具に何を入れてもうまくまとまる気がしたので。

結果、、バッチリです❣️ うまかった❣️

 

畑のトマトとピーマンがたっぷり入った冷製パスタ

料理youtuberリュウジさんのそうめんレシピを参考に、冷製パスタを作りました。

 



レシピメモ(2人前)
 

ソース
畑で採ってきたプチトマト10個ほどと、市販のサラダチキン(バジル味)半分をさいのめに切る
おろしニンニク(チューブ2cm)、オリーブオイル(大さじ3)、白だし(大さじ3)、ブラックペッパー

トマトが一部未熟で、ちょっと酸っぱかったので、砂糖とみりんをちょっと加えて調節
冷蔵庫で冷やす
 

パスタ
細麺タイプ。茹で時間5分のやつ200g
細切りにしたピーマンと一緒に茹でて、水にさらして冷やす
 

ソースとパスタを合わせて和え、盛り付けてバジルを振れば出来上がり。

加熱していないフレッシュトマトの鮮烈な香りと味が立ち上る、夏のご馳走❣️

しかも、作るの超カンタン❣️
 

参考動画

https://youtu.be/nx9b-XSOeR8

(こちらはそうめんのレシピです)
 

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現在、我が家はカミさんと僕、二人とも、基本、在宅暮らし。

ランチと晩御飯、両方とも二人で一緒に食べることが多い。

なので、料理も分担制。昼は僕が、夜はカミさんが担当、ってことにしている。

こうなったのは2年とちょっと前の、コロナが立ち上がってきた頃からなので、、

ほぼ毎日、二人分のランチを作るようになってから、かれこれ2年以上になるわけだ。

(それ以前は、料理するとしても自分の分だけだったので、ほんとに適当なものしか作ってなかった)

我ながら、なかなか美味しいものを作れるようになってきた〜、って思ってるので、今後はちょこちょこ紹介していきたいと思います。
 

からくりサロンを退会した。

 

 

なずさんとちかさんがやっている会員制のサロン。

 

 

今月から有料制になったその節目で、やめることにした。

 

 

 

 

僕がなずさんに最初に会ったのは2016年の心屋初級セミナーだったので、そこから6年ほど、何かとお世話になってきた。

 

 

ずいぶん多くのことを、学ばせてもらった。

 

 

感謝しかない。

 

 

中でも最大の経験、といえば、、

 

 

最後の最後、からくり道場(からくりマルシェ)で、大きな大きな“失敗”をさせてもらったこと、である。

 

 

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振り返ると、僕はこれまで自分の人生で、「失敗しないこと」というのを、とても価値視してきたように思う。

 

 

まあ、人間誰しも、失敗はしたくないよね。だから、自然な心理では、ある。

 

 

だけど、、人生の舵取りの基本理念のようなところに、「失敗しないこと」を据えてしまうと、その人生はたいていおかしくなっていく。

 

 

だって、、、失敗しないための最善の方法は、「何もしないこと」なのだから。

 

 

「失敗したくない」に凝り固まるほど、その人は、何もできなくなる。動きがとれなくなる。

 

 

とりわけ、未知なこと、新しいチャレンジなどは、もってのほか、となる。

 

 

、、、というようなお話は、人生訓のような形でよく語られるところである。僕も、話としては知っていたし、自分に対する一種の“戒め”として、いつも頭の片隅に置いていた。

 

 

失敗を恐れて動かないより、動いてみて失敗するほうが、得るものも多い。だから、とにかくやってみよう。

 

 

そんな感じで、やってきたつもりだった。

 

 

ただ、、さ、、それでもやっぱり、失敗は、怖いんだよね。

 

 

だから、「動いてみる」と言っても、それはどちらかというとへっぴり腰で、やばくなったらいつでも逃げられるよう十分なリスクヘッジをして、安全マージンも確認した上で、ジリジリと前に出てみる。そんなイメージだったかもしれない。

 

もちろん、これも、必要なことではある。

 

 

自分の安全を守るのは、生きていく上で、とても重要なこと。

 

 

とはいえ、、それ一色に染まってしまうと、、、やっぱり、思い切ったチャレンジができない。人生が楽しくならない。

 

 

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長嶋茂雄さんの「空振り」写真を、見たことがあるだろうか?

 

 

もし、こう言われてピンと来ない人がいたら、いますぐ「長嶋茂雄」「空振り」でググってみて。きっとすごい写真が出てくるから。

 

 

昭和のスーパースター、ミスター巨人軍。長嶋茂雄。

 

 

伝説は数々あるけれど、、、

 

 

「空振り」で、あそこまで魅せた野球選手は、古今東西、そういないだろう。

 

 

脚はもつれ、体は限界までよじれてバランスを崩し、ヘルメットは宙を舞っている。

 

 

歯を食いしばった表情は、「やられた」という悔しさで溢れている。

 

 

あれは、「失敗を恐れる」という心理を100%、1000%、10000%も振り切って、微塵の恐れも躊躇いもなく振っていったから、生じた造形、なのである。

 

 

天才・長嶋の、天才たる所以である。

 

 

僕は、、人生の中で、たぶん、ああいう空振りを、したことがなかった。

 

 

もちろん、普通の空振りレベルなら、ある。でもどちらかというと、最後の最後に手先でなんとかボールに当てて、ファールに逃げるか、内野ゴロででも何か起きないかな、、みたいな方向へ進もうとすることが多かったと思う。

 

 

下手すると、最初からそこを狙っていた節さえ、ある。

 

 

そこからの空振りでは、、あんな豪快な絵には、絶対に、ならない。

 

 

今朝、退会したからくりサロンのことをふと思っていて、、

 

 

そうか、あのマルシェの体験を通して、、、僕は、長嶋茂雄のような空振りが、やっと経験できたんだな、って思った。

 

 

からくり道場(からくりサロン)というとても居心地が良い環境の中で、失敗に対する恐れや不安、リスクヘッジの計算などが徐々に頭から外れ、、

 

 

最終的には、微塵の躊躇いもなく全力で振りに行った。だから、、、

 

 

全力の、渾身の、1000%、10000%の、空振りができた。

 

 

おかげで、従来の、当てに行ったしょぼい空振りでは見えなかった多くのことが、見事に、あらわになった。

 

 

それは、とてもありがたいことだ。

 

 

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あらわになったところをふまえて、この先どうしていこうか、と考えた時、、

 

 

からくりサロンからは、一旦、退会することにした。

 

 

いずれまた、何らかの接点ができるだろうか? それはわからない。

 

 

今はとにかく、自分の目の前にことをやっていく。それだけだ。

 

 

 

 

なずさんとちかさんとは、最後にメッセージやり取りしたけど(それを踏まえてやめることにしたんだけど)、

 

 

その後、退会手続きにサクサク進んでしまったので、道場などで出会った皆さんにさようならをいう機会を逸してしまった。

 

 

なので、この場を借りて、お伝えします。

 

 

みなさん、おせわになりました。

 

 

本当に、いろいろ楽しかったです。

 

 

最後のマルシェのゴタゴタでは、不愉快になった人もいたでしょう。ごめんなさい。

 

 

そして、さようなら。また機会があったら、どこかで会いましょう。

 

 

8/22 からくり道場

テーマ「プライドの捉え方」

 



いろんな話があったけど、自分としては、一番最後に出てきた「許す」というトピックが、一番興味深かった。




僕にとって、「許す」という心理は、以前から大きな謎だった。


もしかしたら自分は、今までの人生の中で一度も、人や自分を許したことがないんじゃないか?って思うくらい、自分にとって未知のもの、という気がするのだ。




いやもちろん、外見上では「許す」にあたる行為をしたことは、ある。


だけど、その時に自分の心の中で起きていた現象は、、、あれは、「我慢」とほとんど同じだと思う。


不満や恨みは、そのまま心の中にある。だけど、いろんな事情(先生から許してあげなさいって言われた、とか)から、ああこれは「許す」ということにしなきゃいけない流れなんだな、って判断して、許すという立場をとることを、不承ながら選んだ。そんな感じ。


これって、本質的には、許してないよね。


じゃあ、ほんとに許すことができた場合、心の中はどんなふうになるんだろう?


そして、自分はどうしてそういうふうにできないんだろう?


こんな疑問が、ずーっと長い間、心の片隅でくすぶっていた。






なずさんとちかさんは今回、「プライド」という話をする中で、それぞれの過去の“黒歴史”みたいな話をたくさん披露してくれた。ダメンズ恋愛遍歴とか、子育てにおける子供との関わり方とか。




そういった当時を思い起こすと、今でも、「あーやっちまったな」みたいな痛みを覚えるのだという。


、、、という話が、自分にとっては、「へーーそうなんだ?」って思えた。



僕の中では、そういうネガティブな心理要素がすっかり消えてまっさらになることが、「許す」なのだ、と、なんとなくそんなイメージがあったのだけど。

 

 

でも、どうやらそういうことではないらしい。




痛みはある。でも、恨んではいない。

 

そして、むしろ、痛みを受け入れ、抱え続けることが、許すことの大切な一部なのだ、と、そんな話をしていた。

 

 

 

 

 

ふーむ。これはまたなんとも。。

 

 

 

今まで思ってたイメージとは結構違うのかもしれないなこれは。。

 

 

 

、、、ってな感じで、なんとなく思いを巡らせていたら、、

 

 

 

 

ふと、、ちょっと突飛なことを思いついた。

 

 

 

 

 

 

人間の体が持つ、「免疫」の不思議さ、曖昧さについて、である。

 

 

 

 

 

 

人体は、体の中に入り込んだ異物(ウイルスとか、毒物とか)を排除するために、免疫という機能を身に備えている。

 

 

体の中の成分を「自己」と「他者」に判別し、他者を排除する仕組みだ。

 

 

このとき、「自己」に対して免疫反応が起きないようにブレーキをかける仕組みのことを、「免疫寛容」と呼ぶ。

 

 

免疫を担う細胞は、体が発達する過程で、自分の体を形成する成分の分子に触れて、その形状や組成を学習し、「これは攻撃しない」というリストを作っていくという。そうやって体の素材成分をくまなくリストアップし、それらに対して「免疫寛容」という特別待遇を与えるわけだ。

 


 

 

そして非常に面白いことに、、、この時、元来は自分の身体成分ではないのに、あたかも体の一部のように扱って、免疫寛容の特権を与える“相手”がいる、というのだ。

 

 

 

腸管内に棲みつく、「腸内細菌」である。


人の腸管の中には、100種類、100兆個もの腸内細菌が住んでいると言われる。この数は、人体そのものの細胞数(37兆個)を遥かに上回る、ものすごい数だ。

 

 

腸内細菌は、人体の健康や栄養状態を保つ上で、とても大きな役割を果たしている。腸内細菌が、人間の健康を左右するメインファクターと言っても過言ではない。

 

 

 

 

で、、、菌=バクテリアは、当然ながら、人間とは別の生き物だ。

 

 

胎児がお母さんの子宮の中にいる時、その腸管内は無菌状態。子宮の中にはバクテリアは入ってこない。

 

 

それが、生まれて数日もすると、腸の中に菌が入り込み、その内壁はびっしりと菌で覆われている。


と同時に、体の免疫機能が発達していき、、、


やがて免疫寛容が確立される頃には、腸内細菌は、体の組織と同様の、「免疫システムから攻撃されない特権」を得るという。

 

 

 

 

 

人体由来ではないのだから、本来的には、他者。異物である。

 

 

だけど、それを、自分の体と同じような待遇で扱う。あたかも体の一部のようにみなす。

 

 

本来は異質な存在だけど、そこにいることを認め、許す。

 

 

そうすることで出来上がった共存状態は、、、無菌の状態よりも病原菌の感染に強く、健康的なバランスが崩れにくい。

 

 

つまり、“異物”を自分の一部のように取り込むことで、自分が、より豊かで強靭な存在になる。

 

 

 

 

 

 

あ、、、これっ、、「許す」って、こういうことなんじゃないか、って思ったんだ。

 

 

 

許す相手(対象)とは、要するに、自分にとっての他者。理解し難い異質の存在だ。



自分の常識や規範、感性に照らした時、あり得ない、受け入れ難い振る舞いをするとか。姿や形がおかしい、非常識だ、恥ずかしい、みっともない、とか。



だけど、それを排除することはしない。責めることもない。溶けて消えるわけでもない。元の姿はそのままに、そこに存在することを、認める。



それを、あたかも自分の一部のように扱って、そこに“すまわせる”。

 

 

 

そうすることで、全体の豊かさが増す。

 

 

 

 

 

なるほど。こんなふうに捉えると、「許す」という行為が、今までとは全く違うイメージで見えてきたような気がする。

 

 

 

このイメージなら、、人や自分を、許せるようになるだろうか? なるといいな。