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AKB小説 暗黒物語

下手ですががんばって書くのでお手やわらかに
お願いします。
時々倉持さんとの握手についても書きたいと思います。

アキバのある人けのない裏の路上に大きな突風が吹いてそのの中からゲートが現れた

次の瞬間ゲートが破れると共に一人の
少女が地面に足をつけた

「久しぶりに現代に帰ってきちゃった!」

彼女は久しぶりの現代の空気を堪能していた
しかし、彼女は身体に痛みを感じて地面に足をつけた
「痛っ…」

彼女は身体に手をつけるとそこには、
べったりと血がついていた

「…明日香ちゃん…今度こそ…負けないんだから!」

彼女が叫ぶとその声に反応したのか
人が1人やってきた

「あの…大丈夫ですか?」

彼女に語りかけると彼女は振り向き目が合うと
声をかけた人物の反応が変わった
「あー!もしかして、もしかして、あきちゃさんですよね?」
1人のファンと思われる男性があきちゃに声をかけた
あきちゃはその男性に笑顔で頷くと立ち上がると彼に近づいた
男性はあきちゃに握手をもとめた
あきちゃは快く応じると
男性の手を握りしめた
あきちゃは握手の間ずっと目を離さずに男性を見つめていた
しばらくして男性はあきちゃに話しかけたがあきちゃがポカーんとしてたのを見て
「やっぱり…あきちゃってダメだなぁー」と小さくつぶやいた
男性は頭を下げると手を離そうとしたが手を離せなかった
よく見ると、あきちゃが男性の手を握りしめしめたまま離さなかった
男性はあきちゃから手を離そうとした
しかし、あきちゃが手をがっちりと握りしめてるため男性は困り果てていた
するとあきちゃは男性を手を握りしめたまま壁に押し付けた
あきちゃは男性の耳元でつぶやいた
男性は顔を赤らめたが素直に目を閉じた
あきちゃは一息つくと
男性の手を離して背中に手を回すと
無言で顔を男性に近づけると
キスをかわした
男性は身体を震わせながらあきちゃとのキスを楽しんでいた
しばらくしてあきちゃが口を離した
「ありがとうございました、良い思い出になりました!」
男性はあきちゃにお礼を言うとその場を去ろうとした
だが、あきちゃが背中に手を回していたため動けなかった
「あの…そろそろ離したほうが?人が来たら…大変…」
するとあきちゃは男性に微笑みながらつぶやいた
「まだ、あきは満足してないよ」
「えっ…なに…あがぁ…がぁあぁぁ……………グチユ……………グチャグチャ……………」

あきちゃは男性に回していた手を使って思いっきり抱きしめるとい右手で背中を貫通させ心の臓を引きちぎるとそれを口で噛り付いた

あきちゃはペロリと平らげると舌なめずりして真っ赤に染まった口を手で拭った

すると傷がふさがり出血が止まっていた

「やっぱり、たまんないなぁ~これ」

あきちゃが余韻に浸ってる時だった

「あ、あ、あきちゃが、あきちゃが」
声が聞こえて振り向くと腰を抜かして
座り込んだ男性がいた彼の首にはあきちゃの推しタオルがかかっていた
男性は立ち上がると逃げるようにその場を去ろうとした
あきちゃは高速移動で男性の前に立ちふさがると

男は座り込んでしまった

あきちゃは男性の胸倉を掴むと持ち上げた
恐怖で震える男性にあきちゃは優しくつぶやいた
「あきのファンなら本望だよね!」
あきちゃは男性を離すと片手を男性の背中に突き刺すと
中から心の臓を取り出した
男性は力なくその場に倒れた
返り血であきちゃの顔と首すじと服は血だらけだった
あきちゃは口を真っ赤にしながら

身体を動かしはじめる

「うん!なんとか大丈夫!」

そうつぶやくとあきちゃは劇場に向かって歩きはじめた

あきちゃの去った路上には血だらけで2人の人が倒れていた

あきちゃは術を使い服装を現代風にチェンジした
ジーンズにTシャツと言う姿に変えるとあきちゃはしばらくして劇場についていた
下から劇場を見上げるとあきちゃはニヤリと笑った
「電気ついてるから誰かいるみたいだね」
あきちゃは裏口に周るとドアに手をかけたまだ空いていたためあきちゃは中に入るとゆっくりと閉めた

あきちゃはエレベーターに乗ると
八階のボタンを押すと
ゆっくりとエレベーターは上がって行った。

劇場につくと電気わついていたが何故か誰も居なかった
あきちゃは正面のドアに手をかけたすると中は真っ暗だった
あきちゃが帰ろうとした時だった

「あきちゃさん!お疲れ様です」

あきちゃが振り向くとそこには若い研究生の子が入ってきた

あきちゃニコッと笑うとその子に訪ねはじめた
「今日はみんな帰ちゃった?」
「はい!でも、楽屋に篠田さんがいます」
「そうなんだ~」

あきちゃは、研究生の子が持ってる袋を指差した

「これ、何?」

「これ!篠田さんが私にいらない服をくれたんですよ!」

それを聞いてあきちゃは研究生の子の前に立つと
手を頭に載せ撫ではじめた

「よかったね!」
「はい!」

研究生の子は持っていた袋を大切に抱きしめていた
「明日これを着て篠田さんに似合うか見てもらおうと思うんですけどどうでしょうかね?」

あきちゃはそれを聞いて手を止めた
あきちゃは研究生の子を後ろから抱きしめると耳元でつぶやきはじめた

「残念だけど…その服は…着れないよ」

「えっ!?」

あきちゃは研究生の子の口を左手で塞いだ
暴れる研究生にあきちゃは右手の何かを後ろから植え付けた
すると研究生は気を失いその場に倒れた

あきちゃは研究生の子をその場に放置するとどこかに消えてしまった。

明日香とあきちゃの戦いは終わりを迎えようとしていた。
全軍で突撃を開始して隙をついて
あきちゃが明日香にたどり着いた所からの話

「明日香ちゃん!決着をつけよう」

「かかってきな!」

あきちゃは明日香と剣を交えながら
移動をした

一振りごとに衝撃を感じていた明日香は手がしびれていた
「さすが…あきちゃ…力は全く衰えはないみたい…」
明日香は考えながらあきちゃに剣を交えていた

「そろそろ…いいよね…」
あきちゃは明日香と距離をとると
周りを見渡しはじめると
息を大きく吸ってはいた。

「倉持明日香!この地に沈めてあげる!」
あきちゃはペンダントを外しつかんだまま右手をあげ円を書いた
「あなたの野望は…私が断つ!」
明日香は剣を上げて円を書いた

二人を光が包み込むと次の瞬間互いに鎧を召喚した
暗黒の鎧をつけたあきちゃ
白の鎧をつけた明日香

二人は剣を抜くと互いに向けあった
「行くよ!」
先にあきちゃが動きだした
「この動き見切れるかな?」
あきちゃは明日香の周りを高速で動き回る
明日香にはあきちゃが複数いるように見えていた
明日香は目を閉じるとその場で待機していた。
「明日香ちゃん…隙だらけ…」
あきちゃは明日香の背後に近づき剣を
振り下ろそうとした
「甘い!」
明日香は目をあけると振り向くと同時に剣を払った
互いの剣がぶつかり合う
明日香はあきちゃを睨みつけあきちゃは笑顔で応えた

互いに剣を持つ手にも力が入る

二人は互いに距離をとると

技をぶつけはじめた

「行くよ…あきちゃ」
明日香は呪文を唱えて鋭い木のツタを出すとあきちゃにたいして放った
あきちゃは剣に手をかざし魔法火を纏わせると
ツタを焼き斬った
「今度はこっちの番だよ!」
あきちゃはその場で剣を振り下ろすと
剣圧を放った
明日香は剣を使い弾きとばしていると
何時の間にかあきちゃがそばまで来ていた
「しまった…」
明日香は剣で防御しようとした
「死ね…魔法騎士」
あきちゃは明日香を斬りつけた
「グッ!…」
明日香は斬りつけられ膝をついた
あきちゃは明日香を蹴りとばした
明日香は後ろに飛ばされ川に背中から落ちた
切られたせいか、鎧から火花が出ていた

あきちゃは明日香に近づき剣を突き刺した
明日香はそれを寸前で回って交わすと起き上がりあきちゃの背後をついた
剣で背中を斬りつけた
「あぁぁぁぁぁ!」
あきちゃは前のめりに倒れこんだ
「はぁ…はぁ…あきちゃ!…これで…終わりだ」
明日香はあきちゃに剣を突き刺した
「何⁉」
あきちゃは体を反転させると体の正面で剣を受け止めた
明日香の剣があきちゃの体を深く突き刺しこんだ
「いいね!明日香ちゃん!あきちゃ気持ちいい」
あきちゃは明日香の剣を掴むともっと深くまで突き刺した
明日香の剣があきちゃの体を貫通するとあきちゃは左手で明日香の剣をつかんだまま剣を振り下ろした
明日香はあきちゃの剣をもろに受けると仰向けに倒れこんだ
「ウッ…あきちゃ…何てやつなの…」

あきちゃは体に明日香の剣を刺したまま座り込むと
明日香の剣を手で掴むとゆっくりと
笑顔で引き抜きはじめた
「ウッ!…いたっ…」
剣を抜くと同時に大量の血が流れ出した
あきちゃは一気に引き抜くと明日香の前に立った
「さよなら…明日香ちゃん」
あきちゃは血で染まった剣を振り上げた
「今だ!」
明日香は起き上がると足をはらった
あきちゃが怯んだすきに
明日香は魔法槍を取り出して鋭い突きをあきちゃに食らわせた
あきちゃは後方に吹っ飛ばされて
表情がかわりはじめた

互いに次の技を出そうとした時だった

大きな音がして振り向くと
西の方で不死鳥と龍が舞い上がっていた
「レオくん!」
「ゆきりん!」
二人は互いにその様子を見ていた
不死鳥が龍に飲み込まれたのを見てあきちゃは
焦りを隠せなかった
「レオくん!」
「そこだ!」
明日香はあきちゃにすばやく槍を突き刺した
「邪魔しないで!」
あきちゃは剣で槍を弾きながら移動した。

あきちゃは明日香と距離をとると剣を両手で構えると上に突き上げた

剣から光が発してあきちゃを照らすと
背後の影が大きくなりはじめた

「明日香ちゃん…今まで楽しかったよ」

背後の影が明日香に向かって剣を振り下ろすと
斬撃が放たれた

斬撃が明日香にぶつかる寸前の時だった
「甘い!」

明日香は飛んでよけると

「次は、こっちの番だよ」

明日香は槍を紫の炎で纏わせると片手で持つとあきちゃに向かって投げた

「闇よ…私の前から消えろ」

槍があきちゃの方へ向かって行った

「早い!…ダメだ…よけれない…」

あきちゃは槍を正面から受けると後ろに飛ばされた

「ううっ…やるじゃん…」
あきちゃはその場で座り込んだ

明日香はあきちゃに向かってゆっくりと歩きだした
「あきちゃ…あなたとAKBで過ごした日々…私は…絶対に忘れないから」
明日香は槍を上にあげると尖端をあきちゃに向けた
「ま、待ってよ…明日香…」
「さよなら…」
あきちゃは表情が青ざめる事もなく笑っていた
明日香は槍を強く構えると
あきちゃに振り下ろした

その時明日香は手に痛みを感じた
すると、明日香の槍が半分に折れていた
「これは!?」

明日香は戸惑ってると左から何かが明日香の顔を掠めた
明日香が振り向くと木の影から謎の人物がこちらに矢をはなっていた

「今だね…」

あきちゃは起き上がると後ろに下がっていった

「あなた誰?」

明日香は謎の人物に声をかけた

「俺?、俺はファンだよ」

「ファン?」

明日香が首を傾げていると男が出てきた
明日香はそれを見て槍を突きつけた
「動かないで…」
「さすが…魔法騎士だな」

男は笑いながら明日香に話しかけてきた

「また会おう、魔法騎士…いや…倉持明日香くん」

それを聞いて明日香は表情を変えた
「どうして!私の名前をこの世界のあんたが知ってるの!」

「言っただろ…ファンの一人だよって」

男はニヤリとしながら、姿を消した

「なんだったの?あの人は」

明日香は槍を手にとるとあきちゃを追いかけはじめた


明日香は教会であきちゃをあと一歩の所でのがした
あきちゃはレオの最後の術で姿を消した

後日、明日香とゆきりんは現代に帰るために
準備をしていた
「本当に…帰れるの?」
ゆきりんは不安そうにしていると
明日香はゆきりんの背中に手を回した
「魔法列車を私たちのために使わせてくれるみたい…だから、大丈夫だから、心配しないで」
明日香の笑顔にゆきりんは安心して頷いた

「行こう!」

二人は城を出ていった


あきちゃはレオと共に教会に退却した。
教会には約200~300ほど集まっていた
教会の門に板を打ち付けてバリケードをつくり籠城した

教会の周りは明日香の軍がとりかこんでいた
もはや、逃げみちはなかった
あきちゃは教会の中にいた
レオを自分の膝に載せて濡らした布で
顔を吹いていた
「ごめんね…レオくん…あきちゃ…」
あきちゃの頬を涙が流れレオに落ちる

「あきちゃ…さん」

レオが目を覚ますとあきちゃは涙をふきレオの顔に布を当てる

「ここは…教会ですか?」
「うん…でも、周りは囲まれちゃった」

外はバリケードが破られあきちゃの残兵が必死になっ防いでいた
多勢に無勢か徐々に駆逐されていった


レオは体を起こすようにあきちゃに頼む
あきちゃはレオを起こすと壁に寄せた

レオは苦しそうに口を開いた
「今から…死ぬ前に…あきちゃさん、を…転送します」
「転送…」

「現代に…現代で…再起をはかってください」

あきちゃはレオに頷くと中央にたつと両手を広げて目を瞑る

レオは筆を取り出すと呪文を唱えはじめた

その時教会のドアが破られて
明日香が入ってきた
「レオ!あきちゃ!」

明日香はあきちゃに飛びかかろうとした

「あきちゃさん!さようなら!」
レオは筆を向けると
あきちゃが光に包まれ姿を消した
「待て!」
明日香が飛んだ時にはすでにあきちゃの姿は消えていた

明日香はくやしそうにしてレオに目を向けると
レオはすでにうつむいたまま動かなかった
しかし、肩で小さく息をしていた
「あきちゃは…どこだ!」
「げ…現代…」
明日香が胸ぐらを掴みながらレオを問いただす
レオは最後の力を振り絞り答えた
明日香はそれを聞いてレオを壁に叩きつけた

レオはその場で息を引き取った

「さようなら…レオ…」

明日香はその場を後にした


続く
戦いから二時間が経とうとしていた
最初は奇襲により優勢をたもっていた
あきちゃの軍だったが兵力の差で徐々に明日香の軍に押されはじめた
一方で指原を倒したレオは
本陣で狼煙をあげ板野に合図を送った

「側面をつけば…明日香は終わり…」
「しかし、レオは指原を始末…」
板野は迷っていたしかし、最初から答えは一つしかなかった
板野は右手を上げて前に下ろした

突然山の斜面から崩れるような地響きがなった
目を向けるとたくさんの兵が向かってきていた

「板野さん…これで…勝った」
レオは本陣でその様子を見ていたが
ある異変に気づいた
板野の兵が明日香の方でなくこちらに突っ込んできたのである

「どうして…」

レオはその場で膝から崩れ落ちた
2万に対して10万の兵力

レオは本陣の兵力と予備を全て援護につぎ込んだ
そのため周りは誰もいない

左翼は何とか保っていたしかし、崩れるのは時間の問題だ

その時レオに向かって誰が走っている
レオはそれを見て戦闘体制に入った
「ゆきりんさん…」
レオが驚いていると
ゆきりんが突然飛び上がった
そのままレオの前に剣を振り下ろした

「グッ!」

レオはそれを剣で受け止めた
あまりの衝撃で剣が粉粉に砕けた
そこには目を細めた恐ろしい表情をしたゆきりんが立っていた

「…レオくん…こっちにおいで…痛くしないから」

剣を構えたままゆっくりと歩くゆきりん
レオはそれを見て恐怖を感じていた
あんなに明るくて素敵な人がここまで冷徹な顔になるとは思っていなかった

少しずつ距離を詰められたがいの手が届く範囲までになってしまった

ゆきりんはレオに剣を向けながら口を開いた
なぜ、指原をやったのか?と

その時ゆきりんの後ろから叫び声が聞こえた
振り向くとレオの兵士が一人ゆきりんに向かって剣を振り下ろした
それをゆきりんは受け止めると腹を蹴って相手を倒すと
剣を振り下ろした

倒した兵士が動かなくなるのを見てゆきりんは振り返るとレオの姿がなかった。

ゆきりんは構えたまま歩き出すその時前方から球体が飛んできた

剣を使って弾きとばした
前を向くとレオが立っていた

「はぁぁぁぁ!」

レオは魔法筆を剣に変化させると
両手で構えた

「…まだやる気なの…」

ゆきりんがレオに問いかけると
レオは首を縦に降る

「わかった…」

ゆきりんは剣を上に振り上げると鎧を召喚した。
それに対してレオは剣を幅広く変化させると距離をとった

「一撃に…かけるしか…僕に生きる道はない…」

本来魔法騎士には通常では叶わない
魔法騎士には魔法騎士しか勝つことはできない…しかし、一つだけ方法があり
レオはそれを試そうとしていた

腕につけたアクセサリーを見ながらつぶやいた
「姉さん…力を貸してください!」
レオは剣を地面にに突きつけた
背後に魔法陣が浮かび上がると同時に
不死鳥が現れた
レオが前に剣を振り向けると不死鳥は自らを火に覆うと
ゆきりんに向かってとびだした

ゆきりんも剣を振り上げる
「天翔る龍よその牙を持って暗黒を打ち破れ」
背後に炎の龍が現れレオに向かってとびだした

龍と不死鳥が中央でぶつかり合いをはじめた

「うぉぉぉぉ!」
「指原のためにも…」
レオは剣を強く握り叫ぶそれに対してゆきりんは祈るように前を見つめる

すると不死鳥が龍に飲み込まれ
レオが炎の渦に覆われた
レオは口から血を吹き出して
膝をついた

目の前にはゆきりんが剣を向けながら近づいてきたこれで終わりだと悟った
めをつぶり最後を迎える
だが、その時誰かに体をつかまれたような感覚を感じた
まだ、いかせてくれないのか、多分死ぬほど痛めつけてから殺すのだろう
それでも、構わない私のやった事は
償うにもつぐなえきれなかった

だが、何かがおかしいまるで空を飛んでるようだ
目を開けると誰かにおぶられていた
ガタイがよくて、ほのかにいい匂いがした
「あきちゃ、…さん」

薄れゆく意識の中レオは笑っていた
あきちゃが何かを言っていたが
聞き取れなかった

あきちゃはレオを担いで教会に退却した

ついに総攻撃が始まり明日香の軍は苦戦していた
敵は三方向から同時に攻撃を仕掛けたため
明日香の軍は所どころで後退を余儀なくされた
中でも中央の部隊はは被害が大きかった

指原が必死に戦い蹴散らしていた
左翼右翼もそれに続かんばかりに奮戦した

戦いから一時間がたち
明日香の軍の第一次防衛ラインは突破された
指原は容赦なく剣を浴びせていた
「お前らが…北原を!」
指原は下唇を噛みながら剣を振り下ろして行った
剣は血で真っ赤に染まりまた、切った際に返り血を浴びたのか指原の顔には
血が飛んでいた
指原はそのまま進んでいたため
まるで悪魔にとりつかれたかのような姿をしていて兵が恐れていた

「さっしーを助けたい…」
突然ゆきりんがつぶやいた
明日香は振り返って聞きなおした
「ゆ、ゆきりん?」
その目は何か悲しげな表情をしていた
明日香がゆきりんに話しかけようとした時だった
「明日香ちゃん!」
名前を呼ばれ振り向くとあきちゃが息を整えながらいた
あきちゃはニヤリと笑いながら見つめていた
すると明日香は突然馬から降りると
あきちゃの前に立った
「決着をつけようあきちゃ…いや…
暗黒騎士」
明日香は叫んだ
「望むところだ!」
「なんてね?」
あきちゃは余裕でいた

「そんな余裕で大丈夫?」
「全然大丈夫だよ!」
明日香はあきちゃを睨みつけていた
「あみなの仇とらせてもらう」
「野暮のために消えて!」
二人は同時に走り出したがいに横を向きながら剣を交えて山を降りて行った

「殺してやる!」
指原が叫ぶと1人また1人と倒れて行った
「これは北原の分なんだ復讐なんだ!」
指原が自分に言い聞かせるように剣を振り下ろした
「さっしー…それは違うよ!」
指原が振り返るとゆきりんが立っていた
「久しぶりだね!柏木さん….城いらいかな」
指原が剣を肩にかけながら、
話していた
「さっしー話を聞いて!もっちぃはりえちゃんをころしてない!」
ゆきりんは説得しようとしていた
「そんなの信じられるわけないじゃん」
指原は冷たくあしらいゆきりんに剣を向けた
「りえちゃん…今からゆきりんがそっちに行くからさみしくないよ…」
指原が剣をゆきりんに対して振り下ろそうとした
すると視界からゆきりんが消えた
「くっ…どこいった!」
「ここだよ…」
指原が振り返るとゆきりんが剣の鞘をを腹に打ち付けた
「えっ…!」
「ぐはぁ!」
指原は痛みに耐えかね膝をついた
追い打ちをかける
ように締まった剣で背中を打ち付けた
「うぅ!」
指原はそのまま前に倒れこんだ
「さっしー私の話を聞いて!」
ゆきりんは指原の前に来ると
説得しようとしていた。
「うるせぇーよ」
指原は剣を横に振った
ゆきりんの服を微かにかすった
危険を感じ距離をある程度とりながら
指原に目を合わせた

「お前から先にやってやる」

指原が剣を抜いてゆっくりと近づきはじめた
その周りでは両軍の兵が入り混じり戦いが続いていた

「指原!私はあなたと戦いたくない!」
「私は、柏木さんと戦いたい!」
ゆきりんが力強く指原に対して言ったが指原には届かなかった

「柏木さん…こんな時に甘い考えは捨ててくださいよね」

指原がニヤッとしながら剣を構えた
「おりゃー!」
指原がゆきりんに向かって走りはじめながら剣を振り上げた
「指原!」
ゆきりんも指原に向かって走り出すと
中央に円を描いてその円をくぐり抜けた
ゆきりんに青い鎧に仮面が装着された

「えっ…鎧召喚」

指原がゆきりんに鎧がつき思わずつぶやいてしまった
「聞いてないよ…」

指原が剣を振り下ろすと
ゆきりんが剣を振り上げたすると
一本の剣が空高く舞い上がり
地面に刺さった
「指原の負けだ」
指原が膝から崩れ落ちた



指原が振り返ると自分の部隊は壊滅して生存者はいなかったのか見捨てられてどこかに合流したかわからんかった
ゆきりんは指原に北原について話した
あの時何があったのかを
それを聞いて
何時の間にか指原の顔は涙でぐしゃりとしていた
「うぅ…りえちゃん…」
「さっしー」
ゆきりんは指原に手を差し出した
ゆきりんの手を掴むと
指原は立ち上がりつぶやいた
「もう、戦いは嫌だ!指原はりえちゃんのためにこれからは…祈るよ…」
「さっしー!」
ゆきりんは指原の顔を見て安堵した
2人はがっちりと握手した
「さっしー私、レオくんを助けたい…だから、協力して?」
「指原にできる事なら何でも、」
ゆきりんはレオをどうしても、助けたかった彼を引きずり明日香の前に連れて誤解をときたかった
「よっと!」
指原が馬に乗りゆきりんに手を差し出した
ゆきりんが指原の手を掴もうとした時だった
「パァーン!」
突然乾いたような爆発音が聞こえて
ゆきりんはしゃがみ込むだ
「何、今の音?」
ゆきりんがあたりを見渡すと

指原が馬上で前のめりになっていた
「さっしー?」
返事かない…すると指原は馬から力なく
地面に倒れこんだ
ゆきりんが覗き込むと指原の胸から血が流れ鎧が真っ赤に染まっていた
指原が口をパクパクさせながらある方向に指をさした
その方向に目を向けると
馬上で白煙が上がっていた
そこには筆を構えたレオがいた
「裏切りは許しませんよ」
レオは一言言うと引き返して行った

「さっしー!しっかり!」
ゆきりんは懸命に励ましていた
指原は何とか耐えていたが
胸に空いた卵サイズの穴からは血が出ていた。
止血しようとしたが全く止まらなかった
「柏木さん…」
指原がゆきりんを呼ぶとゆきりんはすぐに駆けつけた

「指原…先に行きます!…だから、もう心配無用で…す」

そういうと指原は目を閉じはじめた
「りえちゃん…今、行く…から」

それから数分後指原が動かなくなった

「レオ…あんたを私は、許さない!」

ゆきりんはレオを探しにいった

両軍は小競り合いを繰り返してはいたが大規模な衝突はなく3,4日にらみ合ったまま動かなかった


アスカの軍は1日おきに増援が到着していたためその規模は最初よりも2倍に増えていた


「私たちの4倍もいるのか~」


あきちゃは筆を口と鼻のあいだに挟みながら手を頬につきながらまた、図面に

敵のコマを置いていった


その横で指原はボッーとしながら眺めていた

「もう、私たち終わりですよね」

「勝てないよ~」

などとは口が裂けても言えないと考えながら机にうつ伏せになっていた


「只今戻りました」


レオの声に2人が一斉に振り返った


レオの表情を見て二人は安堵した


「成功?」 あきちゃが手でポーズをとると


「はい!」 レオもポーズで返した


図面に味方のコマを4つ増やしてある地点に指を刺したここに板野さんが陣を貼っています


2人はその方向に目をやると姿はみえにくいがかすかに人影が森の中で動いてるのが確認できた


「これで兵力は互角です、今日の昼前に総攻撃を行いましょう!」


レオの発言に2人は頷くと早速作戦の最終確認をした


「僕と指原さんで道を作りますその隙にあきちゃさんは倉持さんの首をとってください」


「うん!わかった、あきちゃがんばるよ」


「あのー指原も行かないとダメェ?


あきちゃは指原を睨みつけると指原はおとなしく従った


するとレオは図面のある地点に指をさした

「念のためここがもしもの場合の集合場所ですが、多分使うことはないでしょう」


3人は互いに手を重ね合わせると顔を見つめあった何か言葉を交わしてそれぞれの持ち場に向かっていった

あきちゃは歩きながら肩を柔軟し、レオは装備の確認、指原は自分にまじないをかけていた

「大丈夫、大丈夫、そうか、いざとなったら逃げてしまえば!」

指原は急に顔つきが変わり意気揚々としていた


総攻撃まで1時間をきり各自緊張しつつも頭の中でイメージを整えていた


あきちゃは戦いの、レオは作戦の、そして指原は逃げるための


それを考えると左翼というのは逃げるのに便利だそんなことを考えてると指原のもとにあきちゃがやってきた

あきちゃは指原を呼ぶとあることを告げたそれを聞いて指原は青ざめた

「さっしーは左翼じゃなくて中央ね」

「えっ!どうして」

「大丈夫!あきちゃの兵力多めに分けたから」

「いや、いや、」

指原は作戦が完全にくるった

指原が迷っているのを見てあきちゃは指原の両肩に手を置くとつぶやいた

「さっしーそんなじゃあきたりえが悲しむよ!」


「りえちゃん!」

指原はあきちゃの言葉を受けてあることを思い出した

それはなぜ私が戦っていたのか

それは倉持が原因だから


「あきちゃ指原全力で頑張るから期待しててね!」

指原は中央に移動していったその表情はめずらしく自信に溢れていた



あきちゃはそれを笑顔で見送った

すると急に周辺を霧が出始めた

それを見てあきちゃはにやりと笑ったこれは好都合だと


霧によって視界はわるくなっていたそれは明日香の方も条件は同じだった


あきちゃたちが盛んに移動していると聞きつけ戦闘態勢で様子を山から伺っていた

そんななかゆきりんはのんきに絵を書いていた


そのまま時は過ぎていき気づけば霧がはれかけていた


やっと視界が回復していくそんなことを考えながら明日香は川を見つめていたが霧が晴れると同時に

事の重大さに気づいた

「敵が目の前にいる!」


明日香はテントに戻りゆきりんに叫んだ

「ゆきりん!総攻撃だぁ、絶対に私のそばをはなれないで!」

明日香はゆきりんの腕を掴むと外に出てすぐにコリンに乗るとその周りを親衛隊と義勇兵が固めた

ゆきりんは明日香の後ろから川を見てようやく重大さに理解できた


「川が人でおおいつくされている」

「川がない!」


霧が晴れ視界が良好になったと同時に対岸から笛の合図が聞こえ地鳴りのような声と共に敵が

明日香の軍に襲いかかった。


「全員!持ち場を死守!」


明日香の声と共に全軍防御体制を構えていた


敵の第1陣が前線でぶつかろうとしていた

















朝になり日が上りはじめ視界がよくなったのか
山の上からでも川がよく見えていた
普段は透き通った綺麗な川だが今日は
真っ赤に染まりたくさんの人が入り乱れるように倒れていた

「冷たいんだろうなぁ」
そんな事を考えていると明日香が走ってきた
「ゆきりん!ちょっと来てー」
明日香はゆきりんの手を引くと外に出た
すると外には見慣れない服装の人がたくさんいた
その姿にゆきりんは目を見開いた
「これって…」
「ゆきりんの為に集まった義勇兵だよ!」
明日香はゆきりんを義勇兵の前に連れていった
ゆきりんを見て義勇兵はみな膝をついて頭を下げた
ゆきりんは少し戸惑ったがすぐに状況を理解した

「私の為に戦ってくれるファンでいいんだよね」
ゆきりんは自分に言い聞かせると
突然
義勇兵の1人が前に出たすると
「みんな!ゆきりん様に俺たちの力を見せよう!」
「おぉー!」
すると義勇兵は勝手に川へ向かって走り始めた
「ちょい!ちょいちょーい!」
ゆきりんは手を広げとめようとしたが無視された
「ゆきりん!私武器をとってくる!」
明日香は山の斜面を駆け上がっていった
「みなさん!止まって!お願いだから!」
みなゆきりんの静止を振り切り川を渡りはじめた

「もっちぃ!早く来て!」
明日香は祈るように山を見つめていた


「公国の副官が何のようだ!」
レオは陣地を離れてある人物の元に来ていた。
広場の間でレオは周りを完全武装した兵に囲まれながら謁見しようとしていた
こないだまで戦争していたため
彼らはピリピリしていた
異様な空気が流れる中
奥から足音が聞こえて来た
その音に反応して周りを囲んでいた兵が姿勢を正すと全員レオの横に並んだ
しばらくすると奥から誰かが出て来て
中央のイスに座った
それを見てレオの前にいた士官が敬礼した
「私に会いにきたのはあんた?」
その人物はレオを睨むように見ていた
レオは頭を下げたままだったため
まだ顔を見ていなかった
「頭上げなよ!」
レオは顔をあげると両者は目を合わせた
互いにその瞬間声を発した
「あっ!?」

レオはその人物に見覚えがあった
「板野…さん?」
「久しぶりじゃん!レオ」
板野はレオを見て微笑んでいた
板野の様子を見て周りの空気が少し柔らかくなっていた。
レオは板野に対して口を開いた
「実は今、」

「一緒に来て欲しいんだろ」
板野はレオが何が言いたいのかわかっていた
「えっ…」
「明日の朝には向かう、それでいいだろう」
板野の言葉にレオは頷いた
「わかりましたでは、先に帰るので待ってます」
レオは帰ろうとしたが板野が呼び止めた
「あんたに大事な話があるんだ」
「…姉さんの事ですか…」
「何だ、知ってたんだ」
板野は残念そうに座るとレオに向かって物を投げた
「これは?」
「姉貴のアクセだよ」
板野からもらったアクセを見てレオはそれを腕にはめた
レオはそれを見てある事に気づいた
「R.T.Kのイニシャル懐かしいな」
レオは頭を下げると部屋を出て行った

「明日までに準備しとけよ」
板野は近くの士官に言うと部屋を出て行った
「これでチュウに頼まれた遺言は終わった…」
板野の顔は安堵したのか安らかに成っていた


両軍は川で激しくぶつかりあっていた
剣と剣が激しくぶつかり合う音と共に
悲鳴のような叫び声が飛びかっていた

川の中央で指原は馬上で槍をふるっていた
「おりゃー!」
指原は自分に向かってきた敵に槍を突き刺した
槍を抜くと血を吹き出しながらその場に倒れた
指原は槍を一心不乱に振りかざしていた
何時の間にか指原の周りは倒れた敵の死体が並び
その血で川は赤く染まっていた
「見たか!指原の力を!」
指原は叫びながら周りを見渡した
すると各方面で指原の部隊は明日香の部隊を全面的に押していて
優勢だった
指原が後ろを振り返ると
レオは川の手前で動かずに待機していた
その周りをレオの兵士が固めていた
明日香の部隊の何人もが飛びかっていったが
全員レオの兵の矢の前にたどり着く前に川に倒れていた
「レオくんもすごいな…指原も負けてられない!」
指原は槍を持ち直し手綱を掴むと
さらに川の中央の敵に突撃していった

「こんなやつら、指原1人で余裕だよ!」
指原は槍を振り払い周りの敵を吹き飛ばしていった
「おりゃ!おりゃ!おりゃー!」
指原は槍を連続で突き出していくと
1人、2人と倒していった

「はぁ、はぁ、少し疲れたなぁ」
指原は戦況を確認しようと
周りを見渡した
「えっ…嘘でしょ」
指原はある事に気づくと恐怖で震え出した。
指原の周りには敵ばかりで味方が一人もいなかった味方は指原の後ろで敵と交戦していた川の中央に1人で孤立していた。

「えー!?どうしようー!」

指原があたふたしていると
いつのまにか四方を敵に囲まれていた
「ここから…逃げないと…」
指原は手綱を掴むと退却をはじめようとした時だった
「今だ!」
誰かの叫び声と共に指原の目の前に敵が槍を横から突き出した
「うぉ!」
指原は槍を突き出されびっくりして後ろに仰け反ったと同時に手綱を引っ張ってしまい
馬が立ち上がってしまった
「待って!待って!落ち着いて」
指原は馬の首に必死にしがみついた
それと同時に槍を落としてしまった
「ヒヒーン!」
馬は体を揺らしていた
指原は耐えきれずに馬から落ちてしまった
バシャーン!
指原は川の水面に背中から落ちると
「いてぇー!」
背中をさすりながら起き上がると
目の前にはたくさんの敵が指原に向かって迫っていた
「やばい!」
指原は周りを見渡し自分の武器を探した
しかし、川の中に落としたため全く検討がつかなかった川は赤く染まっていて中がわからない
「あれは!」
指原の左に
何か棒状のものが浮かび上がっていた
「おりゃー!」
指原はそれに向かって飛ぶと
それを掴んで持ち上げた
自分の槍ではなかったがこだわってはいられない
指原は槍を掴み立ち上がろうとした時だった
「痛い!」
指原は背中に痛みを感じるとうつ伏せに倒れた
指原は再度立ち上がろうとしたが
背中に重みを感じて立ち上がれずにいた
「立てない…どうして?」
指原は困惑してると後ろから声が聞こえた
「それは私が座ってるからだよぴーや!」
指原はその声に聞き覚えがあったその人物は指原がアイドル当時ニガテな先輩であまり関わりたくない人物だった
指原はゆっくりと顔を後ろに向けた
するとそこには
白い歯をみせながら笑顔で微笑む明日香の姿があった
「も、もちくらさん…」
指原は久しぶりに明日香を見て苦笑いしていた

「ひぃぁぁぁぁぁぁ」
「ぴーや動かないで!触りづらい」

明日香の耳に対する攻撃を受けて指原は断末魔をあげていた
足をバタバタさせながら暴れて抵抗していたが
耳を強めに触られておとなしくなった
しかし、指原はイチカバチかの賭けに出ようとしていた。

「もちくらさんは今私の耳に夢中になってる今がチャンスだ…」

指原は今、川でうつ伏せになっている
その右手には剣を握っていた
先ほど明日香の耳攻撃のさいに
川の中で偶然見つけたものだ
「これでもちくらさんを斬りつけて、一気にレオくんの所まで走ろう…」
指原は機会を伺っていた
するとすぐにその時はやってきた

「ぴーや!ゆきりんが待ってるから一緒に来てもらうよ」
明日香は馬乗りになりながら指原に話すと
指原は首を縦に振ると再度剣を強めに握り直した
「ぴーや!変な事考えないでよ」
明日香は立ち上がって指原からどくと
指原に背を向けた
「今がチャンスだ!」
指原はゆっくりと膝をつきながら起き上がると剣を握り直した
「振り返った瞬間に…ズバッと」
指原は心で言い聞かせると明日香を呼んだ
「も…も…もちくらさん!」
思わす声が裏返ってしまったが
それが幸いしたのか明日香は笑いながら振り返った
「何?ぴーや」
「今だ!」
明日香の振り返った瞬間指原は持っていた剣を振り上げた
その際目をつぶったためどうなったかわからないが指原はすぐに目を開けるとそこには明日香の姿はなかった

「よく…わかんないけど…とにかく…逃げよう!」

指原は反転して逃げようとした時だった

「ひどいよ…ぴーや…」

明日香の声がして指原は振り返った
そこには明日香が立っていた
「やばい!…どうしよう」
指原が後ずさりすると後ろの誰かにぶつかる振り返ると
そこにも明日香が立っていた
「瞬間移動⁉」
指原が混乱していると
また明日香の声がした
振り返るとそこには明日香が三人立っていた
「えっ…⁉」
指原はまた振り返るとそこには明日香が5人立っていた
「なんなんだよ….これ…」
指原が少し怯えはじめた時だった
急に複数の明日香が指原の周りを走り始めた
指原は周りを見渡していると明日香の声がしてきた
「ぴーや!」「ひどいよ」「耳、耳!」「ぴーやどこ見てんの」
「こっちだよ!」
指原は剣を落とすと頭を抱えてうつ伏せになった
「もう…やめて」

「ぴーや、どうしたの?」「具合悪いの」「ぴーや」「ぴーや? ぴーや、ぴーや、ぴーや、大丈夫?ぴーや、ぴーや、ぴーや、起きて!ぴーや、ぴーや」

「もう…やめてくれ…」
すると明日香達は走るのを辞めて全員が
指原に向いた
それを見て指原は少し安堵したのか
落ち着いていた
すると明日香が1人指原に向かって迫ってきた
明日香は指原の耳元でつぶやいた
「迎えに来たよ…ぴーや…」
指原が横を向くと明日香がニタリッと微笑んだ。

「い、い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

指原の絶叫した声が鳴り響く
それは対岸のレオにも
届いていた

「まずい!」

レオは指原の様子に危険を感じるとすぐに指原の方に兵を連れて向かった

「もう…やめてください…お願いします…お願いします…」
指原は青ざめ体は震えていた
「この辺でいいかな?」

明日香は立ち上がって指原に手をかけようとした時だった
突然明日香の目の前を馬が通りすぎた明日香はびっくりして尻もちをついた
明日香は起き上がると指原が
いなくなっていた
「あれ!?」
明日香は周りを見渡していると指原と共に懐かしい人物を見つけた
「レオ!…」
「…………」
そこには指原を前に馬に乗せていたレオがいた

明日香はレオを睨みつけていたが、
明日香の兵士が迫っていたため
レオは無言ですぐに引き返した

明日香は舌打ちをして悔しがっていた
「後もう少し…だったのに」
「とりあえず、ぴーやは痛めつけたし、今は引こう」
明日香はそう言うと川を後にした




「全員戦いながらゆっくり退却してください」
レオはそう言うと各部隊に伝令を送ると

戦意を喪失した指原を兵に後方移送させた

定位置に戻り退却の様子を伺いながら
弓を利用して援護射撃しながら
各部隊は退却をはじめた

右翼から兵が下がりはじめたそれを見て敵側も攻撃をしなかった

味方は全員退却するのを見て
レオは兵と共に最後に下がりはじめた。

本陣につくとレオはあきちゃに報告をおこなった。
「策は失敗でした」
レオの言葉にあきちゃは黙って頷いたすると二人はある一点に目をやるとそこにはうなされていた指原が横になっていた
「もちくらさんが1人…もちくらさんが2人…もちくらさんがたくさん…ぐへへへ」

それを見て二人は悩み出した
「被害はどう?」
あきちゃはレオに訪ねると
レオは図面に置いてあった駒を一つ取り払った
「指原さんの被害が大きいです。やはり彼女には無理でした」
「僕の過大評価です…すいません」
レオはあきちゃに頭を下げた
「ううん、まだまだこれからっ!元気出そう」
あきちゃはレオを起こすと笑顔で微笑んだ
レオはそれを見て少し安堵していた

「次の作戦のために移動します。」
レオはあきちゃに一礼して
出て行った
「さっしーは任せて!」
あきちゃはレオの後ろを見つめていた

夜明けとともに山を覆っていた霧が晴れてきた明日香はテントの中で準備を整えると外に出た外では既に


各部隊の指揮官が集まっていた


明日香は机に広げられた図面を覗き込んだ図面では明日香の部隊は山を本陣において川の手前に部隊を多く展開していた。


対して敵は川をはさんで対峙するように兵を展開していた。


「やっぱりあきちゃは強いけど頭はイマイチだったな」

明日香は心でつぶやくと思わずクスッと笑ってしまった。


「あきちゃどうやって攻めるか楽しみだよ」


そんなことを考えながら明日香はテントに戻った


「本当に!だいじょうぶなんだよね?」

指原は陣から対岸の明日香の軍をのぞきながら震えていた

「ちょっと黙ってて!」

あきちゃは顔に手をかけながら机の図面とにらめっこしていた

「あきちゃ!よく見てよ!私たちより明らかに多いよね!これ指原の気のせいじゃないよね?」

指原が吠えていると

2人の元にレオが戻っていたレオは斥候として明日香の陣を偵察して帰ってきた

「レオ君!何かわかった?」

あきちゃが尋ねるとレオは図面のある部分に指差した

「ここが、敵の本陣で2人がいます。

「ここ!」

レオの言葉を受けてあきちゃは地図を見る指原も二人の後ろからのぞl着込むようにして見ていた。


「う~んここか?どうしようかなぁ?」あきちゃが悩んでいると

レオもまた手を頬において悩んでいた

「誰かがおとりになってくれないと」

「囮かぁ」

二人は悩んでいたすると二人はあることを思い出したかのように互いに顔を見合わすと

二人の視線は1人に向けられた

「さっしー」

「指原さん」

「「お願いがあるんだけど!、ですが!」」

その声を聞いて指原は戸惑っていた

「えっ!?」

「いや、いやいやいやいやいやいやいやいや、ちょっと待ってくださいよ」

「指原はやっぱり目立たないけど縁の下みたいなぁ」

指原の独り言を聞かずに2人は準備を始めた

「とりあえずさっしーは左でいいよね?」

「そうですね左が一番敵が多いですからね」

2人は指原を無視して会話を続けた

「はぁーわかりましたよやればいいんでしょやれば!」

指原が観念するとあきちゃは指原に兜をかぶせた

「さっしーはやっぱり何でも似合うね!」

「あきちゃー」

指原が呆れていると


「準備できたのでこちらに来てください」

レオが二人に声をかけてきた


三人は互いに机に向かい合い作戦の説明が始まった


「ここが、こうで」  「うんうん!」 「で、指原さんが」 「えっ!」 「1人で、」 「..............................................」


「ということで大丈夫ですか?」


「では、まず小手調べにここを攻めましょう」


それを受けてレオは外に出ると装備を変え始めた


「指原の出番はなさそうだね」

指原は少し安堵していた

「はい!さっしー」

指原が振り向くとあきちゃが槍と盾を渡した

「えっ!?」

「出陣!」

あきちゃは対岸に向かって指差した

「あきちゃは指原を強引に馬に乗せるた

指原は観念したのか

「行ってきます、」

そう言い残して兵を連れてレオとともに進軍ををはじめた


その情報はすぐに明日香たちにも伝わっていた

明日香もまたゆきりんとともに山から状況を見つめていた

「まさか、さっしーがあっち側にいたなんて」

ゆきりんはショックだった

城では確かにそんな兆候があったしかし、指原のことだからうそだと思っていた。

ゆきりんはショックを受けていた

それをみかねて明日香はゆきりんに口を開いた

「ゆきりん!ぴーや捕まえに行こうか?」

「えっ!そんなことできるの?」

「わからない、けどやる価値はあると思うよ」

「やろう!」

「わかった」

明日香はコリンにまだがるとゆきりんもその後ろにのると二人は山を降りて中央の陣に移動した



「あそこは精鋭部隊がそろってるなぁ、」

レオは川の手前で対岸の元いた自分の軍に目をやっていた

それに対して指原は馬上で下を向いたまま動かなかった

「やばい、やばい、絶対死んじゃうよ~」


見かねたレオは指原の下に向かうと声をかけた

「指原さんここでがんばればもう、ヘタレって言われませんよ!」

それを聞いて指原は顔つきが変わった

「本当に!」


「そのためにも行きましょう!」


レオの声を受けて指原は一息つくと下唇を噛み締め右手を上にかざすと前におろした


「かかれ!」


指原の声と共に軍勢は川を渡りはじめたそれに反応して明日香の軍勢も川を渡り始めた


両者は川でぶつかり始めた


「レオ君!指原も行くよ!」

指原はやりを手に川へ突撃していった

「まってください!」

レオは指原のあとを追いかけた
















朝になり目を覚ますと城が騒がしくなっていた
ゆきりんは明日香の所に向かった

ゆきりんが部屋に入ると部屋では会議が行われていた

ゆきりんはそれをみて部屋の隅に座ると終わるのを待っていた
会議が終わるのを見てゆきりんはもっちぃの所に向かった
ゆきりんに気づき明日香は笑顔であいさつを交わした

すると明日香はゆきりんにまた、戦争が始まることをレオがいなくなった事を伝えると部屋に変えるようにさとした

ゆきりんは応じると部屋に戻りカバンから筆を出すと練習をはじめた

何時の間にか時間がたったのか夜がふけていた

すると部屋に明日香が入ってきた
「今から出発するけどくる?」
それを聞いてゆきりんは頷いた二人は一緒にコリンに乗ると城を出た明日香に続いて白銀の鎧の兵士約3万が続いた

明日香は5キロ先の山に陣を構えはじめた

明日香の指示で兵は展開していった
辺りは真っ暗だったが
兵士が火を炊きはじめたおかげで
昼のように辺りは明るくなった

ゆきりんは陣中のテントの中で明日香と一緒にいた

二人は軽い談笑をして他の事については互いに口を閉ざしていた

「敵が現れました!」

兵士の声に明日香はすぐにテントを出たすると
明日香のいる山の先の川の向こう側に
黒い鎧の軍団が現れた
明日香は望遠鏡を使い見渡していると
見慣れた顔を発見した
「あれは!あきちゃ…やっぱり来たね…」

明日香は望遠鏡をしまうと
指令を出して陣を変えた

本陣は変えずに
鶴翼の陣を敷いて構えたまま
朝を迎えた