カイロンは日本ではキロンとも呼ばれ、「傷ついたヒーラー」と言われる小惑星。
土星と天王星の間にあり、1977年に見つかりました。
名前の由来は、ギリシャ神話のケンタウロス族(半獣半神)の賢者・ヒーラー、カイロンからきています。
彼は妖精の母がクロノス神に犯され身ごもった子であり、
しかもクロノスが彼の母に近づくために馬になった時にできた子であるがゆえ、半神半獣の姿で生まれたために母から嫌われ、捨てられてしまいます。
そのカイロンをアポロンとアルテミスが育てたので、知恵あるヒーラー、教師になります。
でも、ケンタウロス族とヘラクレスが戦いになった時、自身が弓を教えたヘラクレスの放った毒のついた弓が膝に命中します。
彼は優れたヒーラーであったものの神であるがゆえに死ねない為に苦しみ続け、ゼウスに頼んで不死の体をプロメテウスに譲り亡くなりました。
自身の体験によりヒーラーや教師としての能力も高くなるものの傷に苦しみ続けざるえない、というアーキタイプがこの神話と占星術のカイロン(キロン)にはあります。
見つかった時期も、1977年という欧米ではスピリチュアルやヒーリングのブームの高まりの時期とも重なり、欧米ではリーディングに使う人が多いようです。
占星術では、心の傷、表現することに困難を覚える等の形で出ます。
ただしカイロンは世代で共通する天体。
なので同世代では同じサイン(星座)。
なのでハウスで読みときます。
もしくは、アスペクトする天体で意味を考えます。
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