ご存じの方も多いと思いますが、
以下の日程で「第42回日韓技術士会議(愛知・名古屋)」
が開催されます。

大会テーマ:「技術士の立場から多様なEnergy戦略を考える」
会 場:ウインクあいち(愛知県産業労働センター)
日 程:2012年10月17日(水)~10月19日(金)

http://www.engineer.or.jp/c_topics/001/001708.html

このイベント中、異色ではありますが、日韓サッカー親善試合があります。
日韓の技術士がサッカーでも交流を深めようというものです。

これは、7年前から行われているらしく、ここ最近は、 日本が3連勝中とのこと。
(通算2勝3敗2引き分けとのこと)

最近負け越している韓国側は必死で勝ちに来るでしょう。しかしこちらも負ける
わけにはいきません。どうせやるなら勝ちたいものです。

サッカー大好きな私は、もちろん親善試合に出場予定です。
(出していただけたらの話ですが・・・)

先日、日本技術士側で事前練習をやったのですが、サッカーのために
全国から20数名が集まり、汗を流しました。
技術だけでなくサッカーに対しても熱い気持ちをもった方々と交流でき
改めて出会いの重要性をしった次第です。

少し本題からはずれますが、
サッカーを通じて韓国技術士と交流できると思うと今から待ち遠しいです。

皆さんもよろしければ、ご参加いただければと思います。
連日、大手電機メーカSH○AP社から大量リストラの報道がされています。『1本足打法』と揶揄されるように液晶事業のみに力を入れすぎたことが原因と言われています。かつては、高品質の代名詞であった『亀○モデル』も今では・・・・。
 
しかし、このような事態は、1990年末~2000年初頭に、私たち技術士は予想できたでしょうか?
 
変わりゆく激動の時代の先を見て、10年先の事業の柱を見抜く能力は、どの会社においても重要なことです。
同じ大手電機メーカのSO○Y社やPA○○SONIC社などは、いち早く方向修正し、多角経営でこの状況を回避しました。現在は、SO○Y社の事業の柱は、金融です。
またもう一つ重要なことは、品質を維持しながらも、常に固定費を下げる努力をしているかどうかです。
 
自動車業界は、震災、タイの洪水、それに輪をかけるような超円高にもかかわらず、ある大手自動車メーカは、連結で年間1000万台生産する報道がされています。
しかし、このような状況においても、自動車業界は有頂天になっている感じがありません。
高度経済成長のころは、『たくさん作り、たくさん売れるから、儲かる。』が通用しました。しかし、低成長あるいは成長が期待できない時代では、こうはいきません。
 
高い収益構造を構築しながら、日本で、最先端のものづくりを可能にする状況を自ら作る
 
私たち、技術士機械部門にはこのような役割があるのではないかと思います。
 
                                       TAKE
先月末に技術士会主催の浜岡原子力発電所の見学会に参加しました。
 
一般では見ることができない原子炉建屋内での原発の定期点検中の様子や
中央制御室、建設中の防波壁を実際に見ることができました。
 
原子炉施設内に入るためには、免許証による本人確認と空港などにあるのと
同じ金属探知装置を通り抜ける必要がありました。
(作業員の方たちはカードと生体認証を行っているようでした。)
 
東海地震による津波対策として、高さ海抜18mの防波壁を総延長約1.6km
に渡って建設中でした。
まだほとんど建てられていませんでしたが、年内完成予定とのことでした。
対策予算は1400億円・・・
 
その後、緊急時に原子炉や使用済み燃料プールを冷やすために高台に設置する
ガスタービン発電機やケーブル、電源盤の増強のため、さらに1年程度の工期延長
が発表されました。
 
とにかく施設の巨大さに圧倒された一日でしたが、非常に貴重な体験ができました。
 
工場見学がちょっとしたブームですが、ワクワク、ドキドキする見学会への参加は・・・
やっぱりやめられません!
 
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 今年3月に技術士試験に合格しました新人です。どうぞ宜しくお願いします。
私は今年の2月から中国上海に赴任してきました。ようやく半年が過ぎ、初めての単身赴任も何とか板がついてきたところです。
折角中国にいるのですから中国の今をお伝えすることが、皆様にも興味を持ってもらえるのではと思い書かせて頂きたいと思っています。
残念ながら中国ではネット制限がかかっていて皆様のプログを読むことができませんでした。たぶんVPN(Virtual Private Network)を構築すれば見ることができると思うのですが、その辺りの技術に詳しい方がいらっしゃいましたらご教示頂けますとありがたく思います。
技術に関する話とは少し離れますが、今回はブランドについて書いてみます。ブランド力とは企業がもっている一つの資産で、企業はブランド力を作りあげるために長い年月とコストを投資することになります。
消費者は○○(会社の名前)製の製品ならば、品質も安定しているだろうと考えます。ブランド力はその会社の持つ価値として具体的な金額で評価されることもあります。
例えば、コカコーラは360億ドル、マルボロは330億ドルのブランド価値があると評価されているそうです。
つい先日、こちらの英字新聞であるChina Dailyに、中国人の好きなブランドについての記事がありました。中国人が好きなブランドトップ10はすべて外国ブランドに占められています。
その中で日本企業は、4位にソニー、7位にパナソニック、9位にキャノンと奮闘していますが、全体的には他のアジア地域と比べると日本よりアップルやシャネルなど欧米ブランドの方が好きなお国柄ということになりそうです。
2週間ほど前ですが、上海のテレビ塔近くにあるアップルストアに行きましたが、入場制限をしていてお店に入るのに30分くらい並びました。
一方、前回の調査ではトップ20に入っていた中国の会社は軒並みランクを大きく落としています。20位以内に入っているのは、とある製薬会社(漢方)が11位、食品会社が14位、電気メーカのハイアール社が15位の3社だけです。
この理由としては、中国人も富裕層(億万長者が2千万人を超したという記事も以前載っていました)が増えて生活に余裕ができたことと、中国ブランドに対しての不信感も大きいようです。
電気製品でいえば、中国ブランドは外国製をコピーしているだけでアイデアや想像性が無く、デザインや技術にもオリジナリティーを感じないといった感想が掲載されていました。またなぜ外国製のファッションを選ぶ女性の声からは、中国アパレルは品質やサービスが劣っており、顧客の要求を取り入れていないという厳しいコメントもありました。
アップルやネッスル、P&Gなどのような欧米企業は明確な戦略で、中国国内のブランド力構築に力を入れているようです。日本の企業は、どちらかというと自分たちの技術力や品質で勝負しがちですが、もう少し企業イメージ力を前面に押し出してもいいいのせはないでしょうか。
にせもの天国といわれている中国も、経済力の発展とともに中国人消費者の目は少しずつ変わってきている潮の変わりめではないかと思います。日本企業もこのような変化をチャンスととらえてブランド力にもっと注力して、中国でのビジネス、もの作りを何とか成功していってもらいたいものです。
次回は、台湾企業の中国進出について話をしようと思っていますが、何か皆様が興味あるようなテーマがあれば、コメントを頂けるとありがたく思います。
 
最も認知されているブランド(出典元:Campaign Asia-Pacific and Nielsen
ランク  中国国内       アジア全域
1    アップル        ソニー
2    ネッスル        サムソン
3    シャネル        パナソニック
4    ソニー         LG
5    サムソン        キャノン
6    ユニープレシデント  アップル
7    パナソニック      ヒューレットパッカード
8    ナイキ         グーグル
9    キャノン        ネッスル
10   スターバックス     ナイキ
原子力爆弾投下後の広島を題材にした漫画”はだしのゲン”
 
小学生の頃に読んで強烈な印象が残っていますが、先日たまたま図書館で見かけ
て手に取りました。
 
パラパラと見ただけでも、目を背けたくなるような場面が目に付きました。
 
著者の中沢啓治氏は実際、小学1年生の時に爆心地から1kmほど離れた地点で
被爆して、父親と姉、弟を亡くされているとのことです。
 
被爆直後の悲惨な状況は漫画の中でもかなり強烈ですが、実際はもっとすごい
状態だったようです。
 
漫画では子供たちも読むことができるように、セーブしてきれいな表現にしたとの
ことです。
 
それでも十分すごい内容ですが・・・
 
まだ完結していないようですが、この夏もう一度この漫画を読み直してみようかと
思います。
 
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私の足元にセミがあります。
鳴かないので、想像してみました。
 
 
み~~ん、み~~ん、み~~ん
長い間、地中にいたんだゼ!
 
み~~ん、み~~ん、み~~ん
力、蓄えてきたんだゼ!
 
み~~ん、み~~ん、み~~ん
アツいゼ!
ガンガンやったぜ!
 
 
。。。。スギちゃん?
 
 
 
 
 
平成24年度技術士2次試験、どうだったでしょうか。
受験された方の中には、上のセミのような心境の方もいらっしゃることでしょう。
必須問題は2問とも、誰にとっても非常に身近に感じていることから出題されていると思いました。
現在の状況を考えると、技術者全員に問われている「問題」であると考えます。
 
また、掲示していたグラフ、文章は非常に示唆に富む内容だと思います。
出典を入手して読んでみようと思います。

 

受験された方、お疲れ様でした。
お盆休みはゆっくりと体を休めて、体験論文作成のための鋭気を養ってください。
 
 
 
 
 
 
さて、足元の死骸を片付けるか!
 
 
 
 

 
先日、初めて富士山へ登りました。

山小屋もあり、登山道は岩肌むき出しなものの整備されており、
初心者にとっても (肉体的にはつらいですが) 楽に登ることができました。

登りながら感じたのですが、
登山道がなければ私には登頂は不可能で
先人の苦労と努力の甲斐あって築きあげられた
登山道があることのありがたさを痛感しました。


技術開発も山登りに通ずるものがあります。

壮大な開発目標が掲げられ、
誰も到達したことがない、誰も到達する術すらわからない
そんな状態でゴールを目指さなければなりません。


開発をゴールに導くためには

・全体を見通した計画を立てること
・マイルストーンを置く
・ある期間毎にチェックし軌道修正する

ことが重要だと考えます。


言葉で言うのは簡単ですが、
いざやるとなると、すぐに横道にそれてしまったり、
他人(他社の動向など)の道が良さそうに見えたり、
簡単そうに見えた道が実は棘の道であったり
と一筋縄にはいかないものです。


開発が壁にぶちあたると諦めムードが漂うこともありますが、
技術士には絶対に諦めず、リーダーシップをとって指揮を高め、
技術的な指針を打ち立て、ゴールに向かって光を指し示す責務が
あると思います。山岳ガイドみたいなものですね。

開発が成功した暁には「自分が通った後に道ができたんだ!」と
胸を張って言いたいものです。


さて今週末は技術士2次試験。
受験生の皆様、最後まで諦めず、合格を勝ち取って下さい!

私は、平成23年度 技術士第二次試験筆記試験を受けた者です。
去年の今頃、筆記試験の練習をしたり、最終の知識の詰め込みを実施していたことを思い出します。
 
ここまで来たら、以下を心がけることだと思います。
・集中力を高める
・体調維持(よく寝て、よく食べる)
・イメージ(試験中の)
 
試験当日は、なるべく早く会場へ到着し、心を落ち着けることが重要です。
また、暑い時期なので暑さ対策はもちろんのこと、エアコンによる寒さ対策をしておくことをお勧めします。
私が受けた会場では噴出し口近くでは寒くて、上着を羽織っている方もいました。
 
筆記試験では、日頃頑張って業務されていることを存分に発揮して、表現してください。
技術士であるという目線で書くとよいと思います。
 
以上
世界で最も高速なコンピュータシステムランキングで、2011年6月、2011年11月と
世界第1位を2期連続で獲得したスーパーコンピュータ「京」。
 
このスーパーコンピュータ「京」の一部展示モデルを見学してきました!
 
計算性能は10ペタフロップス、1秒間に足し算や掛け算などを1京回(=10,000兆回)行う
ということです。
 
スーパーコンピュータ「京」は写真のシステムラック864個で構成したもの!
 
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特に興味深かったのは・・・
1)システムラックの高さは2mほどで、その中に電源ユニット(PSU)、空調ファン、
  システム制御機構(SP)を搭載している。
2)1ラックあたり102CPUで、1CPU当たり128GFLOPSの能力とのこと。
3)発熱対策は銅管による水冷方式。
4)連続可動時間は28時間で、これもスーパーコンピュータとしては世界一といえる。
 
「京」で期待される主な成果としては・・・
1)予測する生命科学、医療及び創薬基盤
2)新物質、エネルギーの創成
3)防災・減災に資する地球変動予測
4)次世代ものづくり
5)物質と宇宙の起源と構造
 
現在理化学研究所にある「京」は、全体の動作確認を終了し、今年秋から本格的に稼働するようです。
 
今後「京」本体の一般公開もされます・・・機会があれば見たい!
プリンテッドエレクトロニクスという技術をご存知でしょうか?

プリンテッドエレクトロニクス技術は、印刷技術を駆使してディスプレイやセンサーなどの大面積なデバイスやフレキシブルなデバイスを実現できる技術です。
まだまだこれからの技術ですが、この技術が現実的になれば、持ち運ぶ時は巻いて
必要な時だけ広げるディスプレイや、腕時計形のスマートフォンなど、夢が広がる
技術が可能になります。
 
今はインクメーカが導電性インクや機能性インクをこぞって開発中です。
半導体産業に代わる基幹産業にもなりうる技術ですが、韓国が標準化に向けて国をあげて取り組み中です。
積極的な国際社会への提案の結果、昨年には韓国が国際標準の制定(IEC TC119)
に向けた取り組みの幹事国になりました。
 
DRAMメモリ、DVD、液晶、太陽光発電パネルなど、日本が技術優位性を持ちながら
競争優位性を保つことができず、海外メーカにシェアを奪われた技術が多く存在します。(´_`。)

プリンテッドエレクトロニクス技術は、同じ道を歩まぬように、国内に技術優位も競争優位も維持できる技術となることを期待しています。
そのためにはオープン・クローズ戦略を有効的に実施することが重要と考えます。
 
現在のプリンテッドエレクトロニクスの問題の一つは、現時点でキラリと光るキラーアプリが存在しないことです。
一つのアプリケーションが起爆剤となって、技術が加速度的に進むことが期待できます。
こんな技術で国内の産業と生活が活性化することを願っています。