富山の30代機械部門技術士のK・Iです。
今日は私がなぜ技術士になろうと思ったのか,その身の上話を語りながら
今年度技術士2次受験者並びに技術士を今後目指される方の
モチベーションに繋げていただけたらと思います。
私は、東証一部上場企業倒産寸前のため
仕方なく会社を辞めました。
そして,当時も大不況真最中でありやむなく派遣会社で1年間業務を
行いながらやっと次の従業員15名の小さい会社への就職先を見つけました。
これは今から遡ること12年前のことです。
しかし、従業員15名の会社の規模が小さくなった私は、
非常に元請会社の社員に馬鹿にされ、
いつもこんにゃろ~とハングリー+悲観的になって
行きました。(人間不信)
そんな時に出会ったのが、技術士のお師匠様です。
そして私は、この「こんにゃろ~の精神」で
我武者羅に技術士の魔力に取り付かれました。(馬鹿にされてなるもんか)
その中で、私はすばらしい師匠とネッペという仲間ができました。
私は長い長い寄り道をしました。しかしこの長い勉強時間と
師匠のご指導そして講師陣、受験仲間のおかげで、
こんにゃろ~の精神から自分を高める精神へ
この機械部門技術士というキーワードのもとで
いつのまにか変化を遂げていたように感じます。
最初に私に技術士の師匠が言われました、
「このままでは便利な設計者で終わりますよ。だから、
技術士受験を決意されたのですね。俺、こういうの好きだな。」と。
そして、技術士試験合格という第一関門をようやく昨年3月に突破できました。
技術士となり、今まで馬鹿にした態度をとっていた、元請殿社員が一変、
敬語に変わりました。
回りには高貴に映ったようですが、未だに私にはまだ
スタートラインにいるという感覚です。
技術士合格は,私が、技術士として
「自分を高める精神」という,メタモルフォーゼを追求できる精神論へのターニングポイントでもありました。
その中で、弱小企業へ転職して10年、
私の周りに技術士が一人もいないのもあるのかもしれませんが、
自分のコンプレックスを克服し、更に前進できたような気がします。
そして,今年4月,私は再び東証一部上場企業への転職を果たしました。
業界は全く変わりませんが,心の底に描いていた自分の一番やりたい業務。
すなわちこの業界のトップ事象に立ち技術の根底を決めることができる世界への躍進であり,
グローバルに活躍できるエンジニアへの第一歩を踏み出すことができました。
入社して否や東証一部上場企業の課長代理からのスタートです。
ただ、結論として感じているのは、自分が変われば
回りも変わるということです。
「自分を高める精神」
今後は「こんにゃろ~の精神」に変わる第2のキーワードです。
受験生の皆さん,そして今後技術士を目指される皆さん。
自己実現のため,今は苦しいかもしれませんが頑張ってください。
きっかけはなんでもいいんです。それで自分を高めることができ
そして変われるのですから。