先日、初めて富士山へ登りました。
山小屋もあり、登山道は岩肌むき出しなものの整備されており、
初心者にとっても (肉体的にはつらいですが) 楽に登ることができました。
登りながら感じたのですが、
登山道がなければ私には登頂は不可能で
先人の苦労と努力の甲斐あって築きあげられた
登山道があることのありがたさを痛感しました。
技術開発も山登りに通ずるものがあります。
壮大な開発目標が掲げられ、
誰も到達したことがない、誰も到達する術すらわからない
そんな状態でゴールを目指さなければなりません。
開発をゴールに導くためには
・全体を見通した計画を立てること
・マイルストーンを置く
・ある期間毎にチェックし軌道修正する
ことが重要だと考えます。
言葉で言うのは簡単ですが、
いざやるとなると、すぐに横道にそれてしまったり、
他人(他社の動向など)の道が良さそうに見えたり、
簡単そうに見えた道が実は棘の道であったり
と一筋縄にはいかないものです。
開発が壁にぶちあたると諦めムードが漂うこともありますが、
技術士には絶対に諦めず、リーダーシップをとって指揮を高め、
技術的な指針を打ち立て、ゴールに向かって光を指し示す責務が
あると思います。山岳ガイドみたいなものですね。
開発が成功した暁には「自分が通った後に道ができたんだ!」と
胸を張って言いたいものです。
さて今週末は技術士2次試験。
受験生の皆様、最後まで諦めず、合格を勝ち取って下さい!