Vol 951
加古川のオーダーメイドサロン
フェリーチェで全国にステキな旦那様
通称「ステ旦」を増やしている
おおやなるひこです
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
以前買ったけど読んでなかった本が
ふと目に入って来た
2,3年前、PTAの人権教育の
講演会でPTAとして駆り出された時の
講師として来られていた土田光子氏の本
この方は、いわゆる学級崩壊状態の
中学校の現場で、家庭環境になんらかの
問題がある子で、一般的な教師が
敬遠してしまいがちな問題児一人ひとりに
真摯に向き合い絆を育んできた人
声もハスキーで肝っ玉のすわった
大阪の元気なおばちゃんって感じ
人情味があり、魅力的な人だったの
帰りの書籍販売で本を購入してみた
【子どもを見る眼】
この本は土田さん自身の
教員として生徒と接してきた
エピソードの紹介を中心に
「えーーー、こういう不良少年には
こんな対応取って、
コミュニケーションとるんや👀」
「子どもの表面だけ見て接してても
関係は改善されないな。
問題行動の裏にある本質はなんだろう?」
という視点が養われる
そして、この本は担任を持つ
学校教育現場の教師向けに書いた本だが
私はこれを読んでいて
「先生」というキーワードを
「親」「大人」に置き換えれる
と感じながら読んでいた
【第一歩は「どうしたの?」】
教師から見て生徒が問題ある行動
(遅刻・校則違反・荒れるなど)を
起こした時の対応
まずはその行為を責めがち
「なんで遅刻したんや!」と
しかし、第一歩は「どうしたの?」
と子供が問題行動を起こす真の原因を探る
【どうしたの?次は「そうやったんか」=受容】
第一キーワード「どうしたの?」に続く
第二のキーワードは「そうやったんか」
その言葉続く
「知らんかったわ」
「ようゆうてくれたな」
という相手の存在そのものを
まるっこ受け入れる「受容」である
【最後は「で、どうする?」】
第二の「そうやったんか」という受容で、
受け入れるだけで終わっても無責任だ
その子自身が今の自分の状況を
いかに主体的に受け入れ、
そこからどう生きていくか?
その上で仲間が支援できることがあるか?
など現状の問題が良い方向に進むために
知恵を出し合い、助け合う
例えば家庭が片親で子供自身も苦労してる
境遇で親の帰りが遅く、ご飯も毎晩遅いため
遅刻が常習化してしまった生徒
その子に「そうやったんか」
と受容・同情だけしていても
状況は改善しない
そこで、一歩歩み出すための
第三のキーワードは
「で、どうする?」が登場する
遅刻する生徒に対しては
「じゃあ、私がモーニングコールしたる」
とか
「おかんがスナックで毎日夜中2時に
帰ってくるんやったら、起きて待っとらんと
1:30に目覚ましならしとき」
とか
「学校行くときに家に立ち寄ったるから
一緒に通学しよ」とか
生徒同士でそういう助け合いの
アイデアがどんどん生まれる環境づくりにする
そのことで、ただ何度も遅刻して
心を閉ざしていた生徒が
どんどん打ち解けていく
【子どもと接する時の7つの原則】
私が意識している子供と接するときの
7つの原則
尊敬
尊重
傾聴
受容
交渉
信頼
支援
目次を見ているだけでも
土田先生はこの7つの原則を
網羅している
がみがみ言わず、
せめない
罰を与えず
批判せず
脅さず
目先の褒美でつらない
これら6つの禁止事項も意識しつつ
最後に先生に書いてもらったキーワード
「子どもを信じきる力」
この力を親として、大人として
養いたいと思う
それでは今日も一日明るく前向きに参りましょう(^^)