2017年に初めて観て、すっかりハマってしまった文楽
これまでに観た演目のリンクが最後にあります。(淡路人形浄瑠璃も含みます)
2003年にユネスコにより「人類の口承及び無形遺産に関する傑作」と指定され、2008年に「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に記載されました。
でも、純粋に楽しいので、格式高い伝統芸能と思って二の足を踏むのではなく、ぜひたくさんの人に観てもらいたいと思います
と言うことで、私が大阪の国立文楽劇場で観劇しての感想などをつらつら述べたいと思います!
行ってみるまでは私も敷居が高いと思っていましたが、行ってみたらそんなでもなかったです。
まぁ、確かに年配の方が多いですし、お着物の方もちょいちょいおられますし、幕間に博識を披露している方もおられますが、若めの人もいますし、Gパンなどカジュアルな服装の人もいますし、肩肘張る必要はありません。
言葉はもちろんやや古めなので、聞き慣れない言葉もありますが、舞台上方に字幕が出ますし、パンフレットに床本(台本と言ってよいのかな?)が付いているので大丈夫。
個人的には、字幕を見始めると字幕を見続けてしまうので、事前にパンフレットを読んで粗筋を頭に入れて、極力、字幕を見ないようにしています。
とは言え、所詮は日本語なので、そんなに心配することはないと思いますよ
因みに、字幕を見たいのであれば、中央の通路より後ろに座る方が、字幕は見やすいと思います。
舞台上で文楽人形を操るのが人形遣いさんたちで、大きいと3人がかり、小さいと1人で操ります。
いつも不思議なのが、人形遣いさんは全くの無表情なのに、文楽人形はとても感情豊かで、どちらが操っているのか分からなくなるほどです。
また、人形遣いさんが持った状態で死んでいる時は、死体役の人間のようで、まだ生きていると感じますが、人形遣いさんが手を離した途端に完全にモノになるところは、もう感動的です!
文楽人形の迫力を間近に感じたいならば、やはり前方のお席がオススメです。
たまたますごく前の席を取った時に、たまたま目の前でキメの動きを見て、そのど迫力にめっちゃテンション上がりました
舞台の端っこの方(床と言うらしい)で唄うというか詠むというか、声を出している人が太夫さんです。
落語のように、1人でナレーションと老若男女何人もを語り分けたり、複数で分担していたりと、場面によって色々なパターンがあるみたいです。
先程の人形遣いさんが無表情だったのに対し、太夫さんは声だけでなく表情も豊かで、時々ちょっと面白いくらい
落語と違って身体はほとんど動かさないのですが、身体を動かすのは文楽人形ということなのかしら?
あと、この間、気づいたのですが、床の上部にも床みたいな場所があって、本当にナレーションみたいな語りだけの時は、そこで語られることもあるようです。
太夫さんの隣に並んでいるのが三味線さんで、箏を弾く人が座っていることもあります。
三味線さんも無表情ですが、代わりに、音色がとても表情豊かで、太夫さんの語りを盛り上げます。
因みに、舞台に向かって右寄りの中央辺りのお席であれば、三味線さんの手元がよく見えるかもしれません。
そうそう、あとお値段ですが、有名なミュージカルを観るよりも断然!!!お安いです。
安すぎて、正直、ちょっとびっくりしました
更に、当日券のみになるようですが、一部の演目のみを観るタイプのチケットもあるようです。
たとえば、有名な場面だけ観たいとか、予定があってフルで観ることができないとか、そういう時に活用するという手もあるかもです。
ここまで読んでくださったアナタには特に、まずは一度、ご覧いただきたいです
百聞は一見にしかず、ぜひぜひ劇場にお運びくださいマセ
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