2017.3.25UMEDA BUNRAKU「義経千本桜 川連法眼館之段」を観てきました( ´ ` )ノ


初めての文楽、第1部はABCアナウンサーと作家 有栖川有栖のトークショーに、技芸員さんたち(太夫と人形遣い)も加わって、楽しい30分でした。

技芸員さんたちのお名前は

太夫 豊竹希太夫

人形遣い 吉田玉誉、吉田簑之、吉田玉延

だったと思います。

パンフレットを見ると、この他の人も含めて皆さんお若くて、多くは年下だったことにびっくりです(⌒-⌒; )

トークショーでは大笑いしながら、現代っ子の静御前や、普通は見ることのない人形なしの人形遣いの動きも拝見し、いい感じに肩の力が抜けました(*^_^*)

因みに「現代っ子の静御前」とは、彼氏の有栖クンと花火を見に来て、友だちとスマホで話し、彼氏と自分の自撮り写真を友だちに送る…という一連の動きでした。


2部の冒頭は「義経千本桜」の「川連法眼館之段」の簡単なあらすじを映像で。

キャラクターが動き、最近のバラエティ番組みたいに文字も入り、現代語で軽妙にあらすじが説明されるので、とても分かりやすかったです。

そして、第1部でも話題に出ていた通り、オーバーな動きが面白い!

背中を地面につけて手足をジタバタなんて、子どもでも見たことない(⌒-⌒; )

嬉しさ絶頂の時も、本気で飛び跳ねてるし。

有栖川有栖が「実際以上に真実味がある」というようなことを言っていた意味がよ~く分かりました!


余談になりますが、有栖川有栖が「文楽は文化系の頂点」「文楽は文化系の華」と言っておられましたが、

文楽は日本や中国の古典や歴史、地理、文化や風俗といった教養はもちろん、政治批判や最近話題のゴシップネタまで、本当に幅広く扱っています。

それを、江戸時代の町民たちが観ていたんだと思うと、単なる識字率以上の博識ぶりに驚かされます。

ちょっと違いますが、算額は農民の間でも流行っていたようですし、武士が藩校に行くのはもちろん、庶民の寺子屋も発達していたようですし、本当にすごい。

私も有名な作品から、ちょいちょい文楽を嗜もうと思った次第です(*^_^*)


前に読んだ三浦しをん「あやつられ文楽鑑賞」と仏果を得ず」、オススメです(^-^)


珍しく、写真を撮ることができました!
満開の枝垂れ桜が全面に描かれ、木の根元に白い狐が1匹、ちょこんと座っています。
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