986年(寛和2年)6月18日、清少納言は、藤原済時の小白河殿で営まれた法華八講を聴聞します。
『枕草子』には・・・
のちに関白となる藤原道隆や藤原義懐が素晴らしかったことや、義懐と清少納言が言葉を交わしたことなどが記されています。
それから5日後の6月23日、花山天皇が元慶寺で出家(寛和の変)。
花山天皇のもとで権勢を奮っていた藤原義懐も出家しています。
白河院は、藤原良房の別荘「白河殿」が始まり。
白河殿は摂関家嫡流に継承され、藤原道長も所有。
藤原済時や藤原公任も白河に別業を設け「小白河殿」と呼ばれていたようです。