平成29年5月にクリニックを開業し、
今後、嘱託産業医をお引き受けできるようにと、
7月31日から8月5日までの6日間、
福岡県北九州市にある産業医科大学において、
産業医学基礎研修会夏期集中講座を受講してきました。
8月5日の最終日は午前で講義が終了し、
希望者は14:00~15:00に
産業衛生学会 産業衛生専攻医資格認定試験を受験しました。
受験会場には約30人ほどの受験生がいらっしゃいました。
「飛行機までの時間が少しあるし、
しっかり講習していれば合格できるかも・・・」という
少し軽い気持ちで受験することにしました。
受験費用は10000円。
試験時間は60分で、回答は〇×式。合格点は100問出題で70点以上。
30分を過ぎると退室可能です。
講義内容の中からほとんど出題されていました。
合格点の自信はありませんでしたが、
講義内容からはっきりわかるところも多く、
30分以内にすべて回答を終えました。
飛行機の時間も迫っていて、
何度読み返してもわからないものはわからないので、
30分きっかりで退室しました。
翌週の火曜日にはメールで合格通知が届きました。
受験前はあまり資格の詳細がうまく理解できなかったのですが、
産業衛生専攻医は指導医のもとで実務研修を受け、
週1日フルタイムの実務で1年間研修した場合を1単位とし、
さらに補助単位として、
①学会出席 0.2単位/回
但し、これらの補助単位は1年間で取得できるのは2単位までです。
これらの単位を合計9単位取得すると
専門医資格認定試験を受験できます。
週1回半日の嘱託産業医であれば、
実務単位 0.5単位+補助単位2単位=2.5単位/1年ですから
4年で専門医資格試験認定試験を受験できます。
研修施設は、産業衛生教育・情報提供型施設の指導医が認めたところであれば、
現在嘱託産業医として勤務している事業所を研修協力施設として登録できるので、
週半日勤務の嘱託産業医でもなんとか専門医取得は可能です。
以前もお話した「専門医貧乏」にならないように、
これからクリニックの仕事に影響しない範囲で専攻医としての研修が可能か、
専門医を取得するメリットがどのようなものがあるか、
しばらく考えて結論を出していこうと思います。